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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2013年]

「外食不況」などを吹き飛ばす売上改善支援【焼肉喜林】

[サービス|北海道]専門家派遣なしなし

企業概要

住宅街に立地する小さなお店

住宅街に立地する小さなお店

焼肉喜林は、経営者が20年前に脱サラをして創業した、岩見沢市の住宅街に立地する小さな焼肉店です。

喜林は上質な和牛を扱う焼肉店として、岩見沢市においては「こだわりの店」として知名度も高く、「お客様が来たとき」「久しぶりに皆が集まったとき」など、晴れの日に多く利用される地元密着型のお店です。

住宅街の立地でありながら、A5クラスの上質な銘柄和牛を特別価格で提供しているため、医師、ばんえい競馬の騎手や馬主、会社経営者など「本物の味を求める層」のファンも多く、あえて隣町からも常連客が通ってくるほどです。

反響を呼んだ5円キャンペーンチラシ反響を呼んだ5円キャンペーンチラシ メニューブック刷新で追加注文を促進メニューブック刷新で追加注文を促進
企業名 焼肉喜林
代表者名 西谷内 信太郎 従業員数 3名
資本金 売上高 1,800万円
住所 北海道岩見沢市4条東18丁目50番地5
電話番号 0126-23-1130
主要製品 焼肉(A5クラスの銘柄牛のサーロイン、カルビ、ロース等)

制度を利用するきっかけ

喜林は、昨今の外食不況や消費者の低価格志向の影響により4年ほど前から売上高が低下傾向にあり、さらに追い打ちをかけたのが、平成23年の東日本大震災による放射能汚染、そして生肉ユッケ問題でした。仙台牛や山形牛など東北の銘柄牛の「ユッケ」「レバ刺し」「牛刺し」に多くの固定ファンが付いていた喜林は大打撃を受け、資金繰りもままならない状態となりました。

こうした中、商工会議所の会報で相談会の告知を見た経営者は、資金繰りの相談のため、商工会議所を訪問しました。その際、商工会議所の経営指導員からは融資等の応急処置ではなく、抜本的な経営立て直しが必要とのアドバイスを受けました。

そこで北海道経済産業局の専門家派遣制度により、中小企業診断士の経営指導が無料で受けられるということを知り、制度を利用することにしました。

支援内容

売上増加支援として、「新規顧客開拓」「休眠顧客の再活性化」「来店頻度促進」「注文点数増加」の観点から、以下の支援が行われました。

1.顧客心理の「認知」と「興味」を刺激するために「5円キャンペーン」を企画し、チラシ作成、新聞折込を実施

喜林は、美味しいこだわりの店として知名度はありましたが、昨今の低価格志向の中では、「行きたいけどなかなか行けない店」にポジショニングされており、顧客の頭の中にある外食の際の「店舗の選択肢」から外れていることが聞き込み調査により判明しました。

そこで、「選択肢に上がること」「来店したくなる動機付け」を行うためには、インパクトのある企画が必要と考え、当時開発中であった、ジンギスカン1人前(473円)を5円で提供する「5円キャンペーン」を企画しました。

実際には、岩見沢東部地区5,750世帯に対しチラシの新聞折込を行い、認知度を高めることで「新規顧客開拓」「休眠顧客の再活性化」を狙いました。当チラシは、支援専門家自らがパワーポイントで作成し、コストを最大限に抑えました。

2.来店頻度促進と新規顧客開拓(紹介)を促進するために、「次回使える5円クーポン」を作成し、来店客に複数枚配布

来店したお客様には感謝の気持ちを込めて「次回使えるクーポン」を複数枚お渡ししました。クーポンは、ジンギスカンだけでなく「ブタロース」「トントロ」「ホルモン」なども5円で提供するものとし、お得感のある内容にしました。複数枚配るのは、知人にも配布されることを狙ったもので、「来店頻度促進」だけでなく「新規顧客開拓(紹介)」にも効果が現れました。

クーポンの活用は、焼肉店では複数の注文が見込め、さらに喜林は客単価も高いため、1品を5円で提供しても、来店客数が増えれば割引額以上の利益が期待できます。

3.注文点数の増加を狙い「メニューブックの刷新」を実施

これまで喜林のメニューブックは、メニュー名と料金が羅列されただけのものでした。そこで、注文点数の増加を狙い「メニューブックの刷新」を行いました。具体的には、(1)料理写真と説明文を掲載し、商品の「シズル感」と「こだわり」を伝えること、(2)ハーフサイズを設定することで、今まで注文したことのなかった新たな1品の追加注文の促進を図りました。

なお、当メニューブックも支援専門家自らがパワーポイントで作成し、コストを最大限に抑えました。

支援の結果と今後の展開

平成24年1月に実施した新聞折込チラシの結果、記録的な大雪が降った時期とも重なったにも関わらず、1月は前年比124%、2月も同比119%の売上高を記録しました。チラシの回収も1月-2月の2カ月間で66枚を数えました。

また、3月には新メニュー(焼きしゃぶ)の発表をメインとしたキャンペーン第2弾を実施し、4,000部のチラシ折込で3月は前年比169%、4月も同比151%の売上高でした。加えてメニューブック刷新後は、以前よりもサブメニューの注文数も増加しており、売上増に拍車をかけています。

具体的な成果を実感する中で、経営者の経営意識が高まり、チラシの回収や日々の売上状況を把握することが楽しみになり、自らPDCAサイクルを回すようになったことも大きな成果といえます。

今後の戦略展開としてはチラシ配布地区を広げ、商圏の拡大を狙っていきます。短期的の展開としては、まず岩見沢市全域での認知度を高め、その後、美唄市・三笠市など常連客が数多くいる近隣市町村へのチラシ配布を行っていきます。

また、近い将来、札幌への2号店出店も視野に入れています。

お問い合わせ先
一般社団法人北海道中小企業診断士会
TEL:011-241-8556

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