編集後記

J-Net21スタッフの“きいてもらえたらウレシイ、ひとりごと”

サッカー日本代表を観ながらの雑感

 4年に1度のオリンピック・パラリンピックが終わり、同じく4年に1度しかないサッカーワールドカップのアジア最終予選が始まりました。ロ シアW杯に向けて、絶対に負けられない戦い…負けましたね、初戦。
「上手くなったけど、強くなってない」
 これ、サッカー日本代表の先日のUAE戦を観た率直な感想です。試合後に漏らした本田圭佑の思いは、2006年に中田英寿が警鐘を鳴らした言葉と全く同じでした。
 サッカー界は、小学生の段階からトレセンシステムが整っていて、ボールを操るスキルは大きく向上しています。子供たちだって驚くほど上手です。でも、肝心な試合では勝てない。世界との差は縮んだようで、実のところ、変わっていないといえます。
「上手いけど強くはない」、このような感じ、世の中にはたくさんあるようです。
「成績はいいけど…」「育ちはいいけど…」「容姿はいいけど…」「ショットはいいけどパターが」(これはちょっと違うか)
 で、これらのセンテンスで肝心なのは、後ろの部分に違いない。下手だけど強い、○○だけど賢い、○○だけど品がある、○○だけど性格はいい、パターは入る(ん?)。後ろの部分こそ人間力(パターは別として)。そして、前の部分は目に見えるけれど、後の部分は目に映らない、わかりにくい。大切なものは見えにくいのですね。
 人を形成するのは、遺伝、環境、教育だといいます。遺伝は如何ともし難いですが、環境、教育は、生まれた後でも何とかなる。何とかするためには、家族はもちろん、周囲の人間の良い影響が必要です。
 リオでの日本選手の活躍は、そのことの具体例ではないでしょうか。メダリストの誰を例に挙げても、たくさんの人の影響と尽力があったはず。胸元に揺れる努力の証は、同時に多くの人の思いの結晶です。メダルは、小さな社会(=チーム)が獲得した栄光なのですね。
 社会のささやかな場面でも、このような関係性があちらこちらで育まれれば、強くて賢くて品の良い社会ができるのではないか……などと、青いシャツ達の歯がゆい姿に思考は飛躍してしまいました。サッカーに戻れば、ただただ腹立たしいのですが...。「打たないと入らない」から「打っても入らない」に少しは進歩したと考えるのは、あまりに寂しい...。10月、がんばってくれ!

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発行:独立行政法人 中小企業基盤整備機構 広報統括室 広報課
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