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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2010年]

畜舎で使用される敷料の製造販売と合わせて、その畜舎(牛舎、豚舎等)から 廃棄される敷料のリサイクルを行う事業【有嶋建設】

[その他|宮崎県]事業可能性評価相談・アドバイスなし

企業概要

畜産敷料用の「おが粉」

畜産敷料用の「おが粉」

有嶋建設は昭和38年(1963年)に設立され、土木、建設および管工事業を主な業務としてきました。その後、平成17年(2005年)に建設業の新分野進出として廃棄物中間処理業の許可を受け、廃棄木材(林地残材、間伐材など)や木造解体家屋の廃材を近隣地域から串間市内中心部に収集運搬し、同社リサイクルセンターでチップ処理後、製造したチップを製紙会社(王子製紙日南工場)のボイラー燃料として販売しています。

最近、この解体廃屋を活用した燃料化事業は、需要はあるものの燃料費高騰による運送費が割高となって採算の合わない取組みとなっています。今回、計画している事業は、従来、製紙会社向けのボイラー燃料としてのみ活用していた木材廃棄物などを、畜産業者用の敷料資材として再資源化し、さらに畜産業者が処理に苦労している家畜糞尿が浸み込んだ廃棄敷料を、農業法人(当初は同社のみで設立。後に出資者を追加予定)向けに収集運搬した上で、その農業法人を通じて堆肥化し、芋生産者やハウス園芸生産者などに有料販売する計画となっています。

具体的には、(1)木材廃棄物などを畜舎(牛舎、豚舎など)用敷料である鋸屑(オガ粉)として加工し、堆肥化に必要な微生物と合わせて契約畜産業者に販売します。(2)販売先の畜産業者から微生物が付着した使用済敷料を購入し、同社設立予定の農業法人へ運搬します。(3)農業法人において、(2)により収集した使用済敷料を使って堆肥を製造し、農業者などに販売するという環境循環型ビジネスモデルとなっています。

代表取締役 有嶋 由紀夫氏代表取締役 有嶋 由紀夫氏 有機堆肥製造現場(試験用ハウス)有機堆肥製造現場(試験用ハウス)
企業名 有嶋建設株式会社
代表者名 代表取締役 有嶋由紀夫 従業員数 8名
資本金 2,100万円 売上高 2億2,000万円
住所 宮崎県串間市大字北方7130
電話番号 0987-72-4700
主要製品 建設・土木、家屋解体および産業廃棄物中間処理業

制度を利用するきっかけ

平成20年5月に同社の有嶋由紀夫社長から、畜舎(牛舎、豚舎など)用敷料の製造販売およびその畜舎から廃棄される敷料を使った堆肥化リサイクル事業への相談がありました。さっそく、ヒアリング調査したところ、敷料を製造する装置と、その設置にともなう資金が必要なため、設備資金の借入れを有利な条件で進める目的で「中小企業経営革新計画」認定取得について、(財)宮崎県産業支援財団の総合相談事業へ申し込んだのが、きっかけとなりました。

支援内容

平成20年5月に同社の有嶋由紀夫社長から、畜舎(牛舎、豚舎など)用敷料の製造販売およびその畜舎から廃棄される敷料を使った堆肥化リサイクル事業への相談がありました。さっそく、ヒアリング調査したところ、敷料を製造する装置と、その設置にともなう資金が必要なため、設備資金の借入れを有利な条件で進める目的で「中小企業経営革新計画」認定取得について、(財)宮崎県産業支援財団の総合相談事業へ申し込んだのが、きっかけとなりました。

一方、木屑をさらに細かくしたおが粉は、地元畜産農家から畜舎敷料としての供給不足の声があるため、同社で燃料用として製造していた木屑を、おが粉生産に切り替えて行く計画としています。これによって、燃料の一部でしか利用価値のなかった廃棄物を、バイオマス資源としての有効利用によって、付加価値の高い製品化を行う計画となっています。そのため、この一連の推進項目を事業計画書にまとめるための作成支援を行いました。

また、この事業の付加価値を高めるため、家畜舎の敷料として販売したおが粉に2種類の微生物菌体を散布し、糞尿の混ざった堆肥を自社が購入して、光合成微生物菌によりさらに前処理を施した上で、発酵堆肥プラントにおいて熟成させて、堆肥の炭素化を図りながら有機堆肥とする販売手法の開発支援を行いました。この手法の特徴は、農地土壌を活性させる自然菌を増殖させ、科学肥料に代わり無農薬野菜づくりが行えるものであり、他に類を見ない独創性の高い付加価値のある有機堆肥商品となります。

これら一連のバイオマス資源循環型事業の展開についての基礎的な支援を行いました。加えて、資金調達に必要な利益計画策定の支援も行いました。

支援の結果と今後の展開

平成20年8月に経営革新支援計画の認定を受けました。その後、目的であった低利融資も、宮崎県信用保証協会保証付き融資も決まり、現在、おが屑製造装置も新工場での生産を開始し、業況も順調に推移しています。一時期、素材となる杉材の価格上昇により、コスト高になりかけましたが、畜舎の敷料普及を進める畜産農家からの引き合いも増えてきており、今回の新事業の成果が表れています。

また現在では、有機堆肥を製造することから、農業分野との連携も実現しています。

お問い合わせ先
(財)宮崎県産業支援財団
TEL:0985-55-1836

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