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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

転造加工の新たな可能性に挑戦、パーフェクト・ロック・ボルトの開発【ニッセー】

[機械|山梨県]その他なしなし

企業概要

株式会社ニッセーは、転造加工機の専業メーカーであり、小規模ながらも世界に誇る高度な技術を保有しています。同社の開発したCNC転造機は7軸を制御する、従来にない高精度機であり、精密切削や研削加工を転造加工に代替できる画期的なものです。このたび、これらの転造技術を活用した応用製品として、完全ゆるみ止めを実現したパーフェクト・ロック・ボルトを製品化し、「完全な締結」を経済的に実現するという大きなテーマに挑みました。同製品の原理は、同一のボルト(雄ねじ)上に並目ねじと細目ねじを転造加工して、これに並目ねじと細目ねじのナットを取り付けることで、振動などにより緩もうとする両ナット間の軸方向移動距離の差によりロックするものです(写真1参照)。

写真1 パーフェクト・ロック・ボルトの原理
写真1 パーフェクト・ロック・ボルトの原理

同原理は、以前から存在している機構ですが、同社のCNC転造加工技術および大学との共同研究により、世界ではじめて経済的な量産化を可能としました。同製品の開発後、市場化などを検討していたところ、中小企業診断士のコーディネーターの紹介により、新連携支援事業を知り、認定に向け取り組むことになりました。

輸送機械、建設機械、産業機械、陸橋構造物など、継続して振動の影響を受けるねじ締結部の緩み対策は、機械の安全性・信頼性を担保する上で重要な項目ですが、パーフェクト・ロック・ボルトは、経済的な転造ねじを用いることでこれを可能としています。この潜在市場は大きいと思われますが、機械メーカーなどに設計採用してもらう必要があり、普及の大きな壁となります。これに対し、事業化・市場化を総合的に支援する新連携助成は、市場展開のために大きな力となっています。

写真2 ナットとボルトのかみ合い
写真2 ナットとボルトのかみ合い
企業名 株式会社ニッセー
代表者名 代表取締役 新仏利仲 従業員数 75名
資本金 1億円 売上高 8億599.4万円
住所 山梨県大月市富浜町鳥沢2022
電話番号 0554-26-5311
主要製品 CNC転造機、転造盤、転造製品など

制度を利用するきっかけ

中小企業診断士であるコーディネーターが同社を訪問し、新製品の技術内容をヒアリングする中で、その有望性に着目しました。いくつかの支援策を紹介・検討した結果、新製品はすでに市場化初期段階にあるため、新連携支援が最適と判断し、取り組むことになりました。

支援内容

新製品は、すでに市場化初期段階にあり、開発技術的には大きな問題はありませんが、一方、事業課題としては、主に次の点があげられました。

(1)市場ターゲットが明確になっていない。
(2)競合製品との比較優位性について調査不十分である。
(3)商品開発、商品のラインナップの充実が課題である。
(4)業界において、同社の認知度が低い。

これらの課題に対し、中小企業診断士であるコーディネーターが戦略立案の支援を行い、事業計画をブラッシュアップして、平成20年2月、新連携計画の認定を得ることができました。認定後は、補助金を商品開発、市場調査、展示会出展・広報などに活用し、着実に市場化を進めています。

支援の結果と今後の展開

平成21年2月に新連携計画が認定され、平成21年5月以降、1年目の補助事業を実施しているところです。当面は市場調査と技術広報を強化し、ターゲットとなる業界での認知度を高めて早期の市場化を期しています。

お問い合わせ先
関東経済産業局 地域経済部 新規事業課
TEL:048-600-0394

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