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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2012年]

安全機能を持たせた通学帽「ほっと安心帽」の新たな販路開拓【リード】

[化学・繊維|岩手県]コーディネート(TLO等)なしなし

企業概要

株式会社リードは、岩手県二戸市において婦人服の縫製・卸業を営んできましたが、中国製品などとの価格競争で年々収益力が低下し、高付加価値品の開発が喫緊の課題でした。このようななか、高齢者や子どもたちの安全・安心な生活に寄与し、縫製業とのシナジーを活かせる雑貨品として、頭部保護帽子「ほっと安心帽」の開発に至りました。

この製品は、従来の帽子の内面を特殊素材で補強する独自の3層構造で耐衝撃性能をもたせたものです。衝撃吸収力は、ヘルメットと布帽子の中間で、キャディー用保護帽よりも高いことが実験で確認されています。さらに、内外縫製を工夫することで通気性と軽量化を実現し、デザイン性も考慮した「普段の生活で使える帽子」が大きな特徴です。

本製品は、震災後の防災意識の高まりから、マスメディア、雑誌等で紹介されました。このため、特に学童用通学帽としては通販や学校用品の問屋などから引き合いも多く、販路開拓中でした。

しかし、B to Bビジネスとしての産業用途についてはどのような分野にニーズがあるか明確になっていませんでした。産業用途の場合は、従業員1人ひとりの使用になるため、まとまった需要が期待されること、また新入社員や異動等による継続的需要拡大が期待されることから、ぜひ参入したい分野でした。しかし、具体的にどのような職種、分野でニーズがあるか使用場面を設定することができていなかったため、自社単独では販路開拓が難しい状態でした。

ツバが小さく、作業の視認性がUPツバが小さく、作業の視認性がUP 三層構造で衝撃を吸収三層構造で衝撃を吸収
企業名 株式会社リード
代表者名 戸泉 秀明 従業員数 1名
資本金 100万円 売上高 非公開
住所 岩手県二戸市米沢字家ノ上39-1
電話番号 0195-23-5526
主要製品 衣料雑貨企画開発

制度を利用するきっかけ

制度利用のきっかけは、戸泉社長が中小機構の窓口相談で販路開拓の相談をしたことから始まりました。「ほっと安心帽」は、岩手県発明くふう展で製品面を、また、いわてビジネスプラングランプリではビジネス面の最高賞を得たことから、具体的販路の相談をしました。当初は、子供用「ほっと安心帽」の販路開拓の相談でしたが、産業用安全帽としてB to Bの販路開拓の可能性を検討することとなりました。

支援内容

販路開拓コーディネート事業の第1段階は、販路開拓チーフアドバイザーとともに行うマーケティング企画のブラッシュアップです。軽くて、通気性もよく、折りたためることから、ヘルメットの着用義務はないが頭部の事故発生の危険性がある産業用分野として、(1)倉庫などでの軽作業用、(2)子供や高齢者などのスポーツ用、(3)果樹園などの農作業用の3分野について、テストマーケティングを行うこととしました。

そして、同事業の第2段階 は、支援企業が販路コーディネーターとともに市場の声を聞く、仮説の検証です。

その結果、(1)軽作業用として配管などの設備点検時に気軽にかぶれる保護帽としてニーズがあることが明らかになりました。しかし倉庫内作業は、ヘルメット着用義務作業とヘルメット着用不要作業が混在するため、労災事故等が発生する危険性があることから併用は困難であるとの意見でした。

(2)スポーツ用では、スポーツパフォーマンスが上がること、量販品であることなどが求められ、コンセプトと合致しないとの評価でした。(3)農作業用では、果樹栽培農家などに限定されると思われること、使用事例などを農業関係の新聞や広報誌等に掲載することが必要であるとの意見を得ました。

同事業の第3段階 は、仮説の評価と今後の方向性についての提言です。頭部保護ニーズの強さと事故防止対策ニーズの2軸でターゲット分野を分析し、優先順位をつけて営業を継続していくことなどの提言をアドバイザーより得ました。

支援の結果と今後の展開

通信電源設備保守点検企業でモニター使用後、ツバの大きさや折りたためることなどの改善要望を得て、素早く対応したことから見積提出後、試験的に納入をすることができました。

また、各種機械リース企業や倉庫業の企業では、モニター使用から、安全面であご紐の追加や屋外使用のための防水加工が必要であることなど、今後の改善方向が明らかになりました。

お問い合わせ先
(独)中小企業基盤整備機構 関東本部経営支援部 マーケティング支援課
TEL:03-5470-1638

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