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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2012年]

「半分」の発想が新規顧客獲得の大きなきっかけに!【双月庵】

[小売・卸|東京都]その他なしなし

企業概要

新たな企画を次々と打ち出す店主の石井さん

新たな企画を次々と打ち出す店主の石井さん

双月庵は創業50年、東京都板橋区内の商店街に立地する和菓子店です。最寄駅である小竹向原駅(東京メトロ、西武鉄道)から徒歩で10分ほどのところに店を構えています。店舗周辺は住宅地であるものの、店前における生活者の通行量はそれほど多くはありません。

店主は2代目であり、開業以来、国産の材料を厳選し、食の安全と安心をモットーに店づくりを続けています。具体的には、以下の点を特徴として事業を行っています。

 ・団子は備長炭で焼いている
 ・小豆は北海道産を使用している
 ・最中、どら焼きは北海道産の大納言小豆を使用している
 ・塩は粗塩を焼いてから使用している
 ・栗は煮崩れ寸前まで柔らかく煮る
 ・黒糖は沖縄の波照間産の高級品を使用している
 ・和菓子は一つひとつ心を込めて作る

双月庵の入口商品である「ミニ豆大福」

双月庵の入口商品である「ミニ豆大福」

双月庵の商品は、団子やおこわなど朝生系、栗饅頭といった焼き菓子系、まんじゅう、和風カステラなど並生系、最中を代表とする乾き物で構成されています。特に焼き菓子系である「凱旋門」は、和の伝統と洋の感性を調和させた商品であり、菓子博覧会にて大臣賞、金賞にそれぞれ輝き、板橋区の逸品にも認定されました。以上の定番商品のほか、季節に応じた商品も提供しています。

売上の大半は店売で、卸売はほとんどありません。来店する顧客の多くは、長年利用し続けてくれている地元の高齢者です。しかしながら、年が経つにつれ既存の顧客数は減少の傾向にあり、いかにして新規顧客を開拓するかが課題となっています。

企業名 双月庵
代表者名 石井 正幸 従業員数 2名
資本金 売上高
住所 東京都板橋区大谷口北町71-11
電話番号 03-3955-2764
主要製品 凱旋門・板橋お伝え最中

制度を利用するきっかけ

これまで「何か新たな取組みをしなければ」と考えていたものの、時間ばかりが過ぎていきました。そのようなおりに、板橋区主催の後継者育成講座の案内を目にしました。「消費者視点で店づくりを考える」という身近なテーマであったので、参加を決意しました。この講座は、講義・演習のほか、実際に地域の消費者が個店を訪問する場を設け、それを新規顧客の開拓、また消費者の反応を理解して店づくりへ反映するという実践的な内容でした。

支援内容

板橋区の後継者育成講座では、導入段階として商店経営の基礎的な事項ならびに消費者の買い物心理についての講義および演習を行います。続いて実践段階として、自店のアピールポイントを明確にして、地域の消費者に訴求する場を設けます(消費者グループが店舗を訪問)。これにより、自店が定めたアピールポイントについて、消費者がどのように反応するのかを具体的に知ることができます。

双月庵の店主である石井さんは、講座の実践段階において、地域の消費者グループが自店を訪問する際、単に自店のアピールをするのではなく、新商品を企画し、その反応を見たうえで、新たな商品として導入するか否かを決めようと考えました。この企画段階において、講座の講師と話し合う中で、双月庵の商品における中心価格帯は150円程度であり、消費者にとって割高感があるのではないかという推測に至りました。そこで、看板商品の一つである豆大福を半分の大きさにし、価格も2分の1に設定した新商品「ミニ豆大福」を企画することにしました。いわゆる気軽に買える商品(入口商品)づくりです。実際に消費者グループが双月庵を訪問した際、ミニ豆大福を試食してもらいました。訪問した消費者は皆、大絶賛でした。石井さんは「これはいけるのではないか」と判断し、商品として導入することを決意したのです。「ミニ豆大福」の導入後、今まで縁の薄かった地域の若い主婦の方が利用するようになり、来店客数が増えていきました。

支援の結果と今後の展開

「ミニ豆大福」が売れ、新規顧客の獲得がなされた経験を有することで、自ら積極的に仕掛けていくことの楽しさ、大切さをあらためて痛感しました。

その後、双月庵では「ミニ豆大福」よりも単価の高い「かりんとう饅頭」を導入して、地域の消費者においては「双月庵は何か面白い仕掛けをしてくるお店」と捉えられるようになり、さらに来店客数を増やしていきました。

今後は、和菓子のジャンルを超えた新商品の企画を予定しています。

お問い合わせ先
板橋区産業経済部 産業振興課 商工振興係
TEL:03-3579-2171

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