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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2013年]

現役の作業療法士が創ったリハビリ用アクティビティツール「モ・ザイクル」の販路開拓【財舟】

[その他|千葉県]コーディネート(TLO等)なしなし

企業概要

介護施設等で使用されているアクティビティ(心身の活性化のための手助け)は、1人のスタッフで2-3名の利用者に対応するものが主力であり、非効率さの解消が課題となっていました。また、その多くはぬり絵や折り紙などであり、素材の充実も課題となっていました。

そこで、現役の作業療法士である株式会社財舟の在津昌宏社長は、これらの課題解決を可能にする新たなアクティビティづくりにチャレンジし、創作パズル「モ・ザイクル」を開発しました。

特長は次の3点です。(1)専門知識のないスタッフでも、作業療法士のノウハウを組み込んだアクティビティを少人数で繰り返し展開できます。(2)障害の内容やレベルに合わせて部分的に作業参加ができるため、幅広い利用者に活用できます。(3)原画作成ソフトをダウンロードすることで、ネットワーク経由で簡単に新作を取り込むことができます。

そこで在津社長は、専用のホームページを立ち上げ、商品の内容や使い方をアピールし拡販に努めましたが、知り合いの介護施設で採用されたほかは販売実績が上がらない状況でした。また、商品のラインアップを充実させるにも、新たな投資が必要でした。

しかし、それは現状の販売実績を考えればリスクが大きすぎます。在津社長は、今後どのようにこの事業を進めて行けばよいのか、どのようなマーケティングが有効なのか、判断が下せない状況にありました。

作品例作品例 作業風景作業風景
企業名 株式会社財舟
代表者名 在津 昌宏 従業員数 1名
資本金 500万円 売上高 非公開
住所 千葉県柏市大室1799-120
電話番号 04-7128-8448
主要製品 リハビリ用アクティビティツール

制度を利用するきっかけ

在津社長が、中小企業基盤整備機構(中小機構)主催の中小企業総合展の出張相談窓口を来訪し、開発投資のための資金調達に関する相談をしました。その際、相談員からは投資をする前に事業の再検討を行うべきとのアドバイスがありました。

そこで、マーケティング企画のブラッシュアップから取り組んでいく販路開拓コーディネート事業の案内を受けたところ、ぜひ取り組みたいと意思表示し、同事業を利用することになりました。

支援内容

販路開拓コーディネート事業の第1段階(マーケティング企画のブラッシュアップ)では、想定する顧客の現状と問題点を抽出し、顧客のニーズを仮説化しました。さらに、そのニーズに対応した商品、価格、流通チャネル、プロモーション、営業方法について再検討を行いました。

また、仮説検証するポイントとしては、(1)介護付き老人ホームやデイサービス分野での受容性の把握、(2)ハードとソフトの価格設定の妥当性を検証することの2項目を設定しました。

第2段階は、仮説の検証です。4名のコーディネーターが、6社に計15回の同行訪問を実施しました。その結果、在津社長の作業療法を交えたデモをとおして実際に体験した要介護の方々に明らかな変化があり、「とてもよく考えられ、工夫された商品」と高い評価を得る一方で、20万円を超える商品はたとえ素晴らしくても、現実的に採用されることは困難との評価がありました。

具体的には、(1)初期導入がしやすい低価格に抑えた簡易タイプの商品がほしい、(2)モノを売るだけでなく、作業療法や使い方レクチャーを実施してほしい、という要望がありました。

第3段階は、仮説の評価と今後の方向性についての提言です。アプローチ先からの商品評価や改善ポイントについて情報を整理するとともに、今後同社が進めていくべき取組み内容について支援企業と共有しました。

支援の結果と今後の展開

市場のニーズにマッチした簡易タイプの低価格商品を用意した結果、介護施設向け用品商社において、Web媒体掲載とカタログ掲載が決まりました。

また、民間の大手介護施設にて、長期モニターを実施してもらう契約が成立しました。

今後の展開としては、自社のホームページの見直しを図り、使いやすさ、買いやすさを訴求すること。また、ネット販売に頼らず「モ・ザイクル」を使った作業療法の実演営業の計画的実施が課題となりました。

お問い合わせ先
(独)中小企業基盤整備機構 関東本部 経営支援部 マーケティング支援課
TEL:03-5470-1638

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