本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 支援情報・機関を知る > 施策活用企業事例

施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2015年]

伝統の五家宝に新たな意味を与えた「日本一長い和菓子“末長く”」【堀内製菓】

[食料・食品|埼玉県]専門家派遣相談・アドバイス研修・セミナー

企業概要

堀内製菓は、創業明治20(1887)年の老舗です。創業以来120年余り、一貫して熊谷銘菓「五家宝」の製造・販売をしています。現代表の堀内伸浩氏は四代目、二十歳から五家宝を作り続け、職人歴は20年を超えています。代々続く五家宝の伝統を大事にしながらも、若い感性を活かし、時代の変化に応じてさまざまな挑戦を行ってきました。

最初の改革は、卸売から小売への転換です。事業承継前、同店の販売先は卸売が中心でした。卸売用に日持ちさせるためには、水分が少なく、固めの五家宝を作る必要がありました。しかし、自分たちが食べて美味しいと思うのは、出来たての柔らかい五家宝。そこで、作り置きを止めて、毎日五家宝を作ることにしました。

小学校の工場見学に協力している

小学校の工場見学に協力している

今では、出来たてならではのふわりと柔らかく軽い食感が、同店の五家宝の特長です。さっくりした歯ざわりと、きな粉が香ばしい上品な味わいは「五家宝ってこんなに美味しいんだ」「五家宝の概念が変わった」と、お客様にも好評で、卸売と小売の比率は逆転しました。

さらには、従来のきな粉味という枠を超えて、太巻五家宝の販売を開始しました。太巻五家宝は、きな粉・抹茶・杏という通年商品に加えて、四季ごとに二品ずつ、季節限定商品を販売しています。「さくら」「カカオマスとオレンジピール」「ココナッツ」などの限定商品は毎年人気で、完売になることも珍しくありません。これらの取り組みと、四代目夫婦の温かい接客の結果、新規のお客様も増えつつあります。

企業名 堀内製菓
代表者名 堀内 伸浩 従業員数 2名
資本金 なし(※個人事業主) 売上高 非公開
住所 埼玉県熊谷市本町2-15
電話番号 048-522-1556
主要製品 熊谷銘菓「五家宝」の製造および小売

制度を利用するきっかけ

平成23(2011)年、堀内氏がたまたま熊谷商工会議所に行った際、「若手経営者・後継者向けの経営革新セミナー」を案内され、同セミナーに参加しました。それまで同会議所のセミナーや施策を全く活用したことがなかったのですが、このセミナー参加を機に、興味が芽生えました。その後、同会議所の専門家派遣制度を活用して経営革新計画策定に取り組み、同年度中に経営革新計画の承認を取得しました。

支援内容

1.経営革新計画の承認取得(専門家派遣)
 今回の支援で承認を受けた経営革新支援法は、中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律に基づき、経営課題にチャレンジする中小企業の経営革新計画について、都道府県の承認を受けることで資金調達や販路開拓等についての支援が受けられるものです。
 平成23年に、作ったままに近い、長い五家宝を売りたい」との構想の下、商品名を「末長く」と定め、ロゴや包材デザインを独自で作成していました。しかし、商品の形が見えてきた段階で「これをどこにどう売ったら良いのだろうか?」と行き詰りました。そこで、熊谷商工会議所の支援により、専門家派遣制度を活用し、経営革新計画策定に取り組みました。
 計画策定のなかで、同店は専門家や会議所経営指導員の助言を受けながら、ターゲット選定、資金計画、事業スケジュールなどを策定していきました。これまで個人需要だけを想定していた同店ですが、専門家の助言により、「末長く」のメインターゲットとして法人需要に目を向けるようになり、戦略に合わせた法人向けのチラシも作成しました。
 こうして同店は平成23年12月に、経営革新計画の承認を取得しました。承認取得後も、専門家への経営相談や、専門家派遣制度を継続的に利用しながら「末長く」の展開を進めています。

2.熊勉会(ゆうべんかい)~放課後勉強会&異業種交流会~への参加
 熊勉会は、1年間を通して実践的な経営を学ぶ勉強会で、勉強会の後は毎回懇親会を開催し、経営力の向上と、前向きな経営者同士のネットワーク構築を図るというものです。
 平成24年に、同会議所が主催する「熊勉会~放課後勉強会&異業種交流会~」に1期生として参加、1年間の熊勉会参加を通して馴染みが薄かった決算書の読み方など、経営の基礎を学びました。また、熊勉会の仲間が、会社の手土産や贈答品として、同店の「末長く」などの五家宝を購入してくれるようになり、売上向上にもつながりました。

「末長く」及び専用袋と、通常の五家宝「末長く」及び専用袋と、通常の五家宝 補助金を活用し作成したポストカード補助金を活用し作成したポストカード

3.小規模事業者持続化補助金の活用
 小規模事業者持続化補助金は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者の地道な販路開拓(創意工夫による売り方やデザイン改変等)などの取り組みを支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。
 平成25年度末、同店は同会議所からの情報提供を受け、小規模事業者持続化補助金に応募し採択されました。補助金応募に際して、構想中であった「メッセージ箱入り末長く」の商品化の計画を策定しました。この計画では、顧客ニーズが多い「末長く お付き合いを」など4種類のメッセージラベルを新たに作成し、贈答需要の取り込みを図ります。補助金応募に際しては、同会議所に事業計画の深耕や、必要経費の洗い出しなど支援をお願いしました。また、補助金採択後も、円滑な事業遂行に伴う補助金事務手続きの指導などを、継続的にお願いしています。

支援の結果と今後の展開

経営革新計画の実施により、法人売上が伸長しました。また「末長く」の取り組みが注目を集め、観光庁主催「世界にも通用する究極のお土産」品評会ノミネート商品認定のほか、多数の表彰を受けて知名度も向上しました。この結果、平成25年度の売上は、経営革新計画策定前よりも180%以上の増加となっています。
 また、小規模事業者持続化補助金を活用して「メッセージ箱入り末長く」の商品化を実現して、ポスターやチラシ等も作成することができました。

お問い合わせ先
熊谷商工会議所
048-521-4600

このページの先頭へ