本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > ニュースを見る > 中小企業ニュース

中小企業ニュース


話題の書籍

書窓/DIC常務執行役員・蓮見俊夫氏「数字の潔さに魅せられた『原価計算』」

 一橋大学の講義で使った『原価計算』(岡本清著)を今も大切にしている。うそをつかない数字の潔さに魅せられた、本当に待ち遠しい講義だった。物心ついた時から数字が大好きで、自然と経済学部で経済発展論やマクロ経済を学ぶことを選んだ。実は、原価計算は商学部の講義。数字がたくさん詰まっているなと気になり、わざわざ"越境"して受講していた。

 数字好きに磨きがかかったのは中学生のころ。天気図を作るのが日課で「ハバロフスクは...」と伝えるラジオの天気予報を聴いて気圧や前線を書き込んでいく。数字から現地の気候を思い浮かべ、わくわくしながら仕上げていた。大学時代はよく馬券も買ったが、これも数字が理由。勝ち負けよりも、とにかく数字を並べて予想するのが楽しかった。

 それだけに、就職活動でも「経理がやりたい」と訴え続けた。結果として経理畑が長くなったが、緻密さが求められるまさに天職だったと思う。今も経営数字を見る立場だが、売上高や経費などを瞬時に算出できる専用ソフトは使わない。細かい数字を一つひとつ集め、足したり引いたりするのが自分流。この本と出会い、さらに数字のとりこになった。

 『日本の色を知る』(吉岡幸雄著)も、興味深く読み返すことが多い1冊だ。吉岡さんは源氏物語を彩るような日本古来の色を植物染めで再現する第一人者で、色見本に伝統色もそろえる当社のイベントを通じて親しくなった。京都の工房にもお邪魔したが、感銘を受けた。コーポレートカラーの緑と青に染めてもらったのれんも大事に使っている。

 移動時間のお気に入りは『江戸あきない図譜』(高橋幹夫著)。イラスト付きで、江戸時代に活躍していた物売りたちの姿が生き生きと描かれている。当時は水や果物、野菜を売る人だけではなく、ゴミを買う仕事もあったようだ。戦国武将の話にも目がないが、市井の人たちも自分の生業を持って力強く生きていたところに共感する。

【余滴/課題は予算】

 大型書店では時間をかけて5冊程度を厳選していたが、最近は履歴からオススメを紹介してくれるネット通販が中心。「毎日のように発注してしまう。目下の課題は予算かな」と頭をかく。

 それでも売却するのは忍びないと、あふれた本は会社の貸本コーナーに寄付しているとか。ベッドに寝転んで読む文庫本が楽しみ。(堀田創平)

[2016年9月 5日]

経営に役立つ旬のテーマを特集しています。 J-Net21「特集


次の記事へ

Copyright (C) THE NIKKAN KOGYO SHIMBUN,LTD.日刊工業新聞社がネットワーク上で提供するコンテンツの著作権は、原則として、日刊工業新聞社に帰属します。新聞の著作権と同等です。従いまして、著作権者の承諾なしに、無断で転用することはできません。


このページの先頭へ