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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2010年]

農商工連携によるイエバエの幼虫を由来とした飼料の商品開発および生産販売【BBB】

[その他|東京都]相談・アドバイス資金援助・債務保証なし

企業概要

イエバエを365日飼育しイエバエ卵を採取

イエバエを365日飼育しイエバエ卵を採取

株式会社BBB(ビービービー)は、平成19年8月に設立され、平成20年3月に第1号の実験・研究用施設(成田ラボ)が千葉県に開設されました。同社の事業は、イエバエ幼虫の糞尿分解による飼料生産システム「ズーコンポスト」の開発、技術ノウハウの普及、製造飼料の商品化と販売促進活動の準備を行っています。主な業務は、システム稼働の技術要員の教育訓練と確保、施設・環境の整備、マニュアルやエビデンス類の整備、広報活動、実験圃場の運営、地方顧客のコンサル対応業務など、また365日休みなくイエバエの飼育業務や製造飼料の第三者による効能・評価データの収集や自主実験なども行っています。この事業活動における飼育・自主実験などの作業要員は、千葉県内の労協自立塾と提携し、引きこもりやニートで就業の機会の少ない卒塾者を採用するなどの雇用に協力して、事業面で地域連携を深めています。

ズーコンポスト事業は、遺伝子工学やバイオ技術の進展による昆虫由来の抗菌性タンパク質の有益性構造解明や、幼虫の持つ豊富な粗タンパクと粗脂肪が注目されています。また、昨今の穀物や飼料の価格高騰により、需要対応できる製品として評価されつつあります。当事業のような安価で大量の幼虫生産システムは類がなく、飼料需要に限らずズーコンポスト事業そのものに興味を持つ企業も増えています。ハエの幼虫由来の飼料のため一部の飼料メーカーに抵抗感がありますが、この課題を払拭するため、メディアによる生産飼料の効能などや、研究機関の研究結果など積極的な情報の発信と情報公開で理解と認識の醸成に努め、本事業を社会化していくことも課せられたテーマとして取り組んでいます。

ズーコンポストプラントで育成されるイエバエの幼虫。1週間で体重200倍−300倍に増加。ズーコンポストプラントで育成されるイエバエの幼虫。1週間で体重200倍−300倍に増加。 各種飼料(左からイエバエさなぎ、湯煎、脱水した幼虫飼料、乾燥幼虫飼料、幼虫の粉末飼料)各種飼料(左からイエバエさなぎ、湯煎、脱水した幼虫飼料、乾燥幼虫飼料、幼虫の粉末飼料)
企業名 株式会社 BBB
代表者名 代表取締役 若山利文 従業員数 6名
資本金 8,500万円 売上高 -
住所 東京都港区麻布台2-3-3 アトランティックビル3階
電話番号 03-5575-3490
主要製品 家畜糞尿を餌として昆虫が持つ酵素で分解、成長したイエバエ幼虫を湯煎処理、乾燥させた抗菌性飼料の生産

制度を利用するきっかけ

同社は、開発・商品化を進めるズーコンポスト事業の実現と製造する飼料の商品価値を高めるため、研究に協力してもらえる農業者を探していたところ、地元の大手畜産業者より並木農場の並木俊幸氏を紹介してもらいました。並木農場は、豚糞尿の処理にかかる諸経費と近隣への臭い公害をズーコンポストを活用することで削減・解消できるなど、両者の連携はお互いにメリットのあるものでした。この連携により、事業を行っていこうと計画を立案している時に、農商工等連携事業という制度を平成20年に行われた「アグリビジネス創出フェア」で知り、中小企業基盤整備機構に相談に行きました。

支援内容

イエバエの飼育と採卵、家畜糞尿を餌にしたイエバエ幼虫の飼料生産システム、ズーコンポストを開発した同社は、これまで糞尿の処理に人手と堆肥化施設、製造時間、販売先が大きな経営上の課題であった並木農場と連携し、事業を開始しました。同事業は、平成21年6月に農商工等連携事業の認定を受け、事業を推進しています。

この事業の認定までの事業計画のブラッシュアップおよび認定後の事業の進捗管理、フォローアップは、中小機構関東のプロジェクトマネージャーの支援を受けています。具体的には、生産体制や設備の整備、製品の改良、性能評価、製品の販路開拓、事業PRについての事業計画の策定支援や認定後の認定事業者間の連携促進、進捗管理支援などにわたります。

この連携により、同社スタッフと、母豚飼養を通した生物の取扱い専門家である並木農場のスタッフが協働し、良好な飼料を安定的に製造できるズーコンポストプラントのテストが可能になりました。同事業は、畜糞の処理だけでなく、飼料、餌料分野と環境問題、農家の抱える課題、流通との連携、バイオマスタウン構想への取り組みなど事業の裾野は幅広い展開が可能となります。これを効果的に進めるため、連携参加者を組織して専門知識と経験を集合させてプロジェクトを推進し、昆虫由来の飼料の製造・販売を中核として、連携参加者が各々の経営資源を生かした事業推進を目指していきます。

※ 参考 【昆虫(イエバエ幼虫)を由来とした飼料の商品開発および生産販売】

支援の結果と今後の展開

同社は、イエバエ幼虫の飼料化開発・商品化で、従来の魚粉などより鶏、養殖魚類の発育が10%以上促進される抗菌性飼料と有機肥料を販売していきます。また、連携する並木農場は、飼料、肥料の生産による売上向上と、近隣への臭い公害が半減し、通常の堆肥化から発生する亜硫酸チッソ(温室効果がCO2の300倍)を削減し、環境負荷の少ない施設が実現します。

同社は、今後も畜産の盛んな地域においてズーコンポストの導入企業を求めていきます。

お問い合わせ先
中小機構関東 関東地域活性化支援事務局
TEL:03-5470-1640(ダイヤルイン)

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