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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2011年]

産学連携を活用し、半永久的に使用できる人工股関節の開発を目指す【東京チタニウム】

[金属|埼玉県]その他なしなし

企業概要

株式会社東京チタニウムは、昭和57年(1982年)に設立された、チタンをはじめとする金属の加工・製造を手掛ける企業です。

同社は、従業員数約30名の中小企業でありながら、チタン加工については創業以来30年近い加工実績を持ち、高い技術とノウハウを有しています。

同社は、第一種医療器具製造販売業の許可を受けており、これまでにも医療用ピンセットなどの製造を手掛けてきましたが、これまで社内には研究開発部門がなく、自社で独自に研究開発した医療器具はありませんでした。

社長の小澤日出行氏社長の小澤日出行氏 試作した骨頭球試作した骨頭球
企業名 株式会社東京チタニウム
代表者名 小澤 日出行 従業員数 30名
資本金 売上高
住所 埼玉県さいたま市岩槻区古ヶ場2-3-10
電話番号 048-795-0470(代表)
主要製品 チタンを中心とした非鉄金属の販売、及び加工・製造

制度を利用するきっかけ

同社は、チタン加工の同業者団体である日本チタン協会に属しています。同社は日本チタン協会の研究会を通じて知り合った、埼玉大学・森田教授の「人工股関節」に関する研究開発に関心を示しました。

従来の人工股関節は、加工精度の低さなどが原因により15-20年程度で素材となる金属が摩耗して使用できなくなるため、これまで人工股関節の置換手術の対象となる患者は約60歳以上の高齢者に制限されていました。

森田教授は、人工股関節の素材や加工方法を工夫して、半永久的に使用できる人工股関節の研究開発を進めていました。この研究開発の大きな課題となっていたのが、人工股関節の素材となるチタン合金の加工技術の確立でした。従来の加工技術では「骨頭球」と呼ばれる球状の部品を真球に近づけることが難しかったのです。この課題に対し、これまで培ってきたチタン加工技術が生かせると考えた同社は、埼玉大学が主導する福祉医療分野の研究会に参加し、今回の研究開発の話をまとめて産学連携の共同研究体を組成しました。

その後、チタンエンジニアリング企業の株式会社ティーアンドアイを研究開発メンバーに加え、さいたま市の中小企業支援機関である財団法人さいたま市産業創造財団からの支援を受け、「戦略的基盤技術高度化支援事業」に研究開発を提案しました。

支援内容

中小製造業が、大学をはじめとする試験研究機関等と連携して研究開発を行う場合、国の委託事業や補助金を活用できる制度があります。今回の研究開発にあたっては、研究開発用の機械装置、研究に要する資材などに多額の費用が掛かるため、経済産業省の戦略的基盤技術高度化支援事業に提案し、採択を受けました。

この事業は、中小企業のものづくり基盤技術高度化に資する研究開発に対し、最長3年間で最大約1億円の委託費が支払われるものです。研究開発の進捗状況・予算管理の把握、研究メンバー間の連絡調整といった管理業務は、研究実施者が研究開発に集中して取り組めるよう、当事業の事業管理機関である財団が支援しました。

支援の結果と今後の展開

骨頭球の作製にあたっては、同社の優れたチタン加工技術を生かし、平成21年度中にほぼ真球に近い骨頭球の原型を作製することができました。研究開発は平成22年度以降も継続中であり、今後の研究ではさらに高い加工精度の骨頭球の作成を目指しています。

今後、同社はこの人工股関節の事業化を目指すとともに、研究開発で得た現場力をもとに、厳しい品質管理が求められる航空宇宙分野などへの進出を図りたいと考えています。

お問い合わせ先
(財)さいたま市産業創造財団
TEL:048-851-6652

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