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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2011年]

湯けむり道後と今治しまなみを体感するタオル製品の開発・販売および観光事業【エイトワン】

[小売・卸|愛媛県]相談・アドバイス資金援助・債務保証受発注・マッチング

企業概要

道後商店街内のタオル専門店の店頭

道後商店街内のタオル専門店の店頭

愛媛を代表する松山道後温泉や今治しまなみ海道の観光は、本四架橋や四国内の高速道路が整備された直後には観光客数を大幅に増やしたものの、残念ながら効果は長続きせず、期待されたほどの観光の底上げにも繋がっていません。むしろ、高速道路網の拡充により、四国と他の地域との移動条件が向上したために、ますます広域化する観光地間の競争に巻き込まれている側面があります。そこで、地域固有の資源である「道後温泉と今治しまなみ」をより強固に連携させる新たな取組みとして「地場産業であるタオル製造業と道後の宿泊サービス業」および「観光資源である道後温泉としまなみ海道」を結びつけるビジネスを展開して、愛媛県を全国・海外に向けて発信していくことにしました。

具体的には、愛媛を代表する特産品である「JAPANブランドの今治タオル」の専門店を観光地である道後商店街に出店し、自社の旅館・ホテルとも連携させて「今治タオル」を観光客にアピールして、愛媛の新しい集客要素や伝統ある土産物・贈り物として「今治タオル」を定着させることとしました。

販売方法としては、タオルを平積みしてディスプレイをするのではなく、パッケージ・ギフト化して「お洒落に手軽に持ち帰れる」ように観光客に適した形で提案し、メーカーの商品を仕入れるだけではなく、自社のオリジナルとして顧客ニーズを取り入れた新たなブランド品(素材・形状・カラー・用途)としてメーカーと連携した商品開発も行い、店舗全体に「湯けむりとタオルの老舗ブランド」のイメージを演出していくこととしました。

また、県内へ観光客の呼び込みを図るべく、道後と今治を一体化させた体験型の回遊を楽しめる宿泊プラン等を提案するとともに、道後と今治を一体化させた体験型の回遊を楽しめる宿泊プラン等を提案して、愛媛全体の観光客の増加・活性化を図っていくというビジネスモデルです。

優位性としては、(1)独自性のある商品を持つタオルメーカーから直接、売れ筋の商品を取り揃えることが可能である、(2)商品を土産物や贈り物としてお洒落に手軽に持ち帰りができるオリジナルパッケージ化しての販売であり、包装時間の短縮が図れる、(3)顧客ニーズを取り入れたオリジナルブランドの商品をメーカーとのタイアップにより商品開発をしていく、(4)道後温泉という湯とタオルのイメージの連動する観光地で、「目で見て・体感」して商品が購入できる、(5)旅館・ホテル事業を行っているので商品在庫の有効利用ができることがあげられます。

店内の正面ディスプレィ店内の正面ディスプレィ 店内の側面ディスプレィ店内の側面ディスプレィ
企業名 株式会社エイトワン
代表者名 大藪 崇 従業員数 10名
資本金 1,000万円 売上高 1億2,000万円(タオル部門のみ)
住所 愛媛県松山市西石井町4-1-18
電話番号 089-958-6606(店舗:089-993-7588)
主要製品 タオル製品の企画開発・販売業

制度を利用するきっかけ

同社は、平成18年4月設立の会社であり、当初は主たる業務として不動産事業を行っていましたが、代表者が学生時代から長年にわたりお世話になっている愛媛県に対して恩返しのできる事業を模索しており、「愛媛の活性化=道後の活性化」と考え、平成20年9月より旅館「道後夢蔵」の経営権を引き継ぎました。

その後、同社は「道後夢蔵」を地産地消の宿として浸透させていくなかで、今治タオルに出会い、愛媛の活性化に向け大きな可能性を秘めている伝統技術である今治タオルを愛媛の代表的なお土産物や贈り物として定着させていきたいと相談し、新規事業の立ち上げのサポートを得られることとなりました。

支援内容

【支援体制】
 今治タオル専門店の立ち上げにあたり、今治地域地場産業センター等の支援機関の協力を得て、商品を生産しているタオルメーカーの紹介や取引条件の交渉・調整等を行っていきました。また、新たなオリジナル商品の開発や、愛媛観光事業の立ち上げや具現化に向け、以下の支援機関や団体等と連携体を構築して、継続的に経営等のサポートを得ています。
1.タオル開発・販売事業
 今治地域地場産業振興センター・今治商工会議所等:タオルメーカーの紹介、調整
 愛媛県繊維産業技術センター:商品開発支援
2.観光事業
 NPO法人シクロツーリズムしまなみ・今治NPOサポートセンター:観光業務提携
3.事業構築
 えひめ産業振興財団:経営・販売面等のトータルサポート

【事業計画の策定および助成金申請の経過】
1.地域密着型ビジネス助成事業の申請および事業構築のサポート
 ●事業の方向性やコンセプトの確立、解決する課題の検討
 ●品揃え、マーケティング、接客などの実施内容、スケジュールの検討
 ●事業実施期間の損益計画、資金計画の検討
2.関係機関との連携
 同事業は、松山道後=今治しまなみを強固に結び付けるプロジェクトであり、今治エリアの支援機関である今治地域地場産業振興センター・今治商工会議所と県内組合をカバーする愛媛県中小企業団体中央会等の複数の支援機関との調整や協力等が必要であり、一体化した取組み体制の支援を得ました。
3.フォローアップ
 オリジナル商品の開発にあたっては、今治地域地場産業振興センターや愛媛県繊維産業技術センター等とも連携を図りました。
 また、観光事業においては、NPO法人シクロツーリズムしまなみ・今治NPOサポートセンターと業務提携をして具現化していくこととしています。

  • 「地域密着型ビジネス助成事業」(えひめ産業振興財団)
     愛媛県内で培われた製造技術や良質な自然資源など、地域資源や地域のニーズを活かした地域密着型のビジネスを新たに開始しようとする個人や中小企業(法人設立5年未満)の方に対し、初期的な費用を助成する制度です。
     この助成事業により、オリジナルタオル開発のデザインや、認知度向上とネット販売のためのホームページ作成の助成経費を得ることができました。

支援の結果と今後の展開

店舗オープン当初から月商1,000万円前後の売上げを継続して達成(当初売上目標:500万円)しており、道後商店街内でのタオル専門店としての確固たる地位も確立されつつあります。

また、道後に訪れる観光客への認知度も上がってきており、全国各地から同店への来店を目的とされるお客様も増えてきています。

今後は、さらに今治タオルの知名度向上を図るべく、松山市の他の観光地近くでの2号店出店の検討をしています。

お問い合わせ先
(財)えひめ産業振興財団
089-960-1100

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