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昨年の国際収支、経常黒字6.3倍-原油安・“爆買い”が追い風

 財務省が8日発表した2015年(暦年)の国際収支状況(速報)によると、海外とのモノ、サービス、資金の取引を示す経常収支は16兆6413億円の黒字で、黒字額が前年比約6・3倍と大幅に増加した。原油安・円安に"爆買い"の追い風が重なり、東日本大震災が発生した11年から減り続けていた経常黒字額が5年ぶりに増加に転じた。ただ産業界にとって肝心の輸出は停滞している。16年に経常黒字額が一本調子で増えるかは、この輸出次第といえる。

 15年の貿易・サービス収支は2兆2062億円の赤字ながら、赤字額は前年比83・6%減と大幅に減った。モノの取引を示す貿易収支の赤字額が6434億円と同93・8%減と大幅改善したほか、サービス収支の赤字も1兆5628億円(前年は3兆円超の赤字)と過去最小の赤字にとどまったことによる。

 貿易収支は、輸出が同1・5%増の75兆1773億円と微増ながら、輸入が同10・3%減の75兆8207億円と大幅に減少したことが奏功。輸入は原油が同41・0%減、液化天然ガス(LNG)が同29・5%減で、中でも原油安効果が大きい。

 サービス収支で特徴的なのは、旅行収支が1兆1217億円の黒字と、62年以来53年ぶり黒字化したこと。15年の訪日外国人旅行客が前年比47・1%増の1973万7400人、同旅行客による日本での消費額が同71%増の3兆4771億円といずれも過去最高に達した。円安、ビザ発給要件の緩和、消費税の免税対象の拡大などを受け、中国人観光客による"爆買い"の勢いは依然続いている。

 他方、日本企業が海外で得た利子・配当収入などを示す第一次所得収支は同14・7%増の20兆7767億円の黒字で、黒字額は過去最高。円安によりドル建て収入が円換算後にかさ上げされたことも同収支を押し上げた。

 16年の経常収支見通しについて第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノミストは「原油価格が底入れし、勢いよく上昇していく環境ではない。原油安と対米国輸出の緩やかな増加により、16年も経常黒字の方向は継続するだろう」と指摘。

 ただ足元で旺盛な"爆買い"は「中国の外貨準備高が減っており、勢いの鈍化は避けられない」と見通し、16年の経常黒字が15年比で増えるかは「(米国をはじめ)輸出の動向次第」と分析する。

[2016年2月 9日]

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