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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2012年]

災害緊急時に使える「携帯緊急便利袋」(特許取得済)の販路開拓【テクノキャッチ】

[その他|東京都]コーディネート(TLO等)なしなし

企業概要

ポケットティッシュタイプの便利なポリ袋

ポケットティッシュタイプの便利なポリ袋

株式会社テクノキャッチは、古内衣枝氏が平成23年7月に東京都荒川区で創業した会社です。古内社長は「経済活動を通して社会に貢献し、結果、企業が幸せになる社員が幸せになる」という経営理念を掲げる中小企業経営者の妻として、夫を支えてきました。また、(社)婦人発明家協会に籍を置き、関東大震災で被災した両親の体験談の影響を受け、災害関係の活動もしてきました。

そのような環境の中で、古内社長が考案した「携帯緊急便利袋」は、「第44回なるほど展」で(社)婦人発明家協会会長賞・特賞を受賞したものです。受賞の通知があったのは、折しも平成23年3月11日に発生した東日本大震災の10日前でした。そのあまりにも悲惨な状況に衝撃を受け、微力ながらお役に立てればと、受賞品の商品化と普及に使命感を持って創業されました。

同商品は、携帯に便利なようにポケットティッシュタイプ(特許)になっているポリ袋です。災害緊急時に貯水袋、防煙マスク、緊急トイレなどに使用できます(写真1)。従来のポリ袋は、シール部分の耐圧性が弱いため、水漏れや破損することがありましたが、底部シール時に所定枚重ねと、高周波ボトムシール加工を用いた製法(特許)により、低コストで耐久性があり、すわりのよい商品となりました。原材料は、化学物質等安全データシート取得済みのものを使用し、東京都産業技術研究センターで、素材の厚さ、引張りの強さ、ヒートシールの強さ、水漏れの有無を試験済みです(写真2)。

水漏れ試験中の様子水漏れ試験中の様子 改善後(現在)の袋のデザイン改善後(現在)の袋のデザイン
企業名 株式会社テクノキャッチ
代表者名 古内 衣枝 従業員数 4名
資本金 1,000万円 売上高 非公開
住所 東京都荒川区東尾久4-39-7
電話番号 050-3535-9417
主要製品 防災用品の製造及び販売
知的所有権の保有利用及び売買

制度を利用するきっかけ

荒川区の相談窓口で創業の指導を受けた後、「中小企業総合展2011 in Tokyo」に出展しました。社長が高齢でありながら、社会に役立つ商品の普及に熱心に取り組んでいる姿勢が共感を呼びました。ただ同社は、女性ばかりで創業した会社であり、商品は特許を取得してはいるものの、アイデア商品です。同商品をビジネスにするためのステップを体験する必要があるとして、販路開拓コーディネート事業に申し込みました。

支援内容

販路開拓の支援対象商品である「携帯緊急便利袋」は、いざと言うとき便利な商品なので、ティッシュペーパーのように安価で広く普及させたいという意向がありました。しかし、ビジネスにしなければ長続きはしません。

支援事業の第1段階は、マーケティング企画の磨き上げです。使用シーンを想像しながら「買ってくれる人」や「売ってくれる人」を想定する必要があります。そこで用途は、(1)企業のイメージ広告用ノベルティ、(2)義援金への記念品に絞りました。アプローチ分野は、a)保険会社、b)大手広告代理店を通じた大手企業、c)防災関連、d)ゴルフ場などのレジャー関連、e)その他、となりました。

第2段階は、マーケティング企画(仮説)の検証です。想定した分野にネットワークを持つ4人のコーディネーターに集まってもらい「マッチング会」を開催しました。古内社長は、商品とそれに関わる想いをプレゼンしました。それぞれの分野から同商品のニーズを確認するとともに、市場の評価、仕様等の意見を聞いて販路開拓の可能性を探ることになりました。販路開拓活動は、約4か月間で計11社にアプローチを行い、社長の同行訪問は23回を数えました。

その結果、想定したそれぞれの分野からビジネスにするための貴重な情報を入手することができ、営業のステップも体験できました。そして今後、取り組まなければならない課題が明確になるとともに、営業のステップも体験できました。

事業の第3段階では、仮説の評価と今後の方向性で提言を受けました。

支援の結果と今後の展開

大手広告代理店では、コストダウンや仕様変更の要請があるものの、大手銀行の販促ノベルティとして採用の可能性が高まりました。教育市場を持つ商社とは、学校の備品として通販カタログへの掲載を調整中です。

今後はコストダウンのさらなる工夫、わかりやすい訴求への取組み、ビジネスにするための優先順位、継続的なアプローチ、組織的な営業の仕組みづくりが欠かせないとして、具体的な取組み方法などで提言を受けました。

また、現在では袋のデザインも改善しています(写真3)。

お問い合わせ先
(独)中小企業基盤整備機構 関東本部経営支援部 マーケティング支援課
TEL:03-5470-1638

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