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公設試験場編

機関名
グループ名
(1-3) 山形県工業技術センター 生活技術部
研究テーマ
(分類)
夏物ニット新素材の開発研究(1 繊維 1.3 繊維改質)
研究者名 向 俊弘、齋藤 洋、山澤 君好
概要

夏物素材である麻は、剛直で伸びが少ないためにケーブル柄や透かし柄などの振柄が編成できなかった。しかし、アルカリによる改質加工を行ったところ、膨潤収縮による撚り定数の増大により伸縮性は増し編成は可能となった。ところが、改質麻は糸では伸縮性が大きいが、編地では編成準備の巻き返しや編成張力により殆ど消滅した。そこで、編地で伸縮機能が発現する加工技術の確立を目的として、麻以外のセルロース系素材である綿、レーヨン編地のアルカリ改質加工技術について検討した。

試料は、綿、レーヨン共に40番双糸を使用し、筒編み機で編成した。加工剤は水酸化ナトリウム水溶液とし、その濃度水準に対する編み地の伸張率、伸張回復率について調べた。その値は、編み地のループ長と密接な関係があるため、各水準の加工後のループ長がほぼ同一となるように編成度目を決定した。その結果、伸張率は綿、レーヨン編地それぞれ加工濃度10%、3%が最も増加した。伸張回復率は、綿、レーヨン編地それぞれ書こう濃度20%、5%が最も増加した。伸張性、伸張回復性ともに有効に発現する加工濃度はそれぞれ20%弱、5%弱と考えられる。

以上の結果より、綿、レーヨン編地の伸縮機能を発現する加工が可能となり、ポリウレタン弾性糸を使用しないセルロース100%の伸縮性製品など、機能性商品バリエーションが増大するものと考えられる。


キーワード 編地、伸縮機能、セルロース、改質加工