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公設研究機関編

NO.505
機関名 財団法人 地球環境産業技術総合研究機構
研究テーマ分類 1.1 繊維用高分子及び機能性高分子 1.1.2 合成系
研究者名 微生物研究グループ 室長 湯川 英明
概要(文献10)

RITEプロセスによるバイオマスからの高効率物質生産

微生物研究グループ研究内容

1.RITEプロセス

微生物細胞を反応槽の中に詰め込んで、まるで“化学触媒”のように利用する方法と言える。このような方式を取ることで、RITEプロセスではコンパクトなリアクター設計が出来るという利点も生まれた。また本研究グループでは、このRITEプロセスに最適な、丈夫で詰め込んでも活性を失わない、かつ優秀な生産能力を誇る「RITE菌」を自然界から単離し、様々な場面での利用に向け、研究開発を進めている。

既に幾つかの有用化学物質では、RITE菌とRITEプロセスの組み合わせで実用化も可能なレベルの高生産性を実現しつつある。


従来のバイオプロセス/新規バイオプロセス


注力研究分野

2.バイオマス利用

植物は無限に降り注ぐクリーンな太陽光エネルギーを使って大気中CO2を取り込み、有機物と酸素に変える。この量は膨大で、毎年、エネルギー換算で人類の年間エネルギー消費量の10倍にも相当する有機物が生産されると言われている。しかし残念ながら、バイオマス資源の経済的に見あう利用法はいまだ開発されておらず、社会全体での利用はあまり進んでいない。本研究室では、バイオマス資源の利用促進のための革新的技術の開発を目指している。既に、RITE菌とRITEプロセスという高効率な物質生産法を開発している。この技術をバイオマス資源の利用に応用することで、バイオマス資源から様々な有用物質を作り出そうとチャレンジしている。具体的には、次のようなテーマにポイントを絞り、経済的有意なバイオマス利用技術の開発を進めている。

  • コハク酸、乳酸生産
  • バイオエタノール
  • バイオ水素生産

このように、従来のバイオプロセスはもとより、化学プロセスに匹敵、さらには凌駕する高効率な「RITEプロセス」が様々な物質生産過程で採用され、それにより環境、エネルギー等の問題が解決される。それがこの研究の目標のひとつである。


環境修復技術

生物機能を利用した環境浄化技術は、高効率・低コストの新技術として近年、注目を集めている。特に、客土や土壌洗浄等、従来の浄化技術では修復が難しい「広範囲・中〜低レベル汚染」の浄化に力を発揮する。九州大学と共同で、有機塩素化合物をターゲットに生物機能を利用した環境浄化技術の開発を進めている。有機塩素化合物は、トリクロロエチレンやダイオキシン等発ガン性が疑われる物が多く、汚染が各地で問題になっている。このために研究しているのはY51という菌株である。Y51株は、酸素が無い条件下で生育する硫酸還元菌という微生物のグループに属し、有機塩素化合部で汚染された工場敷地の土壌から単離された。硫酸還元菌とは、生きるのに必要なエネルギーを有機物と硫酸を利用して取り出す微生物である。



キーワード バイオ合成、バイオエタノール