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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2011年]

「世界でひとつだけの陶器」を普及品として流通させるビジネスモデルの構築【イン・ザ・ムード】

[小売・卸|京都府]相談・アドバイスなしなし

企業概要

斬新な色遣いで注目を集めたル・スール展示

斬新な色遣いで注目を集めたル・スール展示

イン・ザ・ムードは、平成2(1990)年に三好富博社長が京都北山にうつわと染の店を開店することで創業しました。その後、窯元との長年の取引関係から、同社の理念に共感してくれている信楽焼や丹波焼などの各産地の窯元と連携し、自社企画によるプライベートブランド製品を、直営店舗での小売りと、全国百貨店やブライダル業界向けとして卸販売を行っています。

平成21年に「消費者の声を反映した陶磁器の企画制作と販売方法の確立」というテーマで、中小企業新事業活動促進法における経営革新計画の承認を受け、事業を推進してきました。

当時、すでにキッチン製品の規格が2㎝単位で統一されていましたが、土鍋などの陶器は尺貫法による規格で、消費者にとっては使いづらい面がありました。その課題を解決した「カップル鍋」を企画・販売したところ、受注拡大につながりました。その後も、縁起ものシリーズ「左馬シリーズ」や、器仕様の土鍋である「スタイリッシュ鍋」も売上拡大に寄与する商品となっていきました。

消費者ニーズを意識した商品企画をしている中で、最近特にニーズが多様化しており、画一的などこにでもある陶器ではなく、「自分だけの陶器」「オンリーワンの陶器」など他にない新製品に関する提案を取引先からも求められていました。

そのようなニーズに対応するために「世界でひとつだけの陶器(ブランド名:ル・スール)」を、普及品価格で流通させるビジネスモデルを構築するための取組みを始めました。

ル・スールの作家たちの製作風景ル・スールの作家たちの製作風景 左馬シリーズに同封する大徳寺御住職の墨跡左馬シリーズに同封する大徳寺御住職の墨跡
企業名 有限会社イン・ザ・ムード
代表者名 三好 富博 従業員数 18名
資本金 1,000万円 売上高 2億6,000万円
住所 京都府京都市伏見区下鳥羽六反長町128
電話番号 075-621-1990
主要製品 消費者ニーズにマッチした自社ブランドのカップ・鍋などの陶器

制度を利用するきっかけ

「世界でひとつだけの陶器」を作るためには、今までは一部の高級品にしか使用されてこなかった釉薬を使用することとして、量産化し、普及品価格で流通させるためには、釉薬の使用方法や、焼成方法の研究が必要でした。その取組みについて顧問の中小企業診断士に相談したところ、京都府元気印中小企業認定制度の活用についてアドバイスがありました。研究開発の内容等を勘案した結果、京都府元気印中小企業認定制度に基づく研究開発事業計画の認定を目指すことになりました。

支援内容

京都府元気印中小企業認定制度に基づく研究開発事業計画の認定のためには、その研究開発事業計画にオンリーワン性が求められます。三好社長、担当の坂課長と中小企業診断士で認定のための申請書をまとめ上げる中で、今後の会社の方向性や研究開発に関する取組み事項が、より明確になりました。

申請書をまとめ上げる中で具体的になってきた取組みは主に2つでした。

1つ目は、個性的な製品にするために今までの画一的な製品ではあまり使用されてこなかった陶土と釉薬を使用するので、窯元でも使用に慣れておらず、焼成後に釉薬が剥離すること、色再現性を確保するための研究開発が必要であることです。

2つ目は、1つひとつ異なった器を量産することになるので、複数の窯元で製造する必要があります。通常、複数の窯元で製造し、それぞれの持ち味や感性が出すぎたものになるとバラバラの商品となり統一感が出ません。今回のように統一したブランド「ル・スール」として販売していくためには、各窯元の作家に製品コンセプトを理解してもらい、コンセプトに基づいた製品を作ってもらう必要があります。そのために、製品コンセプトの説明会や消費者ニーズ・顧客ニーズに関する勉強会を実施したり、定期的に各窯元の作家さんを集め、製造方法に関する成功事例・失敗事例の共有を行うことで、お互いのスキルアップにつなげていく取組みも研究課題となります。このような異なった産地の複数の窯元が情報共有することは、新しい取組みです。

支援の結果と今後の展開

平成23年3月に実施された審査会にて、京都府元気印中小企業認定制度に基づく研究開発事業計画の認定を受けることができました。また、京都府のホームページなどで認定企業として紹介されました。

平成23年8月には、世界でひとつだけの陶器「ル・スール」の本格販売を開始し、全国の百貨店やブライダル業界での取扱いが始まりました。

また、認定をきっかけに海外業者とのビジネスマッチングを行う業者からの問い合わせが多数あったことから、ホームページに英文でさまざまな情報を掲載したところ、1カ月で10数件、海外バイヤーからの問い合わせがありました。

今後は、国内はもとより海外も視野に入れて展開していけるよう活動していきます。

お問い合わせ先
(社)中小企業診断協会京都支部
TEL:075-325-5731

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