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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2011年]

八丈島発規格外魚を活用した干物、すり身の加工場新設プロジェクト【八丈島フィッシングCLUB】

[農林水産|東京都]専門家派遣資金援助・債務保証なし

企業概要

島唐辛子を使用した調味料

島唐辛子を使用した調味料

八丈島フィッシングクラブは、平成18年(2006年)に法人化し、釣具の販売・釣船の斡旋などの釣ビジネスと、調味料の製造・販売を行う調味料ビジネス、魚類の仕入れ・卸・販売を行う水産加工ビジネスと3つの事業を柱としています。

1つ目の釣りビジネスは、代表者の久保田仁之氏が釣り名人であり、安定的な釣り顧客を獲得しており、順調に推移しています。

2つ目の調味料ビジネスは、八丈島特産の島唐辛子を活用した辛い醤油の「島とう醤油」を試作してみたところ、激辛ブームの影響もあり、受注は順調に伸びています。現在では醤油だけではなく、味噌、調味油などラインナップも充実させています。

3つ目の水産加工ビジネスは、久保田氏自身が漁業従事者であることから、その水揚げした魚を販売したり、釣り客の要望により、釣った魚を干物加工するサービスを行っています。この干物加工サービスが好評であることを受け、久保田氏は、今後の方向性として島の特性を活かした商品開発を行うこととし、島内では流通に乗らない規格外魚を活用した干物加工、すり身の製造加工に注力することにしました。

本事業では商品の優位性を確保するために、新たに加工場を設置し、性能の高い急速冷凍、魚乾燥機などを導入していきます。これにより、流通に乗らない規格外魚を漁業従事者の収入とすることが可能となります。また、加工場では新たな人材も確保する必要がでてくるため、雇用創出にも寄与することになります。

加工場の新設により生産能力を飛躍的に向上させ、調味料ビジネス、釣ビジネスと相乗効果を生む事業を行っていきます。

一日、海水氷でシメてから手作業で塩を振る手塩干しの金目鯛一日、海水氷でシメてから手作業で塩を振る手塩干しの金目鯛 八丈島特産の春トビ魚のすり身八丈島特産の春トビ魚のすり身
企業名 株式会社八丈島フィッシングCLUB
代表者名 代表取締役 久保田仁之 従業員数 2名
資本金 300万円 売上高 非公開
住所 東京都八丈島八丈町三根765
電話番号 04996-2-1929
主要製品 釣具の販売、釣船・渡船の斡旋、島唐辛子醤油等の調味料の製造・販売・卸、魚類の仕入れ・卸・販売

制度を利用するきっかけ

平成22年4月、八丈島商工会の会員である久保田氏が商工会に対して、既存事業が軌道に乗ってきたので、新商品開発を考えており新たな取組みについて専門家の支援を受けたいと相談しました。相談の結果、エキスパートバンクを活用し、新商品開発についての事業計画の策定、融資等の資金調達を行っていくことになり、中小企業診断士による支援を受けることとなりました。

支援内容

現地でヒアリングを実施した結果、事業者は新たな取組みとして、島の特性を活かした新商品開発を行いたいので、その計画作成について支援して欲しいということでした。現在の既存事業として、釣り客が釣った魚を釣具店で干物加工しているサービスの評判が良いので、干物加工に本格参入したいという意向です。

その背景には、八丈島にはくさやの加工場はあるが干物加工場はないこと、島では流通にのらない規格外魚が未利用資源となっており、これを活用できれば漁業従事者の収入改善に寄与できること、久保田氏自身も漁業従事者であり、事業化については地元の漁業組合とも連携が可能であり、安定的な魚の供給関係が構築できることなどがありました。

事業化していく段階で、加工場も新設する予定であることから、新規事業を行っていく資金的な体力、人材の確保、設備導入にあたっての投資効率、資金調達の計画などについて検討しました。当初、設備投資資金は融資を受ける計画でしたが、相談期間中にタイミングよく農林水産省の6次産業化施策「農商工等連携促進施設整備支援事業」の公募があり、それにチャレンジしたいという意向もあったため、支援しながら申請したところ採択されるに至りました。

施策活用により、設備投資額の2分の1は予算軽減することが可能となりました。性能の高い設備を導入することにより、魚の鮮度の良さを最大限に活かした干物加工を行うことができるようになり、離島であることの強みを活かすことができました。

  • 「6次産業化施策『農商工等連携促進施設整備支援事業』」(農林水産省)
    新商品開発計画において、規格外魚の加工施設を整備することとなっており、加工場設置工事および干物乾燥機、急速冷凍庫、冷蔵庫等ハード面の設備導入についての施策として農林水産省の6次産業化施策「農商工等連携促進施設整備支援事業」を活用しました。

支援の結果と今後の展開

施策活用により、平成22年11月に一般競争入札を実施して業者選定を行い、平成23年より設備を稼動する予定です。従来、本格的な加工施設がなかったため、受注があっても対応できないという機会損失も発生していましたが、今後は受注に十分応えていける生産体制を構築することができます。

また、本事業により、加工場で生産に従事する人材を必要とするため、雇用創出も予定しています。

今後は、土産物で終わらない八丈島ブランドの強化に寄与できる商品づくりを目指します。

お問い合わせ先
東京都商工会連合会
TEL:042-500-1140

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