本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 支援情報・機関を知る > 施策活用企業事例

施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2010年]

食用ほおずきで地域おこし【早野商店】

[食料・食品|岩手県]資金援助・債務保証なしなし

企業概要

収穫されたほおずきの実

収穫されたほおずきの実

早野商店は、生産者(農家)と連携し、食用ほおずきの生産販売に取り組んでいます。食用ほおずきの栽培に取り組んで5年目の昨年度(平成21年度)は、45件の農家と契約し、収穫量も2.5トンと飛躍的に伸びました。食用ほおずきは、原産地は主に南アメリカ、その果実はオレンジがかった黄色で、味は甘酸っぱくフルーティな香りがします。古くはインカ帝国の時代から食されていたとされ、成分は、ビタミンA、ビタミンC、鉄分、カロチン、イノシトールが含まれ、南米ではその薬効成分が高いためペストなどの病気の薬として用いられ、「医者いらず」とも言われています。とりわけ、イノシトールは細胞の成長促進に不可欠なビタミンB群の一種であり、肝脂肪・肝硬変の予防・治療薬として、また、ビタミンドリンクや乳児の必須ビタミン剤など、幅広く使用されています。

食用ほおずきは、生で食しても非常に美味しい果実で、その用途は広がっています。
 平成20年度のいわて希望ファンド事業では、新しい試みとして加工品の製造販売に着手し、ジャム、フルーツソース、コンポート(シロップ煮)、県内の蔵元と連携してほおずき酒(リキュール類)等を開発して、すべて完売しました。翌21年度は、さらに同事業を活用し、地元ホテルと連携して、本格的なディナーメニューの開発に挑戦しました。平成21年10月1日の試食会には、「帆立貝、菊花、胡瓜、ほおずき黄味酢かけ」「盛岡りんごクリームスープに『ほおずき』を浮かべて」「中華風チキンソテーほおずきソース」「ドライほおずきとパルメザンチーズのリゾット」などが振る舞われ、いずれも本格的な料理で参加者には大好評でした。

その後、都内のレストラン、料亭などでも食材として採用され、その美味しさと香りは絶賛を受けています。この食用ほおずきは和菓子、洋菓子との相性も極めてよいものです。

加工体験:コンポートづくり加工体験:コンポートづくり 帆立貝、菊花等、ホオズキ黄味酢かけ帆立貝、菊花等、ホオズキ黄味酢かけ
企業名 有限会社早野商店
代表者名 代表取締役 早野 貫一 従業員数 7名
資本金 300万円 売上高 8,000万円
住所 岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字村木18-32
電話番号 0194-22-2555
主要製品 食品製造業(昆布巻、三陸藻菜等)、小売業(食用ほおずきを含む)

制度を利用するきっかけ

「いわて希望ファンド」は平成19年度に創設されたもので、そのファンドによる支援事業の説明会(財団法人いわて産業振興センター主催)に、同社は出席しました。平成20年2月、第1回の公募に際して、支援事業のメニューの1つである「起業・新事業活動支援事業(地域資源活用枠)」に応募し採択されました。それ以来、3年(平成20年度~平成22年度)連続して同制度を利用しています。

支援内容

いわて希望ファンドは、独立行政法人中小企業基盤整備機構の地域中小企業応援ファンド事業と北日本銀行からの資金拠出を受けて造成された基金を活用し、地域資源活用型産業、ものづくり産業および中心市街地における起業、経営革新等の新事業活動を行う事業者等の支援を行っています。

ファンド運用益から、財団法人いわて産業振興センターが助成金の交付と専門家を活用した助言等により、中小企業の積極的な取組みを総合的に支援しています。助成対象事業等は、以下のとおりです。

1.起業・新事業活動支援事業
 地域資源を活用した取組み、起業・経営の革新に向けた取組みに対して助成。助成上限額は、地域資源活用枠が200万円、起業・経営革新枠が500万円。助成率2分の1(ただし、地域資源活用枠で、県北・沿岸地域に属している場合は3分の2)。

2.中心市街地活性化支援事業
 中心市街地や商店街の活性化に向けての革新的な取組みに対して助成。助成上限額200万円。助成率10分の9以内。

3.支援機関による支援事業
 中小企業者等が実施する起業・新事業活動を支援する支援機関の取組みに対して助成。

そこで同社は、起業・新事業活動支援事業(地域資源活用枠)を平成20-22年度にかけて利用し、以下の支援を受けました。

(1)20年度:ほおずきジャム、コンポート等の加工食品の開発。リキュール酒の開発。
  (2)21年度:加工技術の向上。ホテル・レストラン等と連携した市場調査。
  (3)22年度:地元農産物を使った新ブランド「早野ファーム(仮称)」の立ち上げ。

支援の結果と今後の展開

平成21年11月に「第1回全国食用ホオズキサミットin岩泉」(主催:早野商店)が開催されるなど、数年来取り組んできた成果は目覚ましいものがあり、テレビなどのマスコミで紹介されることも多くなっています。

早野商店では、「食用ほおずき」を「衰退気味である岩泉町活性化の起爆剤に」と考えており、商品販売だけではなく、収穫・加工体験をメニューとした着地型観光商品の開発、「早野ファーム」による地元農産物のブランド化などに今後も取り組んでいくこととしています。

これにより、農商工連携・6次産業化による岩泉地域の活性化が期待されています。

お問い合わせ先
(財)いわて産業振興センター
TEL:019-631-3820(代表)

このページの先頭へ