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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2010年]

高齢者専門宅配弁当業FC店の独自の販売促進策【宅配クック1・2・3 熊本北店】

[小売・卸|熊本県]専門家派遣なしなし

企業概要

「お客様・スタッフ・家族にはいつも感謝しています」と言う代表者の濱田治氏

「お客様・スタッフ・家族にはいつも感謝しています」と言う代表者の濱田治氏

宅配クック1・2・3 熊本北店の代表者である濱田治氏は、九州大学大学院(農学部食糧科学工学科)を卒業後、国内の大手食品会社・熊本県内の大手食品会社を経て、平成17年(2005年)1月24日に永谷園のグループ会社である(株)エックスヴィンが主宰〔平成22年4月より(株)シニアライフクリエイトに変更〕の宅配クック1・2・3のFC店(熊本北店)に加盟し、独立しました。

事業の内容は、低カロリー・低塩分を売りとした高齢者専門弁当の小売および宅配ですが、外食産業・食品SM・CVS、ホテル、デパートなどの異業種からの参入が相次ぎ、一応それぞれに標的顧客はあるものの、垣根を越えた部分もあり、また、消費者の可処分所得の低迷とも相まって、競合はますます激化している状況にあります。したがって、今後、知名度および売上高のアップを図るため、現在、FC本部の販促ツールとしては、ホームページでのFC加盟店の案内をはじめ、月刊誌(宅配クック1・2・3 FC会報)、宅配サービスのご案内、普通食の栄養・カロリー成分表、1週間の献立表などの顧客への配布がなされ、本部との間では顧客嗜好がインプットされた納品予定明細表を活用しています。

私たちは、常に清潔・整理・整頓を心掛けています

私たちは、常に清潔・整理・整頓を心掛けています

また、新規開拓のため、介護サービス提供事業者、居宅介護支援事業所(要介護1~5対象)、地域包括支援センター(要支援1~2対象)、近隣の医療機関などへのアプローチも重要であり、そこから紹介された顧客については、配達の都度、同店が独自に作成したお弁当配達状況報告書にて、高齢者の体調・様子などを記録し、担当のケアマネジャーにFAXで連絡しています。

企業名 宅配クック1・2・3 熊本北店
代表者名 濱田 治 従業員数 4名
資本金 売上高 2,860万円(平成21年12月期)
住所 熊本県熊本市清水新地6-7-5
電話番号 096-339-1718
主要製品 高齢者専門宅配弁当

制度を利用するきっかけ

平成21年4月16日に、熊本商工会議所に代表者の濱田治氏が来所し、平成18年12月期、同19年12月期、同20年12月期の3期分の決算書を持参・提出して、「財務分析を通して、同業他社の黒字企業と比較の上、同店の全体像を把握し、今後の販売促進策の検討および人件費の見直しなどに活用したいので、専門家の派遣をお願いしたい」との依頼がありました。

支援内容

平成21年5月8日、提出された直近3期の決算書をもとに、財務分析シートを作成して、代表者である濱田治氏に計数の算出方法を説明後、同業他社の黒字企業の平均指標(日本政策金融公庫の「小企業の経営指標」2008年版を参考。以下、「経営指標」)との比較の上、総合的な経営能力・収益性・効率性・生産性・安全性の順に同店の長所・短所などを指摘し、また、平成20年12月期のキャッシュフローについても説明を加えました。

その後、平成21年5月22日には、企業診断報告書を作成し、代表者である濱田治氏にはあらためて「決算書上では、売上高は増加傾向にあり、財務分析の数値も経営指標と比べておおむね良好であるが、良好である理由は、個人企業のため、代表者給与は計上されていないからであり、それを考慮した場合、現状の売上高および利益の絶対額は依然低い」といったことを再認識してもらい、今後の売上高および利益の絶対額アップのための新たな販売促進策を、以下のとおり提案しました。

(1)配達ついでに1戸建て住宅を中心にチラシのポスティングを行い、顧客密度を高め、作業の効率化を図る
 (2)メニュー内容説明カードに顧客名欄を設け、親近感の創出を図る
 (3)友好的な顧客には"お客様紹介"の声掛けを行い、併せてお礼内容も提示する
 (4)同店独自のミニコミ誌(A4サイズ)を発刊して、顧客からの感謝・苦情の記事および苦情への対応記事も併せて掲載する
 (5)代表者が検討している"腎臓病対応食"を採用して、医療機関開拓の販促ツールと して活用し、併せて他の商品も紹介していくといったような相乗効果を狙う

支援の結果と今後の展開

平成22年6月4日、代表者の濱田治氏の依頼により、財務分析シートを作成しましたが、平成21年12月期の売上高は2,859万9,000円と、同20年12月期の売上高(2,474万5,000円)に比べ、15.5%、税引き後利益も28.7%のアップとなり、大きく改善されました。

ただし、代表者給与を含めた場合の労働分配率は依然として経営指標を大幅に上回っており、今後も「いかにして配達地区の顧客密度を高め、作業の効率化を図っていくか」が、最重要事項であると判断します。

お問い合わせ先
熊本商工会議所
TEL:096-354-6688

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