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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2013年]

ブランド米「雪ほたか」を使用した「ジャパニーズヨーグルト」甘酒の開発・販売【かわば】

[食料・食品|群馬県]専門家派遣相談・アドバイスなし

企業概要

甘酒の販売に情熱を注ぐ(有)かわば・遠藤社長

甘酒の販売に情熱を注ぐ(有)かわば・遠藤社長

かわばは、昭和60(1985)年より川場村にて電子部品製造とプラスチック容器の検査梱包事業を展開しています。両事業ともに下請けであり、発注先の状況次第で業況が左右されやすく、また今後の事業展開も先行きが不透明な状況です。現在の事業は同社の主体性を発揮し難く、業績も伸び悩んでいるために新事業展開により新たな収益の柱を構築することが急務となっていました。

川場村は産業振興として農産物のブランド化を推進しています。ちなみに川場村コシヒカリの「雪ほたか」は、「全国米・食味分析鑑定コンクール」にて5年連続金賞を受賞しています。また、観光面では道の駅・川場田園プラザが、平成23年度のレジ通過者数100万人を突破し、「関東好きな道の駅」において5年連続1位に選ばれています。

しかし、川場村を代表する土産品や差別化商品は少なく、さらに川場ブランドを浸透させるためには親しみやすい川場土産を開発・販売することが課題となっていました。同社は村内の農業者や観光業者、製造業者、自治体などとの交流が深く、村のまとめ役的な立場を担っています。そのような人的交流の中から、川場村を代表する土産品開発の依頼が増え、以前から事業化を模索していた「雪ほたか」を使用した甘酒開発を実施することになりました。また、事業化にあたっては交流の深い村内の農業者、観光業者、製造業者を巻き込んでの土産品開発プロジェクトとしました。

開発支援により商品化した甘酒開発支援により商品化した甘酒 甘酒POP甘酒POP
企業名 有限会社かわば
代表者名 遠藤 淳 従業員数 30名
資本金 500万円 売上高 8,300万円
住所 群馬県利根郡川場村川場湯原2715-1
電話番号 0278-52-2121
主要製品 電子部品製造とプラスチック容器の検査梱包

制度を利用するきっかけ

同社は、電子部品製造とプラスチック容器の検査梱包事業を展開していますが、双方ともに下請け業務であり、発注元次第で業況が左右されやすい状況です。そこで以前から興味のあった甘酒製造による事業化を模索していたところ、群馬県商工会連合会の経営指導員から経営革新計画の承認について紹介を受けました。

その後、群馬県より経営革新計画の承認を受けることができ、試作開発から販路開拓までのフォローアップが開始されました。

支援内容

今回、同社は中小企業支援ネットワーク強化事業およびネットワークアドイバイザーの支援を得ました。中小企業支援ネットワーク強化事業とは、中小企業が抱える経営課題への支援体制を強化するため、地域の中小企業団体、地域金融機関、税理士、NPO等の中小企業支援機関等からなるネットワークを構築し、支援機関の連携の強化、支援能力の向上を図る事業です。また、ネットワークアドバイザーは、ネットワークを構成する支援機関の巡回等を行い、中小企業の高度・専門的な経営課題に対応し、必要な場合には専門家の無料派遣により課題解決を図る者です。

甘酒を開発・販売するにあたり同社のみでは経営資源に乏しいため、群馬県商工会連合会、川場村商工会、ネットワークアドバイザーの助言を得て、甘酒製造は村内の農産物加工メーカーへ委託し、平成24年1月に試作品の開発から取り組みました。 米と米麹の配合量、加温の温度帯、加温時間、殺菌条件を複数パターンで試作し、試飲アンケートを行いました。それにより、最適なレシピと製造工程が確立され、原価が算出されました。試作品が完成するまでには専門家から、Brix、pH、米の溶け具合、喉ごし、濃厚さ、甘み、旨みなどの調整について助言を得、子供でも違和感なく飲める味に仕上げました。

なお、ターゲット顧客は川場村を訪れる観光客を中心として、村内の小売店や旅館などで販売することになります。また、米麹と米で製造した甘酒は「飲む点滴」と言われるほど栄養があり、発酵するときにビタミンB1、B2、B6、パントテン酸(ビタミンB5)などビタミン群がつくられます。さらに、甘酒のカロリーは100gで81kcalしかなく、他の食べ物で例えるとおおよそみかん2個分くらいに相当するので、健康志向の強い現代において低カロリー・高栄養飲料として注目を集めています。 そこで、健康志向の高い層にも効果的なアピールができるようパンフレットの作成についても助言を得ました。

支援の結果、開発された甘酒は平成24年10月より道の駅・田園プラザかわばや旅館で販売され、リピート注文を受けている状況です。さらに世田谷川場ふるさと公社が運営する世田谷区民健康村では、朝夕の食事で甘酒の提供も始まりました。これはお土産用の他に業務用の需要も開拓できることになり、小売り用・業務用の2種類で拡売しています。

さらに、甘酒を原料に使用したまんじゅう・ロールケーキ・プリンも試作しており、今後は甘酒関連商品のラインナップが拡大する予定です。

支援の結果と今後の展開

今回、事業の立ち上げと商品化の準備、販路開拓の支援が実施されました。

この結果、事業化のスピードアップおよび高度な事業展開のためのマーケティングプロセスに則った事業推進に、寄与をしたと考えます。

経営革新計画および中小企業ネットワーク強化事業による支援は今後も継続され、果汁入り甘酒や、甘酒を用いたスイーツなど複数の新商品を継続的に開発して行きます。

今後は、新商品開発を通じてさらなる川場村の発展に貢献したいと考えています。

お問い合わせ先
群馬県商工会連合会
TEL:027-231-9779

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