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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2010年]

「地域街づくり!」で生き生きする商店街【経堂農大通り商店街振興組合】

[小売・卸|東京都]専門家派遣相談・アドバイス研修・セミナー

企業概要

経堂農大通り商店街は、小田急線経堂駅の駅前から東京農業大学のキャンパスに向かう、通称経堂農大通り(約500m)を中心とする区域を商圏とします。組合員数は約220店舗・事業所、組織率は約92%の商店街振興組合です。

消費の低迷や地域間競争の激化などによって、地域の身近な買い物ニーズを満たす「近隣型商店街」の経営環境は厳しく、特にここ1〜2年の大型不況が、小売・サービス店舗の経営にかつてないダメージを与えています。しかし同商店街は、乗降客の多い駅前立地、農大生をはじめとする通行量の多さ、商圏人口の多さなどから、業績の挽回が期待できる、比較的恵まれた環境にある商店街です。

振興組合においても、まず販促活動での地域密着策として、隣接4商店街共同の「ビッグ経堂セール」、シンボルキャラクターやWEBの活用、阿波踊りの「むらさき連」活動、東京農業大と連携した「経堂まつり」(3日間)などの大型イベントを年々強化し、地域商店街のシンボリックな拠点化を進めつつあります。

商店街のシンボル「ハートフルファミリー」と空き缶回収機商店街のシンボル「ハートフルファミリー」と空き缶回収機 人気イベント「経堂まつり」での東京農大応援団の大パレード人気イベント「経堂まつり」での東京農大応援団の大パレード

一方で、経堂のブランド力を高める担い手づくりとして、理事長以下組合加盟の勧誘活動や商業人材の育成プログラムを熱心に進めるなど、組織資源の強化も重点的な事業としています。

同商店街では、これまでの意識や経営感覚では先への展望が描けないことをひしひしと感じています。このため、(1)今足元ですべき経営改善、(2)5年先、10年先の成長を見据えた商店街づくり、(3)人材を育てる、の3点を振興組合活動の重要課題としています。

「頭とハートで勝負する」:節分豆まき。写真左は川村昌敏理事長「頭とハートで勝負する」:節分豆まき。写真左は川村昌敏理事長 商店街が育て上げた経堂名物「阿波踊りむらさき連」商店街が育て上げた経堂名物「阿波踊りむらさき連」
団体名 経堂農大通り商店街振興組合
代表者名 川村昌敏 組合員数 220店舗・事業所
事業規模 約2,700万円
住所 東京都世田谷区経堂1-21-18
電話番号 03-3427-5118
主要業種 飲食業、サービス業、買回り品小売業が各30%

制度を利用するきっかけ

平成18年当時の同商店街は、チェーン小売・飲食店の盛んな進出もあって、街の景観が雑多になり、統一感を失い始めていました。生鮮3品の業種店が売上げ不振で相次いで撤退するなど、残る物販店も売上の低下になすすべがないまま、街の性格(コンセプト)がみるみる流動化していました。この事態を受け、理事会が中小企業診断士に相談して、東京都中小企業振興公社の「専門家派遣事業」を、ついで、世田谷区産業振興公社の「中小小売商業者等経営改善派遣事業」を受けることにしました。

支援内容

同社への支援内容は、次の通りです。

中小企業診断士と理事会の話し合いの中で、同商店街の中期的課題が、(1)街のイメージづくり、(2)街路景観の改善、(3)若手や女性も参画する商店街活動のパワーアップ、(4)東京農業大学を含む地域資源との連携などであることが見えてきました。これが、平成18年〜21年に至る支援活動のテーマとなりました。

1.組合内のコミュニケーション環境を良くする:「経堂フリートーク」からスタート
 平成18年当時の組合活動では、参加者の固定化と、内部の意思疎通が必ずしも円滑ではないという課題がありました。このため、まずは組合員が抱えている課題や思いを吐き出してもらおうと、全組合員自由参加の「経堂フリートーク」を実施しました。回を重ねるごとに課題への前向きな発言が出始め、つぎのステップへの土台となりました。

2.方向性を求める:中小企業診断士による「商店街診断プログラム」の活用
 理事会での討議や「経堂フリートーク」を進める中から、商店街の大きな方向性(戦略)を決める必要性が共有されました。そこで、通行量調査から始まる本格的な総合診断を実施しました。東京農業大との産学連携策や地域資源の評価・発掘を含む提言は、同商店街の進む方向性を示すものとなり、現在の活動につながっています。

3.戦略を自分のものにする:5回の「経堂パワーアップ研修」を実施
 「商店街診断」で提案された内容を咀嚼し、具体化するための研修を実施しました。商業環境の変化の理解と、打開するための考え方の定着、そして具体的技法の習得までが内容です。この総合診断と研修が契機となり、現在、地域との協働を強める世田谷区の事業「地域街づくりと共同した商店街」づくりを元気に始めています。

支援の結果と今後の展開

経堂農大通り商店街では、理事長以下組合員の結束力が強くなりました。不況下でも組合員の加盟率は4年間で30ポイント上昇し、イベントなどの実行力も高まっています。

一般に、商店街の業績向上が容易でないのは、目先の経営改善では追いつかない構造的課題があるからですが、課題に取り組むのは他でもない組合員です。一人ひとりの力量が商店街の明日を左右します。同商店街は今、「農大ブランドづくり」「地域参画のまちづくり」などを、5年先、10年先の人材育成と重ねながら果敢に進めています。

お問い合わせ先
(財)東京都中小企業振興公社 総合支援課
TEL:03-3251-7881

(財)世田谷区産業振興公社
TEL:03-3251-7881

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