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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2012年]

こんにゃくを活用した味のしみこみやすい業務用加工素材の開発【北毛久呂保】

[食料・食品|群馬県]専門家派遣相談・アドバイスなし

企業概要

ブルーベリーで味や色を付けたこんにゃく新素材

ブルーベリーで味や色を付けたこんにゃく新素材

北毛久呂保は、昭和49(1974)年に会社設立以来、群馬県利根郡昭和村地域で収穫されるこんにゃくを製造・加工し、地元のスーパーなどに卸していました。大手量販店などの進出による地元スーパーの廃業や大手こんにゃくメーカーの進出にともない、スーパーとのこんにゃく・しらたきの取引が減少しました。近年は、量販店との競争を回避するため、こんにゃくラーメン、こんにゃくうどん、こんにゃくジャーキーなど付加価値のある自社ブランド製品を開発し、県内のお土産店や高速道路SA売店、さらには草津・伊香保・水上・四万などの温泉旅館で販売しています。

今回、新たに取り組んだ事業は、長年培ってきたこんにゃくの製造ノウハウを使い、米粉や澱粉をうまく配合することで、独特の柔らかい食感を持つ新素材の開発です。通常、一度凝固させたこんにゃくは熱を加えると硬くなりますが、本素材は熱を加えても柔らかさを保持できます。また、強い保水性と吸水性があり、凝固後も水分を抱き込む性質があります。これらのことから食感を変えることなく柔らかさを保持し、凝固後に味を付けることが容易です。また、本素材は強い冷凍耐性を持ち、冷凍保存も容易であるため、加工性や保存性にも優れています。

これらのことから、本素材は暖かいスイーツの開発の可能性や長期冷凍保存の食品の開発も期待でき、また、こんにゃくを主原料としていることから低カロリーであることも特長です。

本素材の販売対象とする市場は業務用食品分野です。幅広く応用の利く製品であるため、新しいスイーツの開発も期待できます。

スイーツに利用するこんにゃく新素材スイーツに利用するこんにゃく新素材 ロールケーキに挟み込むこんにゃく新素材ロールケーキに挟み込むこんにゃく新素材
企業名 株式会社北毛久呂保
代表者名 兵藤 武志 従業員数 17名
資本金 1,000万円 売上高
住所 群馬県利根郡昭和村橡久保588
電話番号 0278-24-1101
主要製品 こんにゃく、こんにゃくの加工品

制度を利用するきっかけ

観光客向けの付加価値のあるこんにゃく製品を開発・販売してきましたが、それも景気低迷による観光客の減少で、売上げは減少傾向にありました。そこで、従来製品にない新素材のこんにゃくを開発し、近年伸びているスイーツ類の製品化および食材を提供することを考えていたところ、商工会の経営指導員から地域産業資源活用促進法に基づく事業計画の認定を紹介いただきました。

その後、国の認定を受けることができ、フォローアップが開始されました。

支援内容

開発中の製品は、こんにゃくを活用した味のしみこみやすい業務用加工素材(食品素材)であり、米粉と澱粉とを合わせ、水分を吸収し閉じ込める特性を持たせてゲル状にしたものです。本素材は、水分を多く含み柔らかな状態を保ちながら、冷凍保存や常温での長期保存が可能な家庭用・業務用の新しい食感の食品です。この開発計画を、海外展開を視野に入れて作成しました。

まずは試作品の改良を行いました。和菓子・洋菓子用の味のしみこみやすい業務用こんにゃくの具体的なニーズ調査として、ヒアリング調査を行いました。また、調理人などの意見を仰ぎながら、要望に沿った試作サンプル提供のための調査を実施しました。さらには、料理人や研究者の意見を仰ぎながら製品の試作を行いました。

なお、ターゲット顧客は、地元の旅館・ホテル、菓子メーカー等であり、地場の土産店に洋菓子・和菓子の業務用素材として製品を販売しました。

また、販売先のメーカーで加工された製品は、最終的にはカロリーを気遣う女性を主要な顧客とする市場も対象としました。その後、さまざまな水溶性素材を吸収し、加工できるアイテムに広げて市場展開しました。

具体的な販売方法としては、地元の旅館には料理のデザートや料理用素材として、すでに取引のある有名百貨店、パーラー、和菓子・洋菓子メーカーにはスイーツ素材として販売しました。さらに、スイーツ素材を販売する菓子店、料理教室等での販売展開を目指しました。すでに和菓子・洋菓子メーカーでは試食テストを実施して、新しい素材として高評価を得ています。

また、素材として提供したメーカーから、群馬県産素材を活用したスイーツとして製造した製品の供給を受け、地元の高級旅館、ホテル、高速道路のサービスエリア売店と連携し、地域での商品ブランドの確立に努めています。さらには、首都圏などの大消費地でのデパート、パーラー、飲食店への展開を図ることにより、約3年間で事業化する計画としています。

現在でも、取引先への訪問・紹介やアンテナショップ等を積極的に活用して、事業の周知に努めることで、営業活動を補強しています。さらには、地元の展示会や全国規模の展示会に出展し、試供品評価調査を行っています。これらの反応を見ながら、新たに地元ケーキ屋、菓子製造業などパートナーとなる菓子メーカーを探しているところです。

支援の結果と今後の展開

最近は、こんにゃくの製造ノウハウを活かして、同業者に手づくり生芋こんにゃくや、こんにゃくそばなどの付加価値のある製品を供給しています。これからも素材の特性を活かし、高品質を重視した業務用市場向け商品の開発に力を入れて行く方針です。

さらには、国内はもとよりダイエット志向の強い国などを対象として、今後海外への展開を検討して行きます。

お問い合わせ先
中小機構関東 地域連携支援課
TEL:03-5470-1640

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