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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2011年]

アルミ鋳物用砂型技術の高度化研究開発【昭和軽合金】

[金属|静岡県]資金援助・債務保証なしなし

企業概要

注湯作業は4人の息を合わせて

注湯作業は4人の息を合わせて

昭和軽合金有限会社は、昭和42(1967)年に砂型アルミ鋳造業として創業しました。

工作機械部品、船舶レーダー用部品向けのアルミ鋳物を製造し、平成12(2000)年には自硬性砂再生機を導入して、生産性を高めてきました。

その後、客先業界の変遷と同社の技術蓄積により、輸送用機器向け試作品へ主力製品の軸足を移しています。特にエンジンおよびミッション部品のように、非常に難易度の高いアルミ鋳物に強みを持つにいたりました。

メーカーにおけるハイブリッド自動車(HV)、電気自動車(EV)の開発立ち上がりに呼応して、同社は砂型造型技術の高度化に取り組み、製品の軽量化、複雑形状化の技術要求に応えています。

その経過において、同社は3K職場からの脱却と設備や人材への積極的な資源の投入を行い、平成23年にはISO9001品質マネジメントシステムを構築し、さらなる体質改善を進めています。

また、平成17年(2005年)には新連携(異分野連携新事業分野開拓)認定企業となり、公的助成事業を活用して技術開発に努めています。

細くて複雑形状の中子が6mmまで可能に!細くて複雑形状の中子が6mmまで可能に! ISO9001自己適合宣言の看板を掲げたISO9001自己適合宣言の看板を掲げた
企業名 昭和軽合金有限会社
代表者名 小林 久二康 従業員数 20名
資本金 550万円 売上高 4億2,000万円
住所 静岡県浜松市中区佐藤2-34-34
電話番号 053-461-1089
主要製品 アルミ砂型鋳物の輸送用機器・電装機器等の試作品および量産品

制度を利用するきっかけ

同社はリーマンショック後の景気後退期に3割以上の売上減となる一方、顧客から製品に対する鋳造技術の高度化要請が強まり、薄肉化、複雑化に関する技術開発が必須となっていました。

そこで地元金融機関である浜松信用金庫からは、「ものづくり中小企業試作開発等支援事業制度」の活用をアドバイスされました。

支援内容

同社の事業の中心を占める輸送用機器の試作においては、環境対応エコカー開発の競争が激化しています。この開発においては燃費向上のため部品軽量化が進む結果、アルミ砂型鋳物の薄肉化が求められています。

さらに機能向上のための複雑形状化も進んでいます。特にHV、EV自動車の開発における電装機器用筐体は、過去に経験のない形状が設計されてきています。

上述の要求に対応する過程で、メーカー設計者から薄肉化や複雑形状に関して「どこまでできるのか?」という質問がありましたが、同社が実際に経験のないものに対しては回答に窮する状況がありました。

これらの部品受注を可能とするためには、同社独自の研究開発が必要と考え、アルミ砂型鋳造品の薄肉化と複雑形状に対応するための砂型造型技術の高度化に取り組むことを計画しました。

砂型造型の固有技術に取り組むフィールドを整備することを重点課題に、設備導入の経済計算の指導、必要な設備費、材料費および試作に関る人件費その他経費の資金援助の導入を支援しました。

支援の結果と今後の展開

技術開発の結果、ケース部品の基本肉厚は従来の3.0mmが、2.5mmまで可能になり13%程度軽量化できました。複雑形状のオイル通路は、従来内径φ8mmの限界がφ6mmまで可能になりました。

これらの取組みによりHV、EV自動車に関連する部品受注は約20%伸びました。今後は、電装機器部品の放熱フィン(薄肉かつ枚数の多い)の湯回り形状確保を確立して、2年後には現在の受注量の50%アップを目指します。

お問い合わせ先
全国中小企業団体中央会 ものづくり中小企業支援センター
TEL:03-3523-9640

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