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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

大葉の多角的利用と高付加価値化で事業拡大と利益率向上【野本組】

[建設・土木・不動産|新潟県]事業可能性評価専門家派遣相談・アドバイス

企業概要

大葉のミスト栽培ハウス外観

大葉のミスト栽培ハウス外観

株式会社野本組は、昭和5年(1930年)に新潟県妙高市にて土木建設請負業として創業し、以来「自然と社会の調和を目指す」をモットーに地域の社会生活基盤の充実と地域社会の発展に貢献してきました。しかし、毎年公共工事の減少が続く中、生き残りのためには新たな事業への進出が不可欠となってきました。そのような中で、東京のベンチャー企業が行っている無農薬の大葉のハウス栽培(ミスト栽培)の情報を得てその検討を開始し、資金面、販売面での目途がついたことから、平成15年(2003年)に子会社を設立し、農業分野への進出を果たしました。

無農薬の大葉は、消費者の「安全、安心」への強いニーズを背景に、順調に売上を伸ばしてきましたが、大葉の主な用途は刺身のつまや彩りとしての用途が主流で、価格的にも安く、またさまざまな健康成分が含まれているにもかかわらず、食べられずに捨てられているのが現状です。さらに、生食用の大葉は、形の良い最上部の天葉が使われ、その下の下葉は栄養成分的には天葉と変化がないにもかかわらず、ほとんど使われることなく廃棄されています。そのため、下葉の有効利用と大葉の健康成分を活かした加工食品の開発の検討を開始しました。具体的には、下葉を磨砕したペースト類の製品開発を実施しました。

ハウス内で栽培される大葉の栽培風景ハウス内で栽培される大葉の栽培風景 ペースト類を使用したドレッシングペースト類を使用したドレッシング
企業名 株式会社 野本組
代表者名 野本剛男 従業員数 50名
資本金 4,500万円 売上高 9億円
住所 新潟県妙高市美守1-13-10
電話番号 0255-72-3194
主要製品 土木、建築、食品(農産物)

制度を利用するきっかけ

大葉の生食用生葉は、現状では用途が限られているため、消費量は小さく、価格も安いことから事業拡大に限界を感じていました。そのため大葉の生葉の販売に加え、大葉加工品を開発し、さらなる事業拡大と利益率向上を検討していました。そのようなとき、(財)建設業振興基金のワンストップサービスを知り、新分野進出、新製品開発についての相談を申し込みました。

支援内容

平成20年5月に新分野進出のための相談依頼を(財)建設業振興基金のワンストップサービスに行い、それに対して食品加工に詳しい経営支援アドバイザーを派遣してもらい、各種アドバイスをもらいました。同じ大葉でも生の葉を農産物として販売するのと、加工してペースト・ミンチとして販売するのとでは、品質を均一化するための製造条件検討や製品規格、品質検査方法、品質保証期間の設定など多くの違いがあり、これらの具体的方法などについてアドバイスをもらいました。
 また、これをもとに開発および売上計画を含む事業計画を作成し、平成20年度「建設業の新分野進出・経営革新モデル構築支援事業」に申請し、採択されて事業がスタートしました。

【製造条件検討】
 大葉ペーストの品質として重要になるのが色と香りです。そのため加工中に殺菌しても、なるべく殺菌していない生葉と同様な外観、香味に近づけるために粉砕方法、粉砕時間、殺菌方法・時間、充填方法など試作を繰り返しながら条件を検討しました。

【ユーザーニーズの把握】
 新潟県内や東京都などで開催される展示会に数多く参加し、なるべく多くの消費者やバイヤーに接することで、ユーザーがどのようなものを求めているかを調査しました。

支援の結果と今後の展開

製品の品質面では、ユーザーの求めるペースト類の外観、香り、粘度などが明らかとなってきました。そのため、今後はこれらの要求品質を安定的に実現できる製造条件について検討中です。販路面では現在、生葉の販売を委託している食品原料商社を通して、ユーザー開拓を行い、すでに数件が具体的販路に繋がっています。また、これまで参加した展示会を通しても販路開拓に繋がっています。

今後は、食品原料としてのペースト類の用途開発に加え、その他の製品形態についても検討し、大葉の健康成分をより多くの顧客に届けられるよう頑張っていきたいと考えています。

お問い合わせ先
(財)建設業振興基金
TEL:03-5473-4572

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