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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

"国内初の鶏去勢技術"の確立で生業から養鶏事業へ展開【シャポーン鹿児島鶏龍治農場】

[農林水産|鹿児島県]専門家派遣相談・アドバイス研修・セミナー

企業概要

シャポーン鹿児島鶏龍治農場は、国内で初めて鶏の去勢技術を確立し、フランスの高級食材である去勢鶏「シャポン」に負けない味を目指している養鶏業です。現在は、飼育した鶏を解体し、精肉とする一次加工品のみを販売し、得意先は百貨店・和食店などです。

家畜の肉は、長期間飼育することで美味しい霜降り状態となります。その反面、長期間飼育することで肉質は硬くなるといわれており、豚や牛の場合、その解決方法として去勢技術が確立され、飼育されているのが一般的となっています。

鶏の場合、去勢技術がないために短期間の飼育で出荷されていました。そこで、鶏の去勢技術を探求し、飼育期ごとに飼料を工夫するなどの飼育方法を確立し、長期間の飼育が可能となりました。飼料にもこだわり、さつま芋をはじめとする鹿児島県内産の原材料を使用し、10カ月間ゆっくりと飼育したのが「シャポーン鹿児島鶏」です。

開業当初は、卵を産まないため廃棄される採卵鶏の雄鶏を去勢し、飼育していました。しかし、思うような味はできるものの肉の量が思ったよりも少なく、採算ベースに乗らない試行錯誤の日々でした。そのような中、地鶏である横斑プリマスロックの雄鶏を去勢して飼育したところ、地鶏をさらに美味しくした肉質に仕上がり、肉の量も問題ないことがわかりました。ようやく事業化への目処がつき、平成21年6月に法人化しました。

長期間の飼育であり、しかも生き物であることから、ストレスを感じさせない環境を常に確保することを方針として、飼育しています。

横斑プリマスロック種の雄のひよこ横斑プリマスロック種の雄のひよこ トサカが小さい雄の成長した鶏トサカが小さい雄の成長した鶏
企業名 株式会社シャポーン鹿児島鶏龍治農場
代表者名 上山龍治 従業員数 1名
資本金 20万円 売上高 460万円
住所 鹿児島県鹿屋市串良町有里3977-1
電話番号 0994-63-0601
主要製品 地鶏(横斑プリマスロック種の雄鶏を去勢し飼育)の食肉処理品

制度を利用するきっかけ

鹿屋市産業支援センター設立当初の平成19年4月、同センターの目的の1つである第一次産業を基軸とした起業活動に対する支援を受けたいと、同センターに相談しました。その後、数回の支援をしたものの、相談者の事情で立ち消えとなってしまいました。

平成20年7月、鶏肉の調達についての別案件があり、販路紹介として相談者へ連絡したのをきっかけに、約1年の空白期間を経て支援を再開することになりました。

支援内容

相談内容は、事業拡大にともなう制度資金などの活用でした。しかし、事業拡大をどのようにしていきたいのか相談者の頭の中にあるだけで、書類での計画はありませんでした。そこで、まず事業計画書を作成することをアドバイスしました。相談者のためにも必須であること、制度資金の申請時にも必要であることなど、事業計画書の重要性を認識してもらうとともに、さらに同センター主催の事業計画作成セミナーへ参加してもらい、たたき台の事業計画を作成するようにしました。その計画をもとに相談者と一緒になり検討するなど、長期間にわたり事業計画の作成を支援しました。また、「認定農業者制度」の申請も視野に入れ、5年間の計画を策定し、農業経営改善計画についての作成も支援しました。

その後、増員が必要となり、相談者の友人で障害をもつ方を雇用することになり、障害者雇用について関係機関と協議しました。その結果、作業の軽減化を図るように設備・鶏舎の改築などについて指導を受けました。また、その費用の一部を補助する「障害者雇用助成金」のアドバイスもあり、その申請に関する支援もしました。

これまで同社の製品としては、一次加工品のみでしたが、経営体質の改善を図るため、現在は二次加工品の開発を推進中です。その支援として、同センターの「専門家派遣事業」を利用し、食品専門家のアドバイスを受けながら、美味しい肉質を特徴とした鍋セットなどを開発中です。

支援の結果と今後の展開

支援結果として、意欲のある農業経営者を応援する「認定農業者制度」の認定を受けました。また、「障害者雇用助成金」の申請を行い障害者の作業設備の整備、鶏舎の増改築も合わせて計画推進中です。作業性なども向上し、生産体制も確立しつつあります。

また、販路開拓も推進する計画であり、その一つとして平成21年11月4日・5日に東京ビッグサイトにて開催された「第23回東京ビジネス・サミット2009」への参加に当たっては、その出展に関する支援を行いました。

将来は、地域から全国へ発信できる地鶏ブランドに育って欲しいと願っています。

お問い合わせ先
鹿屋市産業支援センター
TEL:0994-40-7890

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