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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2011年]

星の郷美星より「星の薪」の生産・販売【坂川建設鉱業】

[建設・土木・不動産|岡山県]相談・アドバイスなしなし

企業概要

山積された薪を1年間自然乾燥させる

山積された薪を1年間自然乾燥させる

1.薪ビジネスの経緯
 坂川建設鉱業の「薪」ビジネスは、足元にある森林資源を活用した民間分野進出モデルです。きっかけは、元従業員が自分の山で薪をとり、森林組合に売っていると聞いたのが始まりです。スローライフ愛好家の増加や、地球温暖化・CO2排出などへの関心の高まりから、暖炉ストーブの設置がこの10年間で約2倍に増加していること、毎年需要が発生する薪の流通性にも注目しました。
 同社は、薪に適したクワ・クヌギが生えている広大な山林を所有しており、薪の生産、保管のために活用できる機械設備や遊休施設もあります。薪を工業的に生産・加工・販売すること、それに薪ストーブの設置工事を併せて平成20年に新事業に乗り出しました。
 同社の地元である岡山県井原市美星町には、国内最大規模の公開天文台があり、星の郷として有名なこともあり、販売する薪を「星の薪」と名付けました。

2.薪ビジネスの仕組み
 薪の生産・加工の工程は、同社所有の森林から直径20~40cm以上のクワ・クヌギなどの木材を伐採し、加工場へ搬入しチェーンソーで35~40cmに切断し、同社で開発した薪割り専用機で4~8等分に割ります。乾燥小屋で含水量が20%以下になるまで1~2年間自然乾燥させ、薪の種類、大きさ、長さ含水量別に保管します。1年目は10トンほどの薪をつくり、2年目は30トンに増えました。
 販売は、薪ストーブを設置した顧客やピザ店の焼き窯用にコンスタンな出荷があり、自社専用車両で配送しています。最近では、桜の木を粉砕加工した「燻製用燃料の桜チップ」や、薪のサイズと着火材を組み合わせた「アウトドア簡単薪セット」も新商品に加わりました。

社内にも薪ストーブを設置社内にも薪ストーブを設置 ロゴマーク入り自社専用車両で配達も行うロゴマーク入り自社専用車両で配達も行う
企業名 坂川建設鉱業株式会社
代表者名 代表取締役社長 坂川 晃一 従業員数 30名
資本金 3,000万円 売上高 4億8,000万円
住所 岡山県井原市美星町宇戸1055
電話番号 0866-87-2626
主要製品 一般土木、舗装工事、リサイクル事業、産業廃棄物中間処理業など
URL 星の薪工房

制度を利用するきっかけ

同社は、昭和48年(1973年)に創業以来、公共の土木・舗装工事を中心に営業し、平成16年(2004年)には産業廃棄物中間処分業の許可を得て、リサイクル部門に進出しました。

つぎの事業の柱として、平成20年に薪の生産・加工・販売の新事業を計画進行中でした。同事業はこれまでまったく経験したことのない民間分野の事業です。(財)建設業振興基金ワンストップサービスセンター事業で、中小企業診断士に新事業の考え方や販路開拓の仕組みづくりを相談しました。

支援内容

1.新事業の考え方
 新事業の柱は、薪の販売、薪ストーブの販売・設置工事、維持サービス、関連商品販売ですが、それに止まらず本業の建設業に軸足を置いた同社の民間分野参入事業ともします。
 本業と新事業の相乗効果を追求し、生活者の目線に立ち新事業で開拓した顧客から、土木、舗装、水道、造園工事の受注、紹介につなげるのが新事業の考えです。一度きりの薪の販売や工事で終わらせない、民間分野開拓事業として息の長い事業に育てます。

2.支援事業を活用し課題解決
 新事業の進出に向け、コンセプトづくりや採算性、設備投資、販路開拓など解決しなければならいない課題は山積みでした。その解決策として、建設業振興基金の「建設業の新分野進出等モデル構築支援事業」の助成事業へ申請を行い採択され、申請時の事業計画書などをつくる過程で課題解決に当たりました。
 また、岡山県の「きらめき岡山創成ファンド支援事業」で、地域産品を活用した新商品の部門に採択されました。
 これらの支援事業で補助金を受け、岡山県内外の薪ビジネス現場への視察や調査研究、インターネット通販を行うホームページとパンフレット、チラシの作成などに補助金を充てました。広く生活者の方々に同社を認知してもらい、売れる仕組みができつつあります。

支援の結果と今後の展開

新事業へ進出するきっかけが欲しかったのですが、支援事業が背中を押してくれて、スピード感を持って薪ビジネスの構想が具体化しました。最近では当事業によって社内が活性化し、社員に民間分野進出の自覚が生まれつつあります。

今後の展開は、業績面では平成22年に年商3,000万円に乗せて分社化し、長期的には年商1億円で同社の柱に育てたいと考えています。また、資源保護の面では伐採した森林に植林を行い、20~30年後にまた薪として活用する循環システムを展開する計画です。

お問い合わせ先
(財)建設業振興基金 構造改善センター
TEL:03-5473-4572

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