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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2013年]

キャラクターこけしの企画・製造販売と量産・販売体制の構築【卯三郎こけし】

[その他|群馬県]専門家派遣相談・アドバイスなし

企業概要

卯三郎こけしの製作工程(焼絵)

卯三郎こけしの製作工程(焼絵)

卯三郎こけしは、昭和25(1950)年よりこけし製造を手掛けています。初代卯三郎は特殊機械の技法をこけし製造に取り入れ、さらに彫刻や焼絵の新技法(ニクロム線を電気で熱し、こけしの木地に模様を焼き込む方法)を取り入れました。また、材料は一般にミズ木が多く使われていましたが、それまで使用されていなかったケヤキや栗の木の美しい木目に魅せられ、何とか工芸品に使用してみたいと大変な苦心の末、技術と洗練された感覚による木材価値を十分活かしたこけしや花瓶をつくりあげました。

昭和54(1979)年には、現在の群馬県北群馬郡榛東村に近代こけし製造工場と展示場を建設しました。以来、年間40万人あまりの見学者が訪れています。

また、卯三郎こけしは栗やケヤキの自然の木目を活かし、ポイントに彫刻・焼絵を施し、渋み・重みが加わり、大変落ち着きのある仕上がりをもつこけしの製造を特徴としています。

現在製造しているこけしは、大きさで1寸(3cm)から3尺(90cm)、デザインも各種で、現在一般製品化されている作品だけでも数百種類あります。また、毎年コンクールに合わせて数多くの新しいこけしをつくり、その中から選抜して製品化しています。完成したこけしは、工場直売、国内各地方問屋と一部海外へも輸出されており、お客様からも大変親しまれています。

このように卯三郎こけしは独創性を強みとして多品種の「日本伝統のこけし」と「創作こけし」を製造・販売してきました。また、主に観光みやげ向けとして自社工場に大型バスを受け入れ、工場見学、展示販売を主力とした製造・販売も行っています。

卯三郎こけしの製作工程(絵付け)卯三郎こけしの製作工程(絵付け) 独自キャラクター(ずきんちゃん、ずきん君)独自キャラクター(ずきんちゃん、ずきん君)
企業名 株式会社卯三郎こけし
代表者名 代表取締役 岡本 有司 従業員数 17名
資本金 2,000万円 売上高 -
住所 群馬県北群馬郡榛東村長岡1591
電話番号 0279-54-6766
主要製品 創作こけし(結婚・誕生、開運干支、サンタ、おひな様と男雛)ほか

制度を利用するきっかけ

日本伝統こけしや、創作こけしの需要の減少のもとで、同社は新たな商品、販路の開発が必要と考えていました。年配のお客様だけではなく20-30代の若い人にもこけしに興味を持ってもらおうと、かわいいファンシー系のこけしを製作したところ非常に好評で、東京の雑貨店などでのサンプル販売が好調でした。そのとき、群馬県の商工会連合会からアドバイザーによる支援を受けることが可能なことを聞き、専門家派遣と合わせた支援がスタートしました。

支援内容

同社は、群馬県の商工会連合会の紹介により、ネットワークアドバイザーと専門家の支援を受けて経営革新計画を申請し、平成24年7月に承認されました。ネットワークアドバイザーとは、ネットワークを構成する支援機関の巡回等を行い、中小企業の高度・専門的な経営課題に対応し、必要な場合には専門家の無料派遣により課題解決を図るアドバイザーです。

支援の内容としては、岡本有司社長が考える事業プランを5年間の経営計画として整理し、さらにそれで経営革新計画の承認を得るため、経営革新計画の制度、申請方法、メリットの説明から申請書の作成まで、経営革新計画策定にかかる一連の支援を受けました。また、経営革新計画の概要は、次のとおりです。

1.新製品分野への取組み
 ミッキーマウスなどの「人気キャラクターこけし」の共同企画のライセンス商品開発と生産を行います。人気キャラクターを卯三郎がデザインして、量産体制を確立します。これらの人気キャラクターこけしの共同デザインによる、卯三郎のブランド力強化・向上により、自社独自キャラクターこけしのブランド化を図っていきます。
2.新たな販売チャネルの拡大
 ファンシーショップやファンシー雑貨店向けのキャラクター製品の開発を進めることにより、すでに引き合いのある店舗とチャネル、および新たな店舗やチャネルへの営業を拡大します。さらに「クールジャパン」の人気を活かして外国人をターゲットとして、輸出(アウトバウンド)の拡大と、来日する海外旅行客への販売(インバウンド)拡大の両面から外国人向け販売を強化していきます。

このような中で新たな商品、新たな販路、新たな顧客として国内はもとより、海外も視野に入れた取組みに着手し、それら取組みの全体を通してアドバイザーや専門家から支援してもらい、あわせて商品戦略や生産戦略、売上利益計画などの整理・文書化の支援も受けました。

支援の結果と今後の展開

平成24年7月に群馬県より経営革新計画の承認を得ました。これにより認定事業計画がスタートしました。予定どおり引き合いからの商品の受注につながっており、人気キャラクターの共同企画とライセンス生産、さらには卯三郎ブランドを共存させたネーミングで販売しています。

また、大手メーカーの大量生産品との差別化のため、同一シリーズ内の品種を増やし、大量生産のメーカーでは採算の取れないロットサイズの市場を形成するため、引き続き戦略面、生産面を含めて支援、アドバイスを得ていく予定です。

お問い合わせ先
群馬県商工会連合会
TEL:027-231-9779

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