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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2012年]

自分1人で360°全身を見ることができる鏡を開発し、首都圏での販路開拓を模索【大善硝子店】

[窯業・ガラス|宮城県]コーディネート(TLO等)なしなし

企業概要

360°から自身が見える鏡「ミレールミラー:こまち」

360°から自身が見える鏡「ミレールミラー:こまち」

有限会社大善硝子店は、仙台市において昭和47(1972)年に設立された板硝子工事や鋼製建具工事を請け負ってきた会社です。同社には、宮城県石巻市の石ノ森萬画館のガラス工事などの施工実績があります。またバブル崩壊後は、建築不況などにより売上げはピーク時の3分の1にまで落ち込んでいました。

そこで、大友利彦社長は後継者に残す新たな事業の柱をつくるため、商品開発を模索しました。そして平成20(2008)年に、360°から自分の全身を見ることができる鏡「ミレールミラー」(実用新案・意匠登録・商標登録:写真1)を完成させました。自分の体の後ろ姿や両脇などをぐるり360°から見ることができます。その後バリエーションを増やし、販売促進のためのプロジェクトを立ち上げたものの、いっこうに売れない状況が続いていました。

そのため地元仙台の洋装店や和服店でアンケート調査をしたところ、あれば便利だがなくても困らない、価格が高い(1台50万円前後)ので購入はしないという評価でした。そこで「中小企業総合展2009 in Tokyo」に出展したところ、新商品の手応えは感じるものの、多くの機能を備えたことから価格がネックになって購入してもらえないことに大友社長は気づきました。

さらに、翌年開催される「中小企業総合展2010 in Tokyo」に向けて、機能を単純化した廉価版「ミレールミラー:ライト」(価格は8万円前後:写真2)を試作しました。しかし、これまで同社はルート営業の経験しかなく、新商品を新たな分野にどのように営業するかが大きな課題でした。

「ミレールミラー:ライト」使用風景「ミレールミラー:ライト」使用風景 ニュータイプ「ミレールミラー:スリム」ニュータイプ「ミレールミラー:スリム」
企業名 有限会社大善硝子店
代表者名 大友 利彦 従業員数 5名
資本金 1,000万円 売上高 7,200万円(平成23年度実績)
住所 宮城県仙台市青葉区中江1-1-7
電話番号 022-222-2576
主要製品 板硝子、鏡、鋼製建具工事の施工および製品販売

制度を利用するきっかけ

中小機構東北本部で開催した、「中小企業総合展2010 in Tokyo」への出展者に対する「展示相談会」に同社の営業部長が来場し、展示の仕方などを相談したことが制度利用のきっかけです。

その後、営業部長が社長とともに総合展でのアンケート結果の件で来訪したおり、販路開拓コーディネート事業について説明を受けました。販売の代行や売り先の紹介ではないこと、仮説を立てて検証するテストマーケティングであることなどを理解し、支援を受けることになりました。

支援内容

販路開拓の支援対象商品である「ミレールミラー:ライト」は、自分1人で360°全身を見ることができる鏡「ミレールミラー」の機能を単純化した商品です。当初は廉価にするために「直ぐにでも中国にて量産化を開始したい」と社長は考えましたが、同事業で市場のニーズを確認してからでも遅くないとアドバイスを受け、考え直しました。

第1段階は、マーケティング企画の磨き上げです。「使用シーン表」の作成を通じてニーズが高い分野に絞り込みました。それは、(1)かつら・ウイッグ、(2)着付け教室(和服)、(3)百貨店の試着室の各分野です。

なお、平成23年3月の目利き会議で、同案件が採択された3日後、東日本大震災に襲われ、同社も事業どころではなくなりました。大震災から4カ月後にようやく、コーディネーターの前でプレゼンができる状態になりました。そこで、仮説とした分野にネットワークをもつ3名のコーディネーターに支援をお願いしました。

第2段階は、仮説の検証です。約4カ月間で合計8社にアプローチし、コーディネーターの同行支援を16回受けました。震災後のアクセスが悪いなかで、デモ用の機材を運搬しながらの活動で、社長、部長とも苦労しました。その結果、想定したそれぞれの分野から有益な情報を得ることができ、課題も明確になりました。特にかつら・ウイッグの分野では、業界大手の再試作依頼や見積り提出まで伸展しました。

支援の結果と今後の展開

第3段階は仮説の評価です。どの分野も購入するにはまだ課題が多い試作品であり、当初より予想した評価が顕在化しました。支援終了近くに、より工夫したスリム版(写真3)を「中小企業総合展2011 in Tokyo」に出展したところ、新たな展開も見えてきました。

今後は、かつら・ウイッグ業界の大手企業への対応と、さらなる改良に取り組み実績を作ることです。現在は「ミレールミラー:スリム」を主力に展開しています。

お問い合わせ先
(独)中小企業基盤整備機構 関東本部経営支援部 マーケティング支援課
TEL:03-5470-1638

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