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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2010年]

お客さまに喜ばれ、生活するうえでの不便さを解消するちょこっと便利隊で個人客を確保【生活総合サービス企業組合】

[建設・土木・不動産|三重県]専門家派遣相談・アドバイスその他

企業概要

一番右が中村代表理事

一番右が中村代表理事

地方都市では、高齢化と核家族化が大都市圏以上に進み、高齢者だけの世帯、独居老人世帯が増加しています。これにより、自宅の階段に手すりをつけたいが自分でやるには難しく、また、小規模工事では気がひけて工務店に依頼するのも躊躇されます。

生活総合サービス企業組合は、平成15(2003)年12月に地域に根ざした建設業者を目指して設立しました。お客さまに"ちょこっと"便利な小規模住宅修繕・営繕提供を目的に設立しましたが、設立当初は知名度がないため法人需要を中心に開拓しました。これによりアパート・メンテナンス事業を中心とした法人客を獲得でき、事業の安定化が図れました。丁寧な養生を行うなどと仕事ぶりが評価され、現在では売上の95%が法人客となっています。

生活総合サービス企業組合では、法人顧客で経営基盤が安定したこともあり、原点に戻り三重県北部のお客さまに喜ばれ、生活するうえでの不便さを解消するちょこっと便利なサービスの提供を本格化しました。「ちょこっと便利隊で個人客を確保」をテーマに、経営革新計画を立案しました。当初の設立目的に向けて、社会的信用の高い会社を目指して経営革新に取り組んでいます。

経営革新計画の内容は、生活弱者が対象で大きな儲けにならない市場のため、同業他社の参入はなく、競争はありません。他社が行わない簡単な営繕・修繕、ちょこっと便利を前面に出し、小回りの利く建設業としてはもちろん清掃、廃棄物処理にいたるまで、地域密着で個人ニーズにあった事業を展開することで、他社との差別化、優位性を保ちたいと考えています。

地域のためにちょこっと便利隊を提供地域のためにちょこっと便利隊を提供 ITを活用し若い従業員と情報共有ITを活用し若い従業員と情報共有
企業名 生活総合サービス企業組合
代表者名 代表理事 中村 隆樹 従業員数 6名
資本金 400万円 売上高 1億1,800万円
住所 三重県桑名市大字下深谷部4706-2
電話番号 0594-33-6121
主要製品 アパート・メンテナンス事業

制度を利用するきっかけ

商工会議所経由で三重県産業支援センターへ経営革新計画作成支援について依頼があったのがきっかけです。社員が内装、フローリングなどいろいろな協力会社の職人とコラボレーションをしながら働いており、また作業現場がたくさんあるため、情報の共有化が課題となっていました。協力会社数は100ほどあり、なかには職人一人だけの会社も多くあります。実際、同じ職人に同時間帯に2カ所の現場を別々の社員が指示するという連絡ミスが発生していました。

支援内容

三重県産業支援センターではIT経営応援隊事業(現・地域イノベーションパートナーシップ事業)を実施しており、まずIT経営成熟度診断(ITコーディネータを派遣する制度)を実施しました。小さな会社でコミュニケーションがとりやすいはずが、職人気質で個性が強い社員がほとんどで、情報の共有化が課題でした。そこで中村代表理事以下、従業員全員に参加してもらい、専門家の支援を受けながら自社の経営・ITレベルを把握しました。

つぎに会社の方向性として、どうしていきたいのか代表理事の思いを全従業員に伝えました。ITによる情報の共有化を進めるため、携帯電話で使えるグループウェアを導入しました。社員の反応は、携帯でメールしかしたことがなく面倒というものでしたが、まず慣れるために遊びで使うように奨励し、代表理事が率先して使い始めました。慣れると便利なツールなので、現在では受注報告を行う「仕事とったど!」掲示板などができています。また、いまでは毎日入力するようにルール化して、活用度がワースト1の社員の方には、皆で話し合って営業車を洗わないといけないペナルティを設けることなどにより活用を促進しています。

また、中村代表理事はIT経営応援隊事業の経営者研修会に参加しました。この研修会は、架空の企業をもとにバックボーンが違う経営者が集まり、議論しながら会社の経営戦略企画書、情報戦略企画書をまとめる手法を学ぶ講座で4日間かけて行います。最初は、講義中に出てくる初めて聞く専門用語に慣れるのに大変でしたが、4日目には自社の経営戦略企画書、情報戦略企画書をまとめ、堂々と皆の前でプレゼンを実施しました。この企画書にしたがい、ちょこっと便利隊事業の展開を始めています。

支援の結果と今後の展開

いままでは、社員個々と協力会社が結びついていましたが、そういった案件ならこの協力会社がお勧めと、グループウェアを通じて社員同士が情報提供をしあうことで、協力会社が社員個人ではなく会社と結びつく位置づけに変わってきました。いまでは連絡ミスも減り、ますます丁寧な仕事が評価され、売上は右肩上がりで増加しています。

また、現在では三重県版小規模事業所向け環境マネジメントシステムM-EMS(ミームス)認証取得に取り組んでいます。この取組みを通じ、社員の意識が変わることで廃棄物が減り、経費削減に貢献しています。

なお、ちょっこと便利隊については大々的な宣伝はしていませんが、地域での知名度アップにつれ、週に1回ほど営繕・修繕の仕事が入るようになり、事業として拡大しています。

お問い合わせ先
(財)三重県産業支援センター
TEL:059-228-3326

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