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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2013年]

世界最高レベルの機能性液晶フィルム(「MIYOフィルム」)の販路開拓支援【九州ナノテック】

[その他|大分県]コーディネート(TLO等)なしなし

企業概要

MIYOフィルムの構造

MIYOフィルムの構造

九州ナノテック光学株式会社は、大分県速見郡に本社を置く機能性フィルムシートの専業メーカーです。馬場潤一社長が最初に液晶フィルムの研究に携ったのは、福岡市の電機メーカーに勤務していたときでした。ところがその開発が会社の事情で中止となってしまったことから、馬場社長はぜひ自分の力で製品化したいという強い思いから会社を辞し、平成16(2004)年に同社を創業しました。馬場社長は、一心不乱に研究に没頭することで、固形化した液晶を均一にフィルムに塗るミクロン単位の技術を開発し、翌年にサンプル出荷にたどりつきました。

その後、世界初となる120μ厚の液晶フィルムやカラー液晶フィルムの開発、ロール生産に成功し、今回の支援対象製品である世界最高の性能を誇る「MIYOフィルム(機能性液晶フィルム)」の製品化を実現しました。

この「MIYOフィルム」は、PETフィルムと透明電導膜に液晶粒子を挟み込んだシートです。ガラスに貼ってONにする(電圧をかける)と白色のフィルムが光を透過して見通せるようになり、OFFにすると元に戻り、遮光・遮熱・紫外線カットを行うことができます。また、競合品に比べて、透明度が高く、自由な形に加工できる、湾曲したところにも対応できる、衝撃に強い、低コストといった特徴があります。

また同製品の開発や事業化等により、平成18(2006)年には大分県ビジネスグランプリ奨励賞を受賞し、さらに平成23年度には九州経済産業局より新連携事業の認定を受けています。

なお、同製品の販売にあたっては、別会社のナノテック販売株式会社が担当しています。

オフの状態(白色)オフの状態(白色) オンの状態(透明)オンの状態(透明)
企業名 九州ナノテック光学株式会社
代表者名 馬場 潤一 従業員数 6名
資本金 1,000万円 売上高 1億円
住所 大分県速見郡日出町大字大神8574-2
電話番号 0977-72-3315
主要製品 世界最高レベルの特殊液晶フィルム(「MIYOフィルム」)

制度を利用するきっかけ

同社は、これまで「MIYOフィルム」を素材として販売するため、代理店網の構築に力点をおいていました。いくつかの実績も出ていましたが、顧客ニーズに基づいたマーケティング活動が不足しており、体系だった営業活動ができていませんでした。

そのため、中小企業基盤整備機構(中小機構)九州本部から中小機構関東本部に販路開拓コーディネート事業を活用したいとの相談があり、チーフアドバイザーとブラッシュアップシートやプレゼン資料の作成に取組み、採択に至りました。

支援内容

販路開拓コーディネート事業の支援の第1段階は、マーケティング企画のブラッシュアップです。採用可能性のある市場分野として、(1)住宅用建材(ブラインド施工、ガラス施工、パーテーション)、(2)建築設計、(3)自動車ガラスが想定されました。また、それぞれの分野に向けたプレゼンテーション資料の作成が行われました。

支援の第2段階は、仮説の検証です。4名の販路開拓コーディネーターと9社に26回(うち同行15回)のアプローチが実施されました。支援の着地点は(1)用途の絞り込みや製品の改良点の確認、(2)販売員の提案能力向上、とされました。

想定市場分野への活動の結果、フィルムに色(ブラック)が付けられる、後貼りができる、省エネ効果のあることが高く評価されました。会議室、パーテーション、浴室などでの「目隠し」「遮光」「装飾」での用途に高い関心を得ました。

自動車用は極力薄くすること、通電時に遮光する逆バージョン、電源装置の小型化といった改良要望がありました。 今後の市場浸透には、一層のコストダウンが重要な課題となりました。営業面では、4社に見積書の提出、1社と代理店販売内諾まで進捗し、営業ノウハウの蓄積が図れました。

支援の第3段階では、支援期間中のコーディネーターごとの活動がまとめられ、そこで得た結果、成果について報告されました。加えて同社が「MIYOフィルム」の販売活動を進め、市場浸透を図っていくうえで必要と思われる事項について具体的な提言が行われました。

支援の結果と今後の展開

支援の結果として、4社に見積書を提出し、その中で1社にサンプルを購入していただき、また1社で代理店販売について内諾する旨の回答を得ました。

今後については、(1)短期的には今回の支援先へのフォローを継続的に行うこと、(2)中・長期的には代替品にはない製品価値を発揮できる用途に集中した展開を図ることで、高機能液晶フィルム=MIYOフィルムと想起されるよう市場での信頼性を高め、自社ブランド確立を目指すよう提言を受けました。

お問い合わせ先
(独)中小企業基盤整備機構 関東本部 経営支援部 マーケティング支援課
TEL:03-5470-1638

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