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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2015年]

航空機産業への展開を目指す高性能加工設備導入【扶桑工機】

[機械|三重県]相談・アドバイスなしなし

企業概要

本社工場外観

本社工場外観

扶桑工機株式会社は、昭和28(1953)年に創業し、専用機、精密金型の製作を開始しました。昭和36(1961)年には、現在の本社・本社工場に移転、以来、製品の拡充に努め、現在では、専用機事業(本社工場)、金型事業(東員工場)、部品事業(北勢工場)の3事業に育っています。海外拠点は、中国:天津、北米:ケンタッキーの2拠点です。
 専用機事業は、高い性能とフレキシビリティーを備えた専用機の提案を行い、トータルシステム構築が特徴です。金型事業は、「3Dソリッド活用技術」と「高い生産性を備えた設備群」に加え、「自社トライ」と「高品質保証体制」により、自己完結型かつお客様満足度の高い金型を実現します。部品事業は、恒温・恒湿管理された「工場環境」と「高精度マシン群」、「計測機器の充実」という三位一体で3μ以下という超高精度を実現します。
 専用機、金型、部品という3つの事業を持つオールインワン型の体制がモノづくりを強力に支援します。また、80%以上が国家検定取得者という技術者・技能者集団として技術と技能の向上・伝承に努めています。これらの総合力は、世界に誇る日本の自動車部品を支える技術力となっており、その生産に同社の専用機や金型等が役立っています。同社は、自動車をメインに電子・電気、住宅、産業機器へと展開していますが、次のターゲットとして「航空・宇宙」への展開を計画しています。

北勢工場外観北勢工場外観 北勢工場現場北勢工場現場
企業名 扶桑工機株式会社
代表者名 服部 醇 従業員数 350名
資本金 3,000万円 売上高 57億2,500万円
住所 三重県桑名市大字増田500
電話番号 0594-24-5050
主要製品 自動化対応設備、計測解析機器、成形用金型等の設計製作

制度を利用するきっかけ

同社には、補助金を活用して技術開発や事業を推進するという文化は、最近までありませんでした。お客様の要望を形にするという仕事ゆえ、秘密保持の観点より、技術開発は内部で行ってきました。 今般、服部専務に挨拶で訪問した中小企業診断士から、新規事業に係る制度活用は有用との説明を聞き、制度利用を検討することになりました。

支援内容

今回活用した平成25年度補正 中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業(1次公募一次締切)は、革新的なものづくり・サービスの提供等にチャレンジする中小企業・小規模事業者に対し、地方産業競争力協議会とも連携しつつ、試作品開発・設備投資等を支援するものです。

今回、補助金の活用を紹介した中小企業診断士に、補助金申請に係る依頼をしましたが、依頼内容の主要課題としては、次の3点でした。

(1)締め切りまでの期間が短いが申請したい。
 (2)3つの事業がそれぞれ計画を保有しており、一つを選ぶ必要がある。
 (3)補助金申請には慣れていないので、採択レベルへのブラッシュアップ。

そこで、主要課題に対し下記のとおり進めました。

(1)時間制約への対応
 今回の依頼は、申請締め切りまでの期間が1ヶ月もないという制約がありました。そこで面談は極力控え、メールを主に、電話をサブとして申請作業を取り進めました。まず行ったのは、3つの計画のヒアリングで、一堂に集まり、計画の内容を打ち合わせました。

(2)申請事業の選定
 それぞれの事業の計画の比較、選定は、時間的に制約のある状況では、結構、難しい課題です。通常は、経営者が独断で判断するケースが多いのですが、今回は、採択の可能性という、通常の経営判断とは異なる視点が入るので、選定の判断資料の作成を診断士に求めました。そこで診断士は、施策事業の審査項目を基本に、経営方針、補助金額等の 比較表を作り、3つの計画を比較しました。その結果は、新規事業として「航空機産業の事業拡大」を目指す部品事業の計画が、経営方針との整合性、補助金審査項目での採択可能性、補助金額等の観点で優れるとの内容でした。この結果の報告を受け、部品事業部の計画が、同社の申請事業に決まりました。

(3)事業計画書のブラッシュアップ
 航空機産業の部品製作でのポイントは、難加工材料(チタン材等)の加工です。同社は、アルミニウムやステンレス、鋼材等の加工は可能ですが、チタン材等の加工技術・設備は改善が必要です。ブラッシュアップのポイントは、1)現状と計画の違いを明確にすること、2)計画の内容は、他社との優位性を有することを明確にすることでした。事業計画書の内容は、新鋭加工設備導入の設備投資ですが、同社の加工技術の開発内容を紹介して、他社との優位性を明確にしました。具体的には、切削油給油方法の改善による刃具寿命の延長化や、刃先摩耗検知システム確立による品質安定化技術の確立等です。導入設備の選定には、加工基礎データの把握と技術確立が、高性能加工設備の仕様決定に役立ちました。

支援の結果と今後の展開

診断士にブラッシュアップされた事業計画書を採択、計画どおりの最新鋭加工設備導入が取り進められています。
 平成27年4月には試運転・調整を終了し、営業運転を開始します。そして、ターゲットとしている航空産業向けの部品加工事業が立ち上がります。

お問い合わせ先
三重県中小企業団体中央会
059-228-5195

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