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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2015年]

お料理教室を通して、地元住民に電気工事会社の存在をより身近に感じてもらう【松房電機】

[建設・土木・不動産|和歌山県]資金援助・債務保証なしなし

企業概要

料理教室会場。調理台を2セット用意。清潔な白が基調。

料理教室会場。調理台を2セット用意。清潔な白が基調。

有限会社松房電機は、和歌山市の直川・六十谷地区に所在する電気工事会社です。電気工事会社は、家電販売店と混合されることが多いのですが、その業態は異なります。建設現場やご家庭に出向き、建物内の電気配線工事や照明・電気設備の設置工事を行う、建設業の一業種です。施主から直接仕事を受けることはそれほど多くなく、ゼネコンや住宅ビルダーの下請けとして、電気関係の施工のみを担当する仕事の割合が、業界内で高くなっています。そのため、公共工事や住宅着工件数の減少に伴い、下請けに頼らず施主から直接仕事を獲得するために営業力を強化することが、業界内で共通する課題の一つとなっています。

同社は、父親の事業を16年前に事業承継した社長の松房次郎さんを中心に、妻である取締役の松房由佳さんと従業員の計3名によって営まれています。これまで同社も、公共工事と住宅ビルダーの下請業が中心でした。しかし、最近では地元住民から、昔買った電気設備が老朽化したので取り替えたい、人感センサーやLEDなど最新技術を使った便利な電気設備を使いたい、という相談を受けることが増えてきました。さらに、お客様との会話では電気工事を誰にお願いをして良いのかわからず、いろいろと探して同社に辿り着いたという声を聞いていました。

そこで同社は、近所にも同じようなニーズを持つ住民の方が多く存在し、そういった方々に電気工事会社としての同社の存在と役割を認知してもらえれば、同社がお役にたてることが、より増えるのではないのかと、考えるようになっていきました。

電気工事店ならではの換気扇講習会。主婦目線の内容でお客様も大喜び。電気工事店ならではの換気扇講習会。主婦目線の内容でお客様も大喜び。 パン屋さんとコラボ。プロから直接教わるのでお客様も真剣です。パン屋さんとコラボ。プロから直接教わるのでお客様も真剣です。
企業名 有限会社松房電機
代表者名 代表取締役 松房 次郎 従業員数 1名
資本金 900万円 売上高 非公開
住所 和歌山県和歌山市直川87-3
電話番号 073-461-2121
主要製品 電気工事、調理家電、太陽光発電システムの販売および施工

制度を利用するきっかけ

同社の取引先銀行が、経営革新等認定支援機関となったことを契機に、訪問時に中小企業庁が行っている補助金事業のパンフレットを持参してくれるようになりました。その中で、「小規模事業者活性化補助金」の支援内容が目にとまりました。以前から、メーカーが開催するIHクッキングヒーターを提案営業する研修会に参加し、自社でショールームが持ちたいと考えていた松房由佳さんは、この補助金を活用すればショールームにとどまらず、事務所内にお料理教室が開催できるスペースを設けられると、思いつきました。

支援内容

小規模事業者活性化補助金は、小規模事業者が、女性や若手の経営者・従業員の感性やアイデア等を生かした新商品・新サービスを開発し、早期に市場取引を達成することが見込まれる取組みを支援するものです。

今回、活性化補助金の存在を知り、松房由佳さんが担当者となり、申請書を書きはじめます。活性化補助金の申請には、経営革新等支援機関となっている金融機関の確認書が必要です。申請書の内容に関して、担当職員との数多くのやりとりを経た後、申請書が完成し、結果として採択されました。

採択されたことで補助金を活用して、IHクッキングヒーターや電子オーブン、食洗機などの調理家電を購入しました。さらに、事務所の壁紙を貼り替えたり、食事のできるテーブルを購入するなど、お料理教室を開催できる環境に自主施工でリニューアルしました。また食器や包丁、泡だて器などの料理用具を揃え、参加者が手軽に参加できる環境を整えました。

補助事業期間中、プロの料理講師を招いて2か月間で全7回の料理教室(試行イベント)を開催して、地元住民を対象に調理家電を使って自ら料理してもらい、その後、試食を行いました。参加者は、はじめて使う調理家電での料理に感激し、お料理教室は大盛況となり、料理メニューはケーキからフランス料理と、多岐にわたりました。

毎回、定員は10名とし、全回満員を達成するために、今まで経験のなかったチラシやポスターの作成にも取り組み、ママ友やそのご家族を通じて配布しました。また、招待状やポストカードを作成し、過去に同社と取引のあった顧客に送付しました。

これらのお料理教室の様子は、同社のホームページのこちらに掲載されています。

支援の結果と今後の展開

IHクッキングヒーターなどの調理家電にはじめて触れ、その便利さに感動した参加者の数名が、同社から購入してくれました。また、お料理教室の参加者が、その後も気軽に同社を訪問してくれるようになりました。世間話が日常生活のお困り事の相談へとつながり、空調機器や照明器具の販売につながるケースも出てきました。

補助事業終了後も、地元食材店やパン屋とのコラボレーションをしたり、松房由佳さんが講師となり、調理家電を使った時短料理教室を開催するなど、趣向をこらしながら、月2回のお料理教室を継続しています。毎回、趣向をこらしたイベントにしていることもあり、現在でも満員御礼が続いています。その活動は、地元新聞に取り上げられるなど、徐々に拡がりを見せています。

お問い合わせ先
(一社)中小企業診断協会
03-3563-0851

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