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書窓/クレアン社長・薗田綾子氏「意志高める『アクション・バイアス』」

 『アクション・バイアス』は、訳者の野田智義さん(アイ・エス・エル理事長)から「前書きと後書きから読むように」と薦められ、その通りにページを開いた。野田さんが書いた前書きは、冒頭から「日本最大の問題は不真面目な優等生の増殖」と言い切っている。リーダー育成に力を注ぐ野田さんらしさが表れている。

 「不真面目な優等生」とはそつなく仕事をこなす人材だ。優秀だが、他にできることがあっても動かない。野田さんは潜在能力を引き出そうとしないから「不真面目」と断じる。今、社会に求められるのは「真面目な不良」。当たり前をうのみにせず、上司の指示にも疑問を持つようなやっかい者たちだ。だが、日本の社会や組織を元気にするために大切な存在という。

 本書は組織戦略論の権威であるスマントラ・ゴシャール氏(故人)の最後の著書だ。本文では、意志の力によるアクション・バイアス(行動によって物事を成し遂げようとする姿勢)を身に付ける方法が書かれている。私ができることでも、他人はできないことがある。読んだおかげで、その理由を理解できるようになった。

 意志に無条件でコミット(責任を持つ)することを「ルビコン川を渡る」と表現している。渡った瞬間を経験すると自信が付く。仕事で経営者にインタビューをすると、立場も意志力を高めると感じさせられる。

 私は企業のCSR支援の仕事をしている。サステナビリティー(持続可能)関係の本だと、知っていることが書かれているので読んでも答え合わせにしかならない。だから『アクション・バイアス』のような異分野の本、知らない内容が書かれている本を選ぶ。

 常に枕元に10冊、リビングに10冊あり、同時並行で読む。結論が出るまで同じ分野の本を読み続けることがあり、最近は心理学や食の本を何冊も手に取った。未来のことが好きで、将来を予測する本もよく読む。オン・オフの切り替えになる。

【余滴/人柄出る】

 CSR関係の本を読んでいると思っていたので『アクション・バイアス』は意外。経営者との面談で話題になるのだろう。本書を読むとエネルギーや集中力でマネジャーを分類している。薗田さんはどちらも高いから行動力があるのだと気付いた。分野を限定せずに広く、深く読む読書スタイルにも人柄が表れている。

(編集委員・松木喬)

[2016年9月20日]

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