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大学編

NO.181
2.3 機能加工 2.3.2 その他の加工
研究者名 高橋 哲也
所属 島根大学 人間生活環境教育講座 教授
研究テーマ 繊維の機能性付与
概要(文献10)

光触媒酸化チタンなどを用いたクリーンな抗菌繊維

光触媒酸化チタン(TiO2)は、光エネルギーを受けて活性を帯び、強い光触媒作用によって活性酸素を発生させる。その酸化作用で表面に付着した微生物を分解するために、抗生物質などとは異なってバクテリアが耐性を持ちにくいなどの利点もある。本研究室では、光触媒酸化チタン/シリカ(SiO2)複合体をレーヨンなどに添加した湿式紡糸の研究を行っている。検討の結果、繊維の物性低下を極力小さくすることが可能になった。さらに、黄色ブドウ球菌や大腸菌を用いて抗菌性評価を行った結果、酸化チタンの粒径や添加量、繊度などの抗菌効果への影響を明らかにした。その他、セルフクリーニング効果や消臭評価も実施し、その効果を確認している。


PP繊維の防汚性に関する研究

被服には、着用中に様々な原因によって汚れが付着する。汚れた衣類には糸間に皮脂などが埋るため、通気性を低下させ、汗も吸収しにくくなる。また、PP繊維は油溶性汚れが付着し易いことも指摘されている。本研究室では、PP繊維の防汚性改良のために、PPにポリジメチルシロキサンやオレイン酸アミドを添加した繊維の作製を行っている。その編物を作製し、水溶性汚れや油溶性汚れのモデル物質を用いて汚染し、防汚性、洗浄性への影響を検討している。さらに、洗濯中の再汚染性や、汚れ物質と繊維の親和性も評価し、明らかにした。


南極でのコラーゲン人工皮膚を利用した紫外線カット繊維に関する曝露研究

フロンガスの放出によって南極上空ではオゾンホールが出現し、紫外線照射量が増加している。 南極の真夏時は、日照時間、雪の照り返し、空気の清浄さにより、赤道直下よりも積算紫外線量が多い。シミやシワといった皮膚障害から、最悪の場合には皮膚癌へと進行。本研究では、危険な紫外線から人体を守るべく、実際に南極での曝露を行い、紫外線カット素材の人工皮膚への防御効果を調べている。このため、南極観測隊により、曝露用架台を設置。紫外線カット素材とコラーゲン人工皮膚などを貼り合わせたサンプルを南極基地で曝露した。コラーゲン人工皮膚を用いることによって紫外線カット素材の効果が有効に評価できた。


キーワード 家政学一般(含衣・住環境)、高分子構造・物性(含繊維)、複合材料・物性