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大学編

NO.210
2.7 その他
研究者名 太田 裕治
所属 お茶の水女子大学 生活科学部 人間・環境学科 助教授
研究テーマ 医療並びに福祉の現場で役立つ機器やシステムの開発
概要(文献10)

医療並びに福祉の現場で役立つ機器やシステムの開発

1.高齢化社会を支えるためのGerontechnology

GerontechnologyはオランダのBouma教授によって提唱された考えで,高齢者支援の為の工学技術と定義されている(Gerontology:老年学+technology).我が国は現在,高齢社会へのピークを迎えつつあるが,高齢者が健康で自立した家庭生活を営むことができるように,工学技術を駆使して,社会参加・自立生活を支援する機器の開発が求められている。ここでは,高齢者自身が自立生活を送るために必要な機器,また,介護者の精神的・身体的負担を軽減する機器,インタフェース等に関して研究を行っている。


2.バイオメカニクスとニューロリハビリテーション

バイオメカニクスとは,生体の構造や応答,制御機構を生理学と力学の両面から解析する学問である。生体といっても,細胞レベルから組織・器官,神経・運動系まで幅広い試料を研究対象としている。本研究室では,数年来,国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所と共同で,バイオメカニクスと神経科学を組み合わせた脊髄損傷者用歩行補助装具の研究開発を行っている。


3.温度応答性ポリマーを用いたマイクロマシンデバイス

温度応答性ポリマー(PNIPAAm)を代表とする温度応答性ポリマーは、水素結合性部分を有し,水分子がポリマー鎖のまわりに強く付着し、その結果室温において水に溶解している。しかし、温度を上げると水素結合が切断され、水と相分離し縮んでしまう。このような現象を下限臨界溶解現象といい、このとき相分離を起こす温度を下限臨界溶解温度と呼ぶ。PNIPAAmのこの温度は32℃付近である。本研究ではこのユニークな性質を持つポリマーを使い,薬剤投与,マイクロマシンデバイスなどへの応用を試みている。現在までに,共立薬科大学と共同で,その機械的な特性の解明を目的に,ポリマーをガラス板に固定し,原子間力顕微鏡による観察を行っている。


温度応答性ポリマーの模式図
温度応答性ポリマーの模式図
キーワード 医用工学、福祉工学