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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2010年]

森林整備で発生する伐採木を利用した低コスト木質バイオマス加温機の開発【千原コーテック】

[建設・土木・不動産|島根県]専門家派遣相談・アドバイスなし

企業概要

木質バイオマス燃料用加温機試作1号機

木質バイオマス燃料用加温機試作1号機

千原コーテックの所在地である島根県雲南市は、中山間地域にあり、広大な森林面積を有しています。エネルギー革命、高齢化、国産材の価格低迷を受け、当地の山林の中には手入れが行き届かず、荒廃が進んだところも多数あります。一方、冬季は寒冷なため、農業用ハウスで加温し、野菜などの栽培を行っている農家も多く、平成19年より高騰した石油価格は、リーマンショック後、落ち着いたものの、ビニールハウス加温用石油系燃料の価格上昇に繋がり、農家の収益を圧迫しています。

また、荒廃した山林の整備を行うと伐採木・竹材が発生し、これらの処理が課題となります。これらの伐採木・竹材を農業用ハウス加温用の木質系バイオマス燃料とすることができれば、その処理と燃料費高騰の問題を同時に解決できるものと考えられました。そこで、同社の千原孝美会長が個人所有していた洋ラン栽培用ハウスとその周辺の荒廃した山林を実験場として、木質系バイオマス利用の研究開発を行うこととしました。

事業としては、農業用ハウス近隣の荒廃した山林を整備することで発生する伐採木を燃料用の薪に加工し、その薪を専用の加温機で燃焼させ、発生する熱で農業用ハウスの加温を行うものです。既存の石油系加温設備を持つ農業用ハウスに増設することを前提にし、複雑な温度管理システムを省くことで導入費用を抑え、小規模な農家でも利用可能な低コストのシステム開発を目指しています。

加温機の運転中の排気加温機の運転中の排気 木材搬出用の簡易キャリアー試作機木材搬出用の簡易キャリアー試作機
企業名 有限会社千原コーテック
代表者名 代表取締役会長 千原孝美 従業員数 10名
資本金 1,000万円 売上高 10億5,606万円
住所 島根県雲南市三刀屋町33-3
電話番号 0854-45-2453
主要製品 塗装工事

制度を利用するきっかけ

偶然、専門家派遣制度(経営改善アドバイザー派遣事業)があることを知り、千原コーテックが会員となっている雲南市商工会三刀屋地区担当の経営指導員と相談の上、制度を利用しました。

支援内容

専門家の派遣を受けて、森林整備、加温機の試作・開発、実用化のための試運転計画を含む3年間の事業計画(収支計画も含む)を作成しました。

前記の事業計画に基づいて平成21年3月までの、より具体的な行動計画を項目ごとに整理して、スケジュール化しました。実際に行動計画をもとに毎月、進捗状況を確認しながら、翌月以降の行動内容を確認して、必要に応じて行動計画の変更も行いました。

また、試作、研究開発費が先行するため、事業開始後2年目下期までは売上が見込めず、研究開発費負担が生じてしまうため、本業の塗装工事業の収益状態がよくないこともあり、できるだけ本業からの資金負担を抑えることも必要となっていました。

そこで、別途利用できる助成事業を探すことになり、派遣専門家の助言を受けて事業内容を整理して、(財)建設業振興基金に対し、島根県等の建設産業新分野進出のための助成金事業に申請を行いました。結果として(財)建設業振興基金の「平成20年度建設業新分野進出・経営革新モデル構築支援事業」の採択を受け、資金負担を軽減することができました。

支援の結果と今後の展開

加温機を2台試作し、平成20年12月〜平成21年2月までの3カ月間、試運転(連続運転)を行い、熱量・燃料消費量などのデータを採取することができ、実用化に向けてのコスト・環境・法律・知的財産に関わる課題が明確になりました。

実用化に向けての課題解決のため、平成21年度も温水循環式へ対応した加温機の改良、伐採した木材を簡便に運搬するためのキャリアーの開発に継続して取り組んでいます。

お問い合わせ先
島根県商工会連合会
TEL:0852-21-0651

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