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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2012年]

安否確認システム「ささえあい」で孤独死を防止【千葉通信システム】

[情報・通信|千葉県]専門家派遣相談・アドバイスなし

企業概要

安否確認「ささえあい」装置。本体・センサー・回転灯。

安否確認「ささえあい」装置。本体・センサー・回転灯。

株式会社千葉通信システムは、NECで20年間以上勤務した技術力のある渡辺正明社長により、平成6(1994)年に設立されました。同社は、通信OA機器の販売工事業者かつ総合コンサルタントとして、LAN/WAN等のネットワーク工事の受注により売上が増加しています。

また最近では、電気通信工事等で培ったノウハウをベースに、積極的に商品開発に取り組んでいます。

主な取扱い製品は、1.電話・ネットワークの構築、2.セキュリティサービス(・情報管理、・侵入対策、・防犯対策、・防犯カメラ)、3.安否確認サービス、の3分野です。

社是は、創意・工夫、創業精神は、「嘘のない誠実な商いを」のもと、「世のため人のためになる企業づくり・人づくりを通じて、関わるすべての人たちが幸せに豊かになれる事業活動」を日々追求しています。

現在、全国的に高齢者の孤独死が問題になるなか、千葉県中部・南部も急速に高齢化が進展しています。その実態に心をいためた渡辺社長は、同社のノウハウを活かした安否確認システムを開発しました。それは、通常生活のなか、負担なく自然に地域が高齢者安否をささえあうシステム「ささえあい」です。渡辺社長は、この「ささえあい」システムによる、安心・安全な高齢者地域社会の形成について熱っぽく語っています。

町内会報にても大きく紹介。
富里市七栄南区会にて住民説明会を実施。町内会報にても大きく紹介。富里市七栄南区会にて住民説明会を実施。 地域での「ささえあい」説明会地域での「ささえあい」説明会
企業名 株式会社千葉通信システム
代表者名 渡辺 正明 従業員数 9名
資本金 1,000万円 売上高 約1億円
住所 千葉県富里市七栄127 IKビル1F
電話番号 0476-93-5188
主要製品 通信OA機器の販売・工事、高齢者安否確認システムの開発販売

制度を利用するきっかけ

同社は、平成17(2005)年に、「移動式防犯カメラの開発とレンタル」にて、経営革新支援を利用しました。息子の結婚式に出席できない母に、インターネットを活用して式場の中継を行う等々、多くのお客様に喜びを与えてきました。

また、その後も積極的に商品開発を進め、今回、富里市商工会から専門家派遣を得て、安否確認システム「ささえあい」を開発・販売するにあたり、再度の経営革新支援の利用となりました。

支援内容

既存の高齢者安否確認システムには、次の問題点があります。

(1)緊急通報装置形式の場合、高齢者が緊急ボタンを押さなければ通報されないため、ボタンを押せない間に容態が悪化するリスクを伴う。

(2)メール配信システムでは月々の経費がかかり、ガス・水道等の使用状況を検出するには、一軒ごとのその検出設備の設置が高価となる。

(3)現状の製品やシステムでは、「孤独死」を早期確実に発見するには十分とは言えず、万が一「孤独死」があってその発見が数日以上要した場合、現場は悲惨なものとなり、遺族は故人への最後のお別れすらできない悲しい現実がある。

そこで今回、派遣された専門家からは上記の問題点の解決に向けて、「高齢者の安否確認を行うにあたっては、高齢者がセンサーに反応しない場合、倒れているから反応しないのか、また外出しているから反応しないのかなど、どのような方法によって高齢者を自動的に認識するシステムとするのか」との示唆を受けた渡辺社長は、独創的な発想のもと、「ささえあい」を開発するにいたりました。

「ささえあい」システムは、現状のシステムや製品では解決できなかった問題点を解決し、かつ、既製品に比べて安価で使用できる装置を提供するものです。シンプルで確実な方法で高齢者の室内における生活行動を、次の方法により見守ります。

a玄関ドアにマグネットスイッチを設置

b茶の間・トイレ・玄関近傍に人感センサーを設置

上記aおよびbの動作状況の組み合わせで認識した異常は、玄関先またはベランダなどに設置したパトライトを点滅させ、ご近所・民生委員・郵便や新聞配達等の方々に、室内で起きている異常にいち早く気が付いてもらうものです。いわば、地域の皆が地域の高齢者をささえあうシステムです。

同社は、本件支援を得て、製造委託先に金型発注をするとともに、市場開拓営業強化のため、平成24年1月から新規人材1名を採用しました。

「ささえあい」は、国土交通省の高齢者専用住宅モデル事業に認定された茨城県鹿嶋市の高齢者施設にも採用されました。

また、渡辺社長は、さらなる機能充実・サービス向上のためメール送信機能に特化した通信モジュールの開発を、産官学連携で進めています。

支援の結果と今後の展開

専門家の支援を受けて開発を行った安否確認システム「ささえあい」は、TBSテレビ「みのもんたの朝ズバッ!」(平成24年1月23日放送分)において、高齢者の見守り活動の一事例として紹介されました。

また同社は、引き続き、次の販売先・事業提携先に働きかけを実行しています。

1.公共住宅自治体・管理組合・地方自治体
 特に、急増している孤独死が社会問題化している自治体や、富里市のように行政負担で通報装置を設置しているような自治体(富里方式といえます)です。
 2.介護サービス業者
 3.警備会社
 4.不動産業者
 5.ガス会社

なお同社は、通信ノウハウを工夫し最大限活用して、これからの安心・安全な高齢化地域社会を育むべく、さらなる拡販と機能充実に努めています。

お問い合わせ先
富里市商工会
TEL:0476-93-0136

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