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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2015年]

佐賀県のこだわりの生産者の食材や特産品を使った食事パンの製造販売【福田製パン】

[食料・食品|佐賀県]相談・アドバイスなしなし

企業概要

なないろぱんやの店先で福田壮一社長

なないろぱんやの店先で福田壮一社長

昭和41(1966)年創業の福田製パンは、学校給食及び病院給食等を中心としたパンを製造しています。パン業界は、菓子パン、調理パン、フランスパン等の価格は原材料の高騰の影響から上昇する傾向がありますが、食パンの価格は現状維持もしくは下がる傾向があります。特にスーパー等では、チラシの特価品という扱いになっており、100円を切る価格での販売も珍しいものではありません。このようにパンの種類も大幅に増える中、ここ10年間食パンは価格も、内容もあまり変化がないというのが現状です。
 そこで福田製パンでは、このような安価な食パンと価格競争するのではなく、独自の路線でこだわりのある食パンを開発し、お客様にアピールできる商品を提供したいと考えました。それが経営革新計画の「佐賀食パン」です。農産物に恵まれているふるさと佐賀のこだわりある生産者の方々と協力し、全く新しい食パンを作りたいと思っています。
 新商品の食パンのコンセプトとしては、(1)生産者の顔が見えるパン、(2)栄養価が高く、安心安全な商品、(3)パンに農産物を混入することで、手軽に、気楽に、食べていただけるもの、(4)佐賀の特産物のアピールにつながるもの、という内容を考えています。
 今回の商品開発は、生産者の方々とその食材の特徴をいかに出せるかという面を大事にして、パン製造のプロと生産者のこだわりを調和するために、さまざまな関係者からアドバイスをいただきながら、最高の商品を造り上げていきたいと思っています。

明るい店内のなないろぱんや明るい店内のなないろぱんや 佐賀食パンシリーズ佐賀食パンシリーズ
企業名 福田製パン
代表者名 福田 壮一 従業員数 8名
資本金 - 売上高 3,350万円
住所 佐賀県佐賀市北川副町新郷39-3
電話番号 0952-23-7281
主要製品 佐賀海苔食パン、佐賀たまねぎ食パン、佐賀バジル食パン

制度を利用するきっかけ

福田製パンの福田社長の友人が、すでに経営革新計画申請を行っており、その友人の紹介で、佐賀市の中小企業を支援する佐賀市産業支援相談室を訪れ、同社の新規事業について相談しました。
 そこで、今回の消費者のニーズにあった新商品の製造販売を行う上で、経営革新支援法の申請を勧められ、計画策定支援のための中小企業診断士を紹介されたことが、今回の経営革新支援法申請のきっかけとなりました。

支援内容

経営革新支援法は、中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律に基づき、経営課題にチャレンジする中小企業の経営革新計画について、都道府県の承認を受けることで資金調達や販路開拓等についての支援が受けられる制度で、「佐賀県の食材や特産品を使った、食事パン(食パン、フランスパン等)の製造、販売」をテーマとしての佐賀県への申請にあたり、次のマッチング支援を行いました。
 支援担当の中小企業診断士が所属する(一社)佐賀県中小企業診断協会で「佐賀県における有明ノリ養殖協業体の現状と課題」という調査研究事業を行っており、海苔生産者と面識があったことに加え、6次産業化プランナーとしての活動を通して、佐賀県内の農家と知り合う機会があったことから、福田製パンの販売所「なないろぱんや」に相応しい、7種類の佐賀食パンを完成させるために、県内の特徴のある農林漁業者を紹介されました。
 その第一弾は、佐賀海苔食パン(海苔農家:島内啓次氏)です。佐賀といえば海苔が有名ですが、海苔パンの開発は難しく、パンを焼く際に海苔の香りが飛んでしまい、色もきちんと出ません。そこで、さまざまな製造方法を生産者と試しました。その結果1年間を通じて、最高の状態の焼海苔を、湿度・温度を調整した専用の保管庫から、一週間分だけ再度焼いて香りを付けた海苔を、食パンを製造する都度、納品してもらうことで完成することができました。
 第二弾は、佐賀たまねぎ食パン(玉葱農家:山領典秀氏)です。佐賀県は、北海道に次ぎ、第二位の生産量を誇る全国でも有数な玉葱産地です。佐賀たまねぎ食パンは、有機栽培で育てられた瑞々しい佐賀産新玉葱を使用しています。水をほぼ使っておらず、玉葱の水分でパンを練り上げました。焼いた時の玉葱の良い香り、噛んだ時のシャリッというたまねぎの繊維の音。玉葱の苦い味が苦手なお子様、毎日野菜を欠かさずに食べたい方や玉葱が大好きな方に食べて欲しい食パンです。糖度が高い玉葱を、甘みと旨みをさらに引き出すために、丸のまま一度蒸してからパン生地に混ぜて製造します。この段階では、70%~80%ぐらいの仕上がりとして、最終的にパンを家庭で焼いて召し上がる際に、100%の焼き状態になるように、調整したものです。
 第三弾は、佐賀バジル食パン(バジル農家:ミツセファーム村山幸司シェフ)です。海苔食パンとたまねぎ食パンは、佐賀県の定番とも言える素材でしたが、このパンは、福岡県との県境にある三瀬村の自家農園で採れた朝摘みフレッシュハーブのペーストを使用しています。三瀬の気候はヨーロッパに似ているので、ハーブの自家栽培が可能です。地元の人も知らない珍しいものが佐賀にあると知ってもらいたくて、佐賀食パンシリーズに加えました。ハーブの良さを味わうために、余計なものを入れず、バターの代わりにオリーブオイルを用いて製造しています。
 現在のところ、第四弾以降は未定ですが、これからも佐賀県内の原材料を用いた、他にない、こだわりの7種類の食パンを完成していくための、ビジネスマッチングによる支援を受けたいと思っています。

支援の結果と今後の展開

新商品の佐賀海苔食パンは、佐賀テレビ・NHK・佐賀新聞・読売新聞・西日本新聞に取り上げられました。また、農林漁業者とコラボレーションすることで、お互いの営業活動でお互いの商品を紹介することになり、相乗効果も生まれてきています。
 B級品や捨てているものを活用するのではなく、本当に美味しいものを、さらに美味しく食べるために、農林漁業者と知恵を絞って商品化することで、愛情ある商品にすることができるのだと思います。

お問い合わせ先
佐賀市産業支援相談室
0952-40-7079

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