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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2011年]

飛騨牛に続く飛騨ブランドを目指し、飛騨・納豆喰豚(なっとく豚)を開発【天狗】

[小売・卸|岐阜県]専門家派遣相談・アドバイスなし

企業概要

全国優良食品店コンクール農水産大臣賞!

全国優良食品店コンクール農水産大臣賞!

飛騨の食肉店・天狗は、昭和28(1953)年に戸谷吉之社長の父親が開業しました。しかし父親は、吉之社長が1歳のとき不慮の交通事故で他界しました。そのとき母親は22歳でした。「夫の志を将来息子に伝えたい」、この一心で母親は働きました。

そして昭和54(1979)年、吉之社長は大学を卒業し、教師になる夢を抱いていましたが、母の必死に働く姿を見て断念しました。そこで食肉学校に入り、後を継ぐことを決断しました。この苦難の歴史が天狗の繁盛の原点です。その後、天狗は順調に発展し、現在の年商は売場面積12坪で2億円を達成しました。

売上高構成比は牛肉35%、弁当・惣菜25%、豚肉25%、ハム6%、鶏肉3%、その他6%です。また、天狗は平成19年度の「第17回全国優良食品店コンクール」において「農林水産大臣賞」をはじめ数々の賞を受けるまでに成長を遂げました。そこで吉之社長の次なる課題は、飛騨牛に続く豚肉のブランド化でしたが明確な方向性を見出せないでいました。しかし「農商工連携事業」により、飛騨・納豆喰豚(なっとく豚)を開発しました。これにより全国ブランドの飛騨牛に飛騨なっとく豚、最近人気急騰の国産無薬鶏(鶏肉)を合わせて、主力三種の肉を揃えることができました。

店内・ショウケースに見入る顧客店内・ショウケースに見入る顧客 柔らかく・しっとり感があり、美味しいと評判柔らかく・しっとり感があり、美味しいと評判

さらに天狗の強みは、肉を補完する手づくり惣菜が約200種類あることです。そのうち天狗オリジナルの惣菜は約100種類もありますが、飛騨なっとく豚の開発効果により肉と惣菜の相乗効果が一段と発揮されるようになり、さらなる繁盛店への基盤強化ができました。

企業名 株式会社天狗
代表者名 戸谷 吉之 従業員数 家族・役員…4名、パート8名
資本金 1,000万円 売上高 2億円
住所 岐阜県下呂市萩原町萩原1351-1
電話番号 0576-52-1103
主要製品 飛騨牛・納豆喰豚・鳥肉・惣菜・弁当・ハム・ソーセージほか

制度を利用するきっかけ

友人の会社「(資)龍の瞳」が1年前に農商工連携事業に認定されたことを知り、ぜひ自社も認定を受けたいと考えたのが動機です。そこで、岐阜県中小企業支援センターの登録専門家を務め、農商工連携事業も手がけていた知人の中小企業診断士に相談したところ、とんとん拍子に話が進行しました。

その後、中小企業基盤整備機構の担当者とも連携して、指導を受けることができました。

支援内容

当初、天狗と連携を組む堀田農産からの相談は、「すでに豚を仕入れて販売している。何とか農商工連携の認定を受けたい」との要望でした。

しかし「ただ仕入れて売るだけでは、工夫や新規性が足りない」との指摘を受け、あらためて分析・検討した結果、岐阜ブランドのけんとん豚には「飼料+ビタミンE+ヨモギ」を食べさせていますが、堀田農産ではさらに「納豆の粉末」を与えていることが判明し、申請の骨子を固めることができました。

このように農商工連携を目的とした両社は、農商工連携事業に関する申請書の作成指導を通して支援を得ましたが、次は「飛騨・納豆喰豚(なっとく豚)」の商標登録と、豚の丸ごと1頭買いによるトレーサビリティを確立することでした。

また個別指導では、天狗は(1)上級部位の肉は7日間で売り切る、(2)中間部位の肉は惣菜・弁当に加工する、(3)下級部位肉はプレスハム・ウインナーに加工することを受けました。一方、堀田農産は、豚の肥育環境を整えるため、(1)豚舎のウィンドレスと温度調整・害虫対策の工夫、(2)肥育豚舎、種付豚舎の工夫、(3)ワクチン注射・抗生物質管理を受けました。

今後の目標は、農商工連携事業の特典(販路開拓経費の2/3補助金)を活用しての、(1)各種イベントの共同開催、(2)各種連携事業の推進、(3)天狗から堀田農産への肉質、脂質、柔らかさ、味、顧客情報の提供、(4)堀田農産は、天狗からの情報に基づいての飼料配合や飼育環境の工夫です。

両社は共通目標として、飛騨なっとく豚を飛騨牛に次ぐ飛騨ブランドに育てることで合意しました。

支援の結果と今後の展開

「農商工連携事業」の認定を受ける前と後では、顧客や行政(県・市・商工会・観光協会等)の対応がガラリと一変し、さまざまな面で支援をしてもらえるようになりました。

また、タレントの熊田曜子さんが、週刊文春(平成23年4月21号)にて「飛騨なっとく豚ハム」を紹介したところ、全国から約700件の注文が殺到しました。反響の大きさに驚くとともに、自信を深めました。

今後は、他の農商工連携事業・認定企業との連携を強化して、惣菜の事業化を検討していきます。

お問い合わせ先
(独)中小機構中部
TEL:052-201-3068

(財)岐阜県産業経済支援センター モノづくりセンター
TEL:058-277-1090(代表)

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