本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 支援情報・機関を知る > 施策活用企業事例

施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2014年]

ルーフ付き電気三輪自動車の企画・開発・製造事業の展開【石澤金型製作所】

[機械|埼玉県]専門家派遣相談・アドバイスなし

企業概要

愛嬌を感じさせる丸型のフォルム

愛嬌を感じさせる丸型のフォルム

石澤金型製作所は、金型製造を主たる事業として昭和37(1962)年に創業しました。時代の変遷とともにさまざまな用途の金型を製造してきましたが、近年は自動車部品用金型がメイン製品となっています。
 これまで同社は品質・コスト・納期にこだわり、外注業者は利用せずに内製のみで生産活動を行ってきました。これにより、社内には長年にわたる金型製造・修理により培った豊富な知識・ノウハウが蓄積され、それを活かした同社製金型は取引先より高い評価を得ています。
 また、その評価に甘んじることなく、コスト削減のために工場内の機械化・自動化の推進や経費の見直しにも取り組んでいます。
 さらに、納期厳守のために、休日返上・家族総出で納期に間に合わせることもありました。このような経営活動が功を奏し、特殊部品用の金型製造も請け負うこととなりました。
 業界の環境は、ここ最近は盛り返してきたものの、それまではしばらく厳しい状況が続いていました。そのため価格競争が激しく、ここ数年で同業者の廃業が相次ぎましたが、この状況に危機感を持った同社は、自動車部品用金型を手がけていた関係から「輸送」「レジャー」といった分野での事業展開を考えるようになりました。
 同社は河川の近くに立地しており、ボートの修理も手がけていたことから、平成21年には船舶関連事業の展開をテーマに、中小企業新事業活動促進法に基づく経営革新計画の承認取得に至りました。この事業は、金型製造に次ぐ同社の2本目の収益の柱となっています。

屋根付きのため雨天時の使い勝手も良い屋根付きのため雨天時の使い勝手も良い 後部には幼児2名程度が乗車可能後部には幼児2名程度が乗車可能
企業名 有限会社石澤金型製作所
代表者名 石澤 義一 従業員数 6名
資本金 500万円 売上高 2,430万円
住所 埼玉県越谷市東町5-197-1
電話番号 048-988-1467
主要製品 (1)金型製作、プレス加工、(2)モーターボートの保管・修理・再生利用

制度を利用するきっかけ

石澤金型製作所では、自動車部品用の金型を製造していますが、その関係で電気三輪自動車を販売したいという企業と意見交換をする機会がありました。その企業は、ルーフ付き電気三輪自動車の実用新案権・意匠権をすでに取得していたのですが、企画・開発・製造の面で提携できる企業を探していました。
 この提携に関する話は円滑に進み、石澤金型製作所が企画・開発・製造を担うこととなりました。そして当該新規事業を3本目の収益の柱とするべく、越谷市商工会の協力を得て、再度、経営革新計画の作成・承認に取り組むこととなりました。

支援内容

石澤金型製作所の経営陣、越谷市商工会の経営指導員、専門家が集まり、経営革新計画の作成を行う中、ルーフ付き電気三輪自動車の優位性について検証しました。
 まず、今回製品化を狙う、電気を動力源とした三輪自動車は、販売を担う企業が実用新案権を取得しており10年間保護されること、ルーフ付きの丸型の車体は同じく意匠権を取得しており20年間保護されることにより、一定期間は他社の追随を寄せ付けません。この期間を利用して早期に市場シェアを高め、先行者利益を得ておく必要があります。
 また、同社が保有する金型製造・プレス加工技術といった既存の技術を活用するため、低コストでの製造が可能であることも優位性のひとつですが、さらに低コストで製品開発を行うために、人件費が安価な海外の業者を活用して試作品を製作することとしました。
 そこで、実用新案権と意匠権を持つ販売業者、試作品の製造を行う海外の製造業者、そして試作品を製品化する石澤金型製作所、といった役割分担を明確にすることとしました。
 新事業を展開する上で重要になるのが採算性です。研究開発費の費用負担や1台あたりの利幅を明確にするとともに、試作品の製品化に必要な人員計画とそれに伴う人件費を考慮して、売上・利益計画を作成しました。
 売上・利益が大きくなっても資金繰りが円滑でなければ、経営は苦しくなってしまいます。試作品の製品化にともなう投資金額を明確にして、返済計画を踏まえた5年間の資金繰り表も作成しました。

支援の結果と今後の展開

石澤金型製作所の経営陣、越谷市商工会の経営指導員、専門家による5回の面談を経て、平成25年6月には埼玉県に経営革新計画の承認を申請し、県知事の承認を受けるに至りました。
 経営革新計画を立案したことにより、経営陣の意思が今まで以上に統一されたと同時に、起こすべき行動が具体的になりました。新事業で連携する企業とも密に連絡をとりながら、この経営革新計画をもとに製品化に向けた準備を着々と進めています。

お問い合わせ先
越谷市商工会
TEL:048-966-6111

このページの先頭へ