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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

温泉熱を利用したタラの芽のハウス栽培による冬場の建設業端境期の改善【後藤組】

[建設・土木・不動産|新潟県]事業可能性評価専門家派遣相談・アドバイス

企業概要

糸魚川小滝地区の休耕田を活用した圃場

糸魚川小滝地区の休耕田を活用した圃場

株式会社後藤組は、昭和5年(1930年)に土木建築請負業として創業以来一貫して「魅力ある地域づくり」をモットーに、地域住民に安全で快適な生活環境を提供することを第一に考え事業を行ってきました。しかし、同社のある新潟県糸魚川市周辺は他の地方と同様に、公共土木工事が激減し、さらに12月〜3月の冬期は豪雪地帯でもあるため、建設業の仕事がほとんどなくなる端境期となっています。そのため、事業と雇用を維持していくためにはなんらかの新規事業を立ち上げることが喫緊の課題となっていました。

一方、当地区の山間部では過疎化が進み、田畑が荒れ地になっており、また同社が出資している"フォッサマグナ糸魚川温泉"は、観光業としてホテル経営をしているだけで、温泉から出る湯量豊富な温泉水や100℃前後と大変高温な源泉の温熱もほとんど利用されていません。そのため、これら糸魚川地域の資源を有効に活用し、かつ冬場の雇用を創出できる事業として、温泉熱によるタラの芽のハウス栽培の検討を平成19年度より開始しました。

温泉熱を利用したハウス内でのふかし栽培温泉熱を利用したハウス内でのふかし栽培 チェレンジ精神旺盛な後藤幸洋社長チェレンジ精神旺盛な後藤幸洋社長
企業名 株式会社 後藤組
代表者名 後藤幸洋 従業員数 43名
資本金 2,100万円 売上高
住所 新潟県糸魚川市上刈6-1-18
電話番号 025-552-5820
主要製品 土木、建築

制度を利用するきっかけ

建設業者が農業分野に進出する例は多く聞きますが、実際どのような点が課題となるかなどよくわからない点も多く、新潟県の建設業協会から(財)建設業振興基金のワンストップサービスの紹介を受け、新分野進出、新製品開発について相談を申し込みました。

支援内容

平成20年5月に新分野進出のための相談依頼を(財)建設業振興基金のワンストップサービスに行うと、これに対して食品加工に詳しい経営支援アドバイザーを派遣してもらい、タラの芽の栽培および販売について、そのラベルへの表示方法、タラの芽加工品の開発などアドバイスをしてもらいました。

また、これをもとに建設業者が農業へ進出するための事業計画作成についても支援してもらい、(財)建設業振興基金の平成20年度「建設業の新分野進出・経営革新モデル構築支援事業」への申請が採択され、具体的に事業化をスタートさせました。

平成20年度は、タラの芽のふかし栽培によるタラの芽栽培の可能性と市場性確認を目的に、休耕田を活用したタラ木栽培、ハウスによる糸魚川の温泉熱を利用したタラの芽ふかし栽培用駒木の調製とふかし栽培、タラの芽の収穫とパック詰め、販売と一連の栽培事業を試験的に実施しました。また、ハウス栽培時の省力化のため、ハウス内の温度、湿度管理を自動化するため、新潟大学との共同研究では、各種センサーを取りつけ、温度、湿度変化を記録しました。この試験栽培を通して、タラ木栽培およびタラの芽ふかし栽培で作業性、栽培および品質の安定性、量的拡大面などで多くの課題が明らかになりました。

支援の結果と今後の展開

栽培面では、タラの芽品質の向上、作業性の改善、収穫量の増加など課題が明らかになり、次年度は品種を含めてよりよい品質のものを早く、より多く届けられるよう努力していきたいと思います。また、販売面では、地元糸魚川のスーパー、道の駅、飲食店などへの販売を開始しましたが、全般的に好評で、次年度も納入してほしいとの評価をもらいました。これからはタラの芽だけでなくタラの芽の味噌漬けなどの加工品や、タラ木の葉を原料とするお茶の開発など、多角的利用による事業拡大を目指していきたいと思います。

お問い合わせ先
(財)建設業振興基金
TEL:03-5473-4572

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