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大学編

NO.138
1.2 繊維製造 1.2.2 バイオファイバー
研究者名 天野 良彦
所属 信州大学 繊維学部 物質工学科 応用有機化学 助教授
研究テーマ セルロース産生微生物による機能性セルロースの創製
概要(文献3)

セルロース合成における高次構造制御

研究目的

セルロースは地球上で最も多く生産される天然ポリマーであるが、その合成機構には未解明な部分も多い。そこで、植物のセルロース合成のモデルケースとして、酢酸菌を用いたセルロース合成メカニズムに関する報告が多数なされてきた。我々は、これまでセルロース合成の報告のない微生物 Asaia Bogorensis がセルロース様の薄膜を生成することを見出した。そこで、このファイバーについてその構造を明らかにすると共に、その合成系に関する研究を開始した。



一年間の研究内容と成果

A. Bogorensisを静置培養すると培養液表面に薄膜を形成した。この薄膜を精製し電子顕微鏡により観察すると、G. xylinus由来のバクテリアセルロースより幅の狭い微細なファイバーが観察された。多段階における精製を経た後FT-IRにより分析を行った結果G. xylinus由来のセルロースと類似のスペクトルが得られた。セルロース合成遺伝子の解析ではPCRにより得られたDNA断片をシークエンスして塩基配列を決定し、推定アミノ酸配列を比較したところ、既知のセルロース合成遺伝子bcsaと57%の相同性が認められた。これらのことからA. Bogorensisは従来のバクテリアセルロースよりさらに微細なセルロースファイバーを生成していることが明らかとなった。

キーワード 生物化学