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大学編

NO.189
2.3 機能加工 2.3.3 加工剤
研究者名 伊藤 恵啓
所属 信州大学 繊維学部 機能高分子学科 高分子加工・崩壊学 助教授
研究テーマ 分解機能を有する界面活性剤の開発と応用
概要(文献3)

分解機能を有する界面活性剤の開発と応用

合成界面活性剤に代表される両親媒性有機化合物の多くは、分解性、安全性などの点で環境への悪影響が懸念されている。また、製造工程で使用される様々な上記化合物が製品中に残存するために品質や安全性、耐久性が低下することが問題となっており、処理段階におけるこれら添加物の安全かっ迅速な除去法の開発が望まれている。

本研究では、自己分解することにより環境への負荷が低減される「環境低負荷型材料」(1)及び有害有機物質を分解除去する「環境浄化型材料」(2)の開発を目的とする:


(1)「環境低負荷型材料」の開発

これまでに、紫外光(〜250nm)で分解する界面活性剤が汎用活性剤の代替品として使用可能であり、分解性の重合乳化剤として機能することを明らかにした。本年度は、広範囲な応用を目的として、より長波長の紫外光(>280o)で分解可能なアシルベンジル基を有するイオン性界面活性剤、酸加水分解性と光分解性を併せ持つイオン性界面活性剤(図1)を合成し、それらの光反応性を従来型の活性剤と比較検討した。また、上記に関連して、非常に温和な条件で加水分解する新規イオン性界面活性剤を開発した(一例を図1に示す)。また、これらの界面活性剤が抽出・分離用助剤として使用できることが示唆された。


(2)「環境浄化型材料」の開発

界面活性剤水溶液中におけるトリクロロベンゼン(TCB)の光反応を詳細に検討するとともに、TCBの抽出→光分解・低毒化→界面活性剤の再利用のリサイクルが可能であることを明らかにした。

図1.分解性界面活性剤の構造


キーワード 高分子化学(高分子合成,機能性高分子),光化学