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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2013年]

“下仁田葱すき焼き”のブランド化と通販事業の構築【常盤館】

[食料・食品|群馬県]専門家派遣相談・アドバイスなし

企業概要

開発支援により商品化された下仁田葱すき焼き

開発支援により商品化された下仁田葱すき焼き

常盤館は、大正元(1912)年に設立され、下仁田町の宴会や仕出し、婚礼、昼食を主体とした格式の高い割烹旅館として地元常連客の支持を得て経営を行ってきまた。平成24年に100周年を迎えるにあたっては記念祭を企画しています。しかし、最近は過疎化による人口減少や地元の商工業の低迷などにより、最も強固であった地元宴会の需要は減り、売上げを維持していくには厳しい状況に至っています。

現在、地元客の売上が約8割、県外の宿泊客や日帰り客が2割程度になっていることにより、地元主体の営業展開では限界がきていることから、下仁田町以外の県内客や県外客を誘客することで、市場の拡大をもたらし、売上拡大を目指すことを検討しています。

そこで、ここでしか味わえない「名物料理」を開発し、料理による強いブランド力を持つことで、新たな市場である下仁田町以外の顧客に情報発信をして集客を行い、売上拡大を狙うことにしました。また、平成20年10月に設立された全国組織の「すきや連」に加盟しており、他店と差別化した「すき焼き」の提供を行いたいと考えていました。

具体的には常盤館「下仁田葱すき焼き」「100周年記念料理・常盤館大名膳」の開発とブランド化に加え、「下仁田葱すき焼きセット」を開発し、通販事業を立ち上げることとしました。その際、商品登録や料理の定義を明確にすることにより、従来の「旬の料理です」とか「美味しい料理です」という表現から、「当館のおすすめ料理はこれです」と明確に言える料理の開発を行い、アピールしていくことを目標としました。

創業100周年の常盤館創業100周年の常盤館 常盤館・島崎社長常盤館・島崎社長
企業名 株式会社常盤館
代表者名 代表取締役 島崎 進 従業員数 6名
資本金 500万円 売上高 4,000万円
住所 群馬県甘楽郡下仁田町下仁田359-2
電話番号 0274-82-2216
主要製品 宴会料理、日帰り料理、仕出し料理の提供。旅館としての1泊2食付宿泊の提供。

制度を利用するきっかけ

常盤館は平成24年に100周年を迎えるにあたって記念祭を企画していました。すでに新たなメニューの構想はありましたが、ネーミング・販売促進方法・ブランド化などの方法を模索していたところ、群馬県商工会連合会の経営指導員から経営革新計画の紹介を受けました。

その後、群馬県より経営革新計画の承認を受けることができ、試作開発から販路開拓までのフォローアップが開始されました。

支援内容

今回、同社は中小企業支援ネットワーク強化事業およびネットワークアドイバイザーの支援を得ました。中小企業支援ネットワーク強化事業とは、中小企業が抱える経営課題への支援体制を強化するため、地域の中小企業団体、地域金融機関、税理士、NPO等の中小企業支援機関等からなるネットワークを構築し、支援機関の連携の強化、支援能力の向上を図る事業です。また、ネットワークアドバイザーは、ネットワークを構成する支援機関の巡回等を行い、中小企業の高度・専門的な経営課題に対応し、必要な場合には専門家の無料派遣により課題解決を図る者です。

同社は、群馬県商工会連合会、下仁田町商工会、ネットワークアドバイザーから商品開発、見せ方提案、販路開拓、ブランド化について以下の支援を受けました。

1.常盤館「下仁田葱すき焼き」の開発とブランド化
 下仁田葱をメインにすえた「下仁田葱すき焼き」を開発し、ブランド化を構築していく。
 ブランド力構築のための施策として、次の事項を実施する
 (1)「下仁田葱すき焼き」の定義をつくる
 (2)「下仁田葱すき焼き」の商標登録を行う
 (3)「下仁田葱すき焼き」のロゴ・マークを作成する。
 (4)葱の味わいを引き出す、食べ方のマニュアルを作成する

2.「100周年記念料理・常盤館大名膳」の開発とブランド化
 蔵に眠っていた器を再生させ昔の料理を再現することで、常盤館の100年の歴史を食を通して感じてもらうため、次の事項を実施する。
 (1)100周年記念「常盤館大名膳」のロゴ・マークを作成する
 (2)大名膳料理の由来を明記する
 (3)お品書きで料理内容の説明をする

3.ブランド化した「下仁田葱すき焼き」のセットを開発し、通販事業を立ち上げる
 既存顧客の購入を基本とし、贈答品や観光客のお土産品、ネット通販などでの販売で、売上拡大を目指すため、次の事項を実施する。
 (1)既存客へDMを送付する
 (2)観光客へのお土産としての案内を行う
 (3)HPによる紹介で、ネット販売する

平成23年12月から、下仁田葱すき焼きを発売開始後、リピート注文を受けている状況です。今後はさらなるブランド化のために、下仁田葱すき焼きを同社が独占するものではなく、地域内で賛同するところがあれば共有していく方向であり、地域全体に広がっていけば大きなブランドに育っていく可能性を秘めています。

支援の結果と今後の展開

今回、事業の立ち上げと商品化の準備、販路開拓の支援が実施されました。

この結果、事業化のスピードアップおよび高度な事業展開のためのマーケティングプロセスに則った事業推進に寄与したと考えられます。

経営革新計画および中小企業ネットワーク強化事業による支援は今後も継続され、下仁田町特産品の新商品を継続的に開発して行きます。

今後は新商品開発を通じてさらなる下仁田町の発展に貢献したいと考えています。

お問い合わせ先
群馬県商工会連合会
TEL:027-231-9779

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