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経営!一歩前へ!


心身の健康維持の秘訣

誰にでもできる瞑想でリセットの習慣を

世界的な株価急暴落、かつて例を見ない円高など、企業とビジネスマンを取り巻く経済環境もグローバルな規模で混乱を呈し、いっそうの不確定時代に入りました。こうした状況に会社としてどう対処していくか、全体を見渡す経営陣はもちろんのことですが、各部署の責任者からスタッフまで心身のパワーを全面投入して考え抜かなくてはなりません。

不確定と混乱の時代=健康な心身で荒波を乗り切るために

もう会社は、「勤めていればいい」「時間と課題を過ごしていけばいい」なんて状況でないことは、かねてから言われてきたことではありますが、それがより切実となりました。このようなとき、最も大事なのは、実は経営者をはじめとする会社の構成員全体がいかに心身の健康を維持し、困難な課題にも前向きに知恵と力を発揮できるかということでしょう。

しかし、労働衛生の分野では「心身の病」が蔓延しつつあることが指摘され、ビジネスマンの6割が軽度の心身症になりかかっているのではとの懸念をする議論まで現われています。心身の健康を損なうことは、本人にとって第一に不幸なことで、会社としても万全のサポートをしなければなりませんが、同時に会社の力を損なわないためにも予防的措置をひとりひとりのみなさんに可能な限り、行なってもらわなくてはならないでしょう。

そうした心身の健康維持の秘訣について、様々な方法論でとりあげた本が書店で売られています。私は、誰でも関心さえもてれば、すぐに実践に踏み出せるものとして、藤井義彦さんが提案している1日20分程度の瞑想習慣についてお話したいと思います。

自分を浄化し本来の能力を引き出す瞑想

藤井義彦さんは、鐘紡株式会社勤務を経て外資系会社代表取締役に就任。現在は、エグゼクティブ・コーチ&コンサル会社であるガンガー総合研究所の代表取締役として活躍されています。

藤井さん自身は、鐘紡勤務時代から長年瞑想を習慣にされてきましたが、意志力不要で気負いとか決心をせずに、自然体で入れる瞑想は、体ひとつで始められるうえに効果が高く万人に勧めたいそうです。藤井さんは、著書の「はじめに」で瞑想の効用をこう述べています。

「まずストレスを解消する。ストレスのせいで発揮できなかった能力が目覚めてくる。集中力が向上し、創造力が増してくる。アイデアが浮かぶ。人間関係がよくなる。そして運がよくなる」

最後の「運がよくなる」については、「本当かな?」と思われる方もあるかもしれませんが、要するに瞑想を通じて前向きで健全な姿勢をつねに維持することにより、良好な人間関係がまわりに生まれ、結果としてそれに仕事面、生活面で助けられるという合理的な筋道が開かれるということなのです。

藤井さんは、毎日1回につき20分間程度の瞑想を、理想としては日に2回行なうことを提案しています。これも必ずしも縛られずに忙しい人は週末だけ行なうとか、日に1回でやっていく、20分にとらわれず10分とかでもよいという柔軟な姿勢で努力せずに取り組むことが肝心だといいます。

瞑想は、宗教的なマントラとか、自分が安定的で明るいイメージを持ちやすい言葉(キーワード)を唱えながら、静かに背筋を伸ばして座り、呼吸を整えていくだけで出来るそうです。詳しいやり方は、ぜひ本を見て欲しいのですが、何も難しいところはありません。

疲れを「全消去」する瞑想

みなさんは、よく眠れなかったり、睡眠をとっているのに翌朝疲れが残ったりといったことを経験されていませんか。藤井さんは、毎朝、ストレッチと組み合わせて瞑想されているのですが、瞑想で得られるリラックスにより仮に睡眠不足であっても、疲れをほぼ「全消去」できると説かれています。

瞑想が疲れをとるというのは、体内に取り込んだストレスを整えた呼吸とリラックスで体の外に出し、緊張をとりのぞくからです。藤井さんは、こう述べます。
 「毎朝20分間の瞑想は、寝不足気味の体に深いリラックスをもたらし、一日の活力を与えてくれた。夜にも瞑想ができれば、その日の緊張を取り除くことができ、楽に眠りにつくことができた」(22ページ)

このようなリラックスによりストレスを溜め込まず、緊張をほぐすことができれば、心身の病を予防し、同時にストレスで妨げられていた前向きの思考が取り戻せ、心全体の力が向上するといいます。このことにより、仕事面でも能力の向上が期待でき、「心の力がビジネスでも力を発揮する」のです。

こうなると、自分の周囲を落ち着いて見回しながら、安定的な人間関係を取り結べます。その効用は、次のようなことからもたらされると、藤井さんは説いています。
 「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えることができる。まずは自分自身が心と体の余裕を取り戻し、ゆとりを持って人と接する力を回復することだ。そうすることで良好な人間関係を築く。・・・このようなプロセスを経て、人生はいいほうへと変わっていくのである。人はそれを幸運と呼ぶかもしれないが、自分にとっては必然なのである」(31ページ)

リセットによる発想の転換を引き出す――「瞑想生活」のすすめ

藤井さんは、著書の中でゴルフなどのスポーツや仕事の場面における瞑想的要素の効用を縦横に語られています。勝負の中のプレッシャーで偏りがちな思考や心の平衡を取り戻すための、短い瞑想的時間。これは、呼吸を整えることで行ないますが、そうした力も瞑想を日常習慣にすることで培うことができるのです。

「一歩下がってみる」「急がば回れ」「ひと呼吸おく」といった言葉が、ビジネスの中でも生活の中でも使われますが、正にそうしたことを自分の思考と行動の中に根付かせ、有効な力を発揮させていくのが「瞑想生活」なのでしょう。藤井さんの著書には、「科学的技術」として誰にでも効用が必ず期待でき、無理なく実践できる「瞑想生活」のノウハウが豊富な実例と共に解説されています。少し疑問に思う方も、ぜひ手にとって目を通してほしい本です。

そして、可能なら「瞑想生活」を気負わず実践できればと思います。もちろん、私もその門をくぐってみるつもりです。


掲載日:2010年9月27日

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