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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2010年]

地元産大麦を使った麦芽と日本有数の清流・黒部川の名水を使用した「モルト麦茶」【宇奈月ビール】

[食料・食品|富山県]その他なしなし

企業概要

宇奈月ビール(麦酒館全景)

宇奈月ビール(麦酒館全景)

宇奈月ビール株式会社の所在地、富山県黒部市は、黒部峡谷と北陸を代表する温泉地・宇奈月温泉などの観光資源を有し、日本有数の清流・黒部川が生み出した肥沃な扇状地と豊富な水をセールスポイントとしています。同社は、その名水と地元産の麦を用いて地ビールを生産し、6年連続でビールコンペに入賞するなど、高度な生産技術と実力を有し、味と品質の高さは国内トップクラスとなっています。

一方、黒部市の発展を図るには名水と温泉だけでよいのだろうか。もっと地域の産物を有機的に結びつけた新しいブランドを構築する必要があるのではないか。そのような思いを抱く地域の有志たちが、知名度と集客力を高めつつある宇奈月ビール株式会社を巻き込んで、さまざまなアイデアを練ってきました。

ときあたかも平成20年度にはビール麦が豊作となったことから、ビール以外の麦の需要量を増やす方法を模索して、試行錯誤を繰り返した結果、モルト(麦芽)による豊かな香ばしさと甘みをもつ、ユニークな麦茶を開発することに成功しました。試飲の結果は上々であり、カフェインやタンニンを含まないことも他にはない優位性と位置付け、大人から子供まで安心して飲める健康飲料として平成21年6月から販売を開始しました。同社が、地ビール販売で築き上げた販売ルートを活用し、地元観光地(宇奈月温泉、黒部峡谷、立山・黒部アルペンルートなど)に拡販して、黒部のブランド力を構築しようと活動を広げています。

黒部峡谷と清流をイメージしたボトル黒部峡谷と清流をイメージしたボトル 煮出用パックも煮出用パックも
企業名 宇奈月ビール株式会社
代表者名 大橋 聡司 従業員数 24名(パートを含む)
資本金 9,800万円 売上高 2億円
住所 富山県黒部市宇奈月町下立687
電話番号 0765-65-2277
主要製品 宇奈月地ビール、黒部名水モルト麦茶、ビールカレー他

制度を利用するきっかけ

地ビール用の麦の生産技術が安定したことと、平成20年産が豊作だったことから、ビール以外の用途を開発する必要に迫られ、麦芽を入れたお茶を試作したところ香り、甘みに富むと好評でした。そこで、同社は生産組合との農商工連携の可能性を探るために、中小機構北陸のプロジェクトマネジャー(PM)を兼ねた中小企業診断士の評価を求めました。

その結果、製品の魅力と新規性、地域への貢献期待、モデル性を考慮して国の認定を目指すことを促されました。

支援内容

農商工連携認定を目指すことを前提に、まず要件を点検することから支援活動を開始しました。そこで、
(1)麦芽を使った麦茶の新規性を確認するため、類似品の有無を調査
(2)その製品との比較優位性を示すデータ取得
(3)市場性とその規模を客観的に示すこと

などをアドバイスして、申請書類の作成に関与しました。記述内容を点検する一方、連携体会議を企画して、その経営資源を確認し、実態に即した規約の作成、合意書の締結など、認定に至る道筋を整えることに傾注しました。

事業評価委員会へ提出する申請書類を完成させることに並行して、同委員会において事業内容をプレゼンテーションするためのパワーポイントを作成する作業に協力しました。ここではストーリー構成を示して、より明瞭な内容になるようにコンテンツを見直したり、時間配分と表現の工夫等を積み重ね、発表に備えました。

認定後は販売支援へと軸足を移し、中小機構が企画する販路開拓支援事業にアプライできるよう情報を提供しました。展示会への出展を促すことや、製品情報を提供するための写真撮影にも協力しました。また、間接的な宣伝効果を期待して、県内中小企業支援機関が開催する講演会等では、講師として本事業を成功事例として紹介し、その新規性やモデル性をアピールすることに努めています。

製品の原材料が100%地元産を用いていることも大きな特徴であることから、その点を紹介すると聴講する側の関心も高いことが伝わってきます。今後も機会をとらえて、同社とその製品の成長に貢献できるように努力していきたいと考えています。

支援の結果と今後の展開

平成22年第1四半期では、目標売上の192万円に対して実績は264万8,000円と、140%近くの達成率を示しています。販売面では、地域性豊かな産物としての商品特性であることから流通経路を簡略にし、直接営業に重点を置くことを勧めたところ、高速道路サービスエリアにも営業展開を進めた同社の独自努力もあって、好調に推移しています。

今後は、麦芽の生産量と麦茶の生産量のバランスを考慮した生産体制を充実させることに努め、目標の2倍を達成することを目指しています。

お問い合わせ先
中小機構北陸
TEL:076-223-6100

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