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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2012年]

大村湾産黒ナマコを用いた新規スキンケア・ヘアケア商品の開発および販売【大村湾水産加工品販売】

[機械|長崎県]専門家派遣相談・アドバイスなし

企業概要

福岡市中心部にある交通に便利な本社

福岡市中心部にある交通に便利な本社

大村湾漁協が水揚げしているナマコには青、赤、黒の3種類ありますが、このうち国内における食用としての市場価値が高いのは青ナマコ、赤ナマコであり、同時に水揚げされる黒ナマコの市場価値は低いものでした。

ですがナマコには食用以外にも優れた効能があると言われており、その有効な活用法を模索していました。大村湾産黒ナマコの乾燥加工品を中国へ輸出する事業に携わっていた有志が商品化を検討し、長崎大学に相談をもちかけ、長崎大学から石鹸あるいは化粧品の原料としての成分分析等の技術指導を受けることができました。

そこで大村湾漁業協同組合を中心に石鹸製造会社に委託して、「黒ナマコ成分配合・海からの贈り物石鹸」を開発することができました。その販売を強化するために、商品化に尽力した有志が中心となって、新たに石鹸の販売を主目的とする大村湾水産加工品販売株式会社を平成21(2009)年8月に設立しました。また、漁協等から開発に関するノウハウも引継ぎ営業を開始しました。

石鹸は、半年間のリピート率が82%と好評を博し、売上も初年度で約5000万円と順調に伸びてはいましたが、開業後1年を経る頃にはマーケットに関する知見も蓄積され、石鹸だけでは企業としての大きな成長が見込めないとの見方も生じてきました。実際、石鹸愛用者に対するアンケート調査でも、スキンケア・ヘアケア製品への拡張を期待する声も多く出ていました。

今回、大村湾水産加工品販売株式会社が中心となり、これまでと同じく大村湾漁業協同組合、石鹸製造会社、長崎大学が連携する形で黒ナマコの保湿成分を活用した石鹸以外の新しいスキンケア・ヘアケア関連商品群の開発に本格的に着手することとしました。

スキンケア・ヘアケア化粧品試作品および黒なまこ石鹸スキンケア・ヘアケア化粧品試作品および黒なまこ石鹸 黒ナマコの保湿成分を活用したスキンケア・ヘアケア関連の試作品黒ナマコの保湿成分を活用したスキンケア・ヘアケア関連の試作品
企業名 大村湾水産加工品販売株式会社
代表者名 代表取締役社長 矢野 幸作 従業員数 5名
資本金 3,000万円 売上高 4,941万円(平成22年7月期)
住所 福岡県福岡市中央区今川2-7-1 (支援の実施は長崎県の支援機関)
電話番号 092-735-6638
主要製品 保湿成分の高い黒なまこ活用石鹸・スキンケア・ヘアケア商品

制度を利用するきっかけ

平成21年度に黒なまこ石鹸開発事業において、長崎県農商工連携ファンド事業に申請し助成金が採択されました。

平成22年度には今回の新しいスキンケア・ヘアケア関連商品群の開発に際して、国の農商工連携事業の認定および補助金を得たいとの目標を掲げ、長崎県商工会連合会にその旨を相談しました。長崎県商工会連合会が委託を受けた機関から専門家(中小企業診断士)の紹介があり、専門家の支援を受けることができました。

支援内容

まず、紹介された専門家から、はじめに国の農商工連携事業の基本的説明を受けるとともに、商品開発についての市場規模、事業の外部環境、SWOT分析等について具体的な説明があり、専門家の指導のもと具体的に分析作業を行いました。

これまでの黒なまこ石鹸愛用者への顧客アンケート、顧客からのはがき等、化粧品業界の動向等を調査した結果、自社のポジショニング、ターゲット顧客を絞り込むことができました。

さらに、新製品開発において重要な要素である新規性(九州では唯一か?)、優位性(他社との差別化)、市場性(市場調査を含めた顧客ニーズ)、成長性(成長分野事業か?)、地域性(地域振興に繋がるか?)等についても専門家の指導を受け、さらなる市場調査、他社との比較、地域性調査等によって特徴および商品コンセプトを明確にしました。

具体的には、ご当地コスメとしてオーガニック素材使用化粧品の特徴を活かした独自の基礎化粧品であり、国内では唯一の黒なまこ化粧品です。他社の類似商品との優位性・差別化を明確にし、新しいブランド作りに取り組むこととしました。連携体である大村湾漁協、石鹸・化粧品製造会社のそれぞれの役割分担、創意工夫した点を明確にするとともに、連携により今後利益、売上げが双方とも拡大できる事業計画を作成しました。

そこで、これまでの事業分析、事業計画を申請書にまとめ、中小企業基盤整備機構に相談し、中小企業基盤整備機構の CA(チーフアドバイザー)、県の機関の専門家より共同で申請書作成方法、プレゼン方法について支援を受けました。

支援の結果と今後の展開

支援を受けた結果、国の農商工連携事業計画として認定を受けることができました。九州において採択されたのは3件であり、年々審査が厳しくなっています。その後補助金を申請し、これも交付を受けることになりました。

しかし、同社は東北地方に多くの顧客を抱えており、その後の東日本大震災の影響で東北地方を中心として全国的売上げが激減しました。現在は少しずつ回復しつつあるものの、具体的な販売戦略の再構築を図っています。

今後の事業計画としては、平成26年度の黒なまこ化粧品の売上げは3,000万円を目標としています。

お問い合わせ先
長崎県商工会連合会
TEL:095-824-5413

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