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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2011年]

木の温もりを活かした木材卸売業の小売業への進出【佐久間木材】

[農林水産|東京都]資金援助・債務保証なしなし

企業概要

佐久間木材株式会社は、抜型用合板、木材、合板、建材を扱う卸売業です。 明治38年(1905年)に創業し、社歴105年を数える伝統ある中小企業ですが、ダンボール、紙器等の切断加工に必要な抜型用合板では全国シェア60%を占め、東京下町を中心に全国250社に同合板を販売しています。

また木材、合板、建材に関しては、東京を中心に約100社(店舗内装業者、木工所、工務店)に資材を卸しています。

企業名 佐久間木材株式会社
代表者名 佐久間 賢之 従業員数 10名
資本金 1,000万円 売上高 10億円
住所 東京都台東区元浅草3-12-10
電話番号 03-3843-5221
主要製品 抜型用特殊合板の販売
木材・建材・木質材料の販売

制度を利用するきっかけ

抜型業界は顧客の高齢化が進むとともに、設備投資のできない小規模な顧客の廃業が進行して、大規模な顧客への集約が進んでいます。大規模な顧客は、直接購入や在庫機能を有しており、卸売業である同社の役割は薄くなりつつあります。

また、建築業界はハウスメーカーやパワービルダーが躍進し、地元の工務店が受注をできなくなりつつあり、小規模工務店の廃業が増えています。さらには、分譲住宅が増え、プレカット工場から直接木材を仕入れるように流通構造は変化しており、木材問屋の役割は薄くなりつつあります。なお、東京都では特に建築基準法や消防法のため、木材自体が使えなくなってきています。

このような環境に対応するため、同社はインターネットで木材製品を販売することを企画し、台東区の卸売業経営革新支援事業に応募しました。

支援内容

台東区の事業は、アドバイザーの派遣とホームページ制作、試作品の開発、パンフレット等の制作、アンテナショップ出店費用等の助成がセットとなり、ステップを踏んで経営革新を実現させるものでしたので、中小企業診断士は、経営者および事業推進責任者である社長夫人の対応能力を見極めながら支援に当たりました。

台東区の事業に申し込んだ時点で新事業計画は作成されており、製品調達・開発計画およびホームページ作成業者の選択やコンテンツ案もほぼでき上がっていました。したがって、中小企業診断士の支援範囲は事業計画進捗のモニタリングおよび台東区と事業者のスキーム面と書類面での調整でした。

佐久間賢之社長は木材に関する目利きに自信を持っており、既存製品の仕入れに留まらずにオリジナル製品を開発し、社内の活性化と意識改革をしたいと考えていました。また、社長夫人は雑誌編集の経験があり、出産直後でベビー用品に対する関心が高く、木製のベビー用品を企画し、ベビー市場に提供することを考えていました。

二人の考え方は非常に共鳴できるものであり、特に木材に対するこだわりは強く、ブランドやロゴの構築、木材や商品の選定など、レベルの高い支援が求められましたが、中小企業診断士はWEB構築支援の経験や、必要に応じて消費財コンサルタントを投入するなどして、総合的なマーケティング支援に努めました。

  • 「台東区卸売業経営革新支援事業」(台東区)

支援の結果と今後の展開

現在、WEBサイト(Comoku)では、オリジナル商品を中心に継続して受注ができています。

また、オリジナル製品やセレクト製品を追加することで、ラインナップの充実も徐々に進めています。

さらに、パブリシティとの連携を強化し、ベビー誌などにオリジナル製品を掲載してもらうようにしており、これらの活動が販売増加に結びついています。

なお、同社が行うアンテナシップでの展示販売では、子供服専門店等をターゲットとして協力先の獲得が望まれますが、これまでの長年の活動により、KOMOKUファンの広がりと小ロットでの商品開発ノウハウの蓄積は、進んだものと思われます。

今後は、これら経営資源を活用した一層の経営革新が、期待されています。

お問い合わせ先
台東区役所産業振興課
TEL:03-5246-1195

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