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大学編

NO.117
 1.1 繊維用高分子 1.1.3 繊維加工用機能性高分子
研究者名 臼井 博明
所属 東京農工大学 大学院共生科学技術研究部 物質機能科学部門 教授
研究テーマ 無溶媒の高分子製膜法・・・高分子の物理蒸着
概要(文献10)

無溶媒の高分子製膜法・・・高分子の物理蒸着

高分子薄膜は従来からコーティングなどの湿式法で形成されているが、有機溶媒が環境負荷となるのみならず、膜の純度が低い、極薄膜の形成や多層膜の形成が困難など、溶媒に起因するさまざまな問題がある。そこで真空中の物理蒸着技術を用い、基板表面での反応を利用して無溶媒で高分子薄膜を形成する手法を開発した。分子間相互作用が小さく、分子量も低い材料は、図(a)に示すように直接蒸着することができる。(b)は2種のモノマーを同時蒸着して重合膜を形成する方法で、ポリイミド、ポリ尿素、π共役高分子などを製膜できる。(c)は単一のモノマーを電子や紫外線で励起して連鎖反応で重合させる手法で、側鎖に機能ユニットを持つ各種ビニル高分子の形成や、フッ素系高分子の製膜に有用である。(d)は開始剤処理を施した基板表面からグラフト的に重合膜を形成する手法で、基板と化学的に結合した安定性の高い高分子膜が得られる。これらの手法により難溶性高分子薄膜の形成や、電子・光機能高分子薄膜の積層が可能となり、高分子薄膜デバイス構築のための新しい技術を提供できる。


参考文献

  1. 臼井博明、“物理蒸着法による高分子の無溶媒製膜技術”、ケミカルエンジニヤリング, Vol. 51, No. 2, pp. 139-144 (2006).
  2. H. Usui, “Polymer Surface Modification and Polymer Coating by Vacuum Technologies”, S. Iwamori Ed., Research Signpost, Kerala, India, pp. 65-84 (2005).
キーワード 薄膜、有機半導体、イオンビーム、高分子蒸着